<< 結婚パーティライブ メランコフ2011増刊 >>

高円寺のデモ

高円寺のデモ行ってきた!一人ぼっち!
f0159328_23331219.jpg

自分なりに理由があって、まず原発に関して日々情報を追いかけていけばいくほど、事態が収束に向かってるとは思えないような状況なのに、会社でも割となんでも話せる友人たちの間でも、もうそんな話をしづらい雰囲気があって、ソワソワしているのは自分だけのような気がしてきて、こんなことが起きてるのにただの日常のフリをしてることに違和感を感じたのと、場所が高円寺で、普段からチミドロをイベントに呼んでくれたりする自分の信頼してる人が主催側のスタッフで、なんとなく参加しやすそうに思えたのだった。

自分が、面白いなーこの人っていつも思っている人たちがツイッターに「参加する!」って書いていたのも当然大きかった。

事前に友達に「行こうかと思ってー」と話したら、「えっ!鈴木君が行って大丈夫?どんなツラで参加すんの?」と心配された。結果的にはなんかニヤニヤしながら、サウンドシステムの後ろをついてったり、時々トイレ行きたくなって離脱したりしながらダラダラ歩いていた。

と自分で書いてみても分かるけど、なんかお祭り気分の延長というか、無病息災を願うお祭りがあるように原発どうかして!と願うって感じでいいかって思いながら自分はいた。

家に帰ってツイッターを見たら、否定的な意見が7~8割という感じで、「そもそも代替案があって言ってるのか」「町の人にとっても、道路を行く車にとっても邪魔」「ただ騒いでるだけでマナーが悪い」などなど。うーんマナー…。難しい。あんな人数が集まってしまったら、相当神経使ってルールを作っても、コントロールできない部分が出てきそうな気が。とはいえ、もう少し「こうしてちゃんとゴミ捨てないように呼びかけしてますよ」ぐらいは今後見せられるようにすべきなのだろう。高円寺では色々なデモがこれまでにあって、参加したことはないけど、町が日常じゃなくなる感じをただただ「面白そう!」と思って聞いていたのだが、今回はテーマが何せ深刻なので、今までのノリとは勝手が大きく違った部分もあるだろう。

本当に耳を傾けるべき不満はむしろきっと、参加者の方からあるのかもーと思った。私たちはこれこれこういう主張をきちんとしたかったのに、どっちかっていうとドンチャン的な方ばかりが目立っちゃって取り合ってもらえなかったとかさ。

しかし俺は、町として反応できる(というか、そういうことやるっつう人が一定量いる)高円寺がうらやましく感じた。他の町では考えづらいというか。あんな風な雰囲気じゃなかったらあの人数は集まらなかった気がして、そういう人なつっこい雰囲気は高円寺っていう場所も大きく関係していると思った。

あと、あそこに参加したから目に見えて原発が減ってくとか、そういう風なことを現時点で熱狂的に信じてる人なんてあまりいないんじゃないだろうか。とにかくまずヤダ!と言いたいっていう。手始めにそういう場を生むという。それじゃだめなのかな…

いや、それにしても…。揺れるフロアで平然と仕事することも、外食することも自炊することも、恋愛に力を入れることも、逃げ出すことも、沈黙することも、酔っ払うことも全部がメッセージみたいになってしまうなんてすごい状況だ。酒なんて意味が無いからいいのに、経済を回すために、みたいな大義名分がついちゃって。

先日、友達に原発の話をしたら「原発に関する話ってみんな何パターンかのことしか言わないからつまんなくて興味ない」って言われてショックだったんだが、多分それは正しくて、もう、どんなスタンスを取ろうと俯瞰できないっつうか、強制的に同じ土俵の上に立たされ、単純化されたいくつかの選択肢の中から選ぶしかないってことこそ、出来事の圧倒的なでかさを示しているような気がした。豊かでユニークな考え方なんか、今は生まれそうにない。
[PR]
by chi-midoro | 2011-04-12 01:40 | 脱力
<< 結婚パーティライブ メランコフ2011増刊 >>