<< 部屋TO部屋 スナック「ゲットー酒場」 20... >>

親戚とスナック、常温の情熱

2014年のゴールデンウィークの最終日の催し、スナック「ゲットー酒場」が無事終わりました。

f0159328_2031334.jpg

開催に至る経緯や出演者のみなさんについては、前の記事に書いた通りで(もしご興味のある方はチェックしてみてください!)、そこからは蛇足になりそうだが、一見バラバラな感じに見えたこのメンツが最高だった。

ゲッ酒に遡ること1週間ちょっと前、長野県は松本の音楽基地「瓦レコード」でのイベントにお招きいただき、DJクルー「内PEEE」のみなさんとチミドロたちと瓦レコードでそれぞれDJイベントをやられている松本のDJのみなさんとで大変楽しい時間を過ごさせていただいた。

だいたいまず瓦レコードという場所自体が驚くほど居心地よいスペースで、お店の方々の湯加減も最高で、というのも大前提としてあるのだが、顔合わせの小飲み会から最後お別れするまでの時間、そこに集まったみんながなんかやけに「親戚のようだ」と感じた。そしてあの感じはなんだったのかなーと、東京に戻ってきてからもぼーっと考えていた。

私は両親の故郷の山形に親戚がたくさんいて、みんなで集まれる機会があれば宴会をして、美味しい山形の料理と少し奮発して用意してくれた寿司桶と、みたいな感じであーだこうだと、特になにか刺激的な話があるわけじゃない、テーマになるのはぼーっとしたことばかりで、その会話の合間に何十年も前から繰り返してるような定番のダジャレだとか、誰かが屁をして大笑い、みたいな…そして元気なやつは眠るまで飲んでいてまた朝が来て。起きるとすっかりと宴のあとは片付いていて、台所で朝ご飯の用意が始まっているような、そんな感じを子どもの頃から味わっていた。

そして私にとって特に大事な点は、私はいつも全然しゃべれないということである。気の利いた冗談も言えないし、仕事や生活のことでみんなの興味をひくような面白小話ができるわけでもないし、機敏にみんなにビールを注いでまわったりもできなくて、ヘラヘラしてるだけなのだが、それでも自分はここに居ていいという気がする。それが自分にとっての親戚感で、お前に何もなくてもお前は居ていい、なぜなら親戚だから。という。いや、どうだろう、それは恵まれているだけで、世の中には過酷な親戚関係がいくらでもあるのを知っているし、私は自分が本来追うべき責任を放棄しているだけなのかもしれないけど、とにかく今のところそういうイメージがある。そしてそれが幸福のイメージの源泉になっております。

f0159328_2031334.jpg

それでようやく今回のゲットー酒場の話なのだが、今回、チミドロハナイさん中心にイベントの構成について色々検討を重ねていた。私は傍から見ていただけだった。黄金町・試聴室の「スナックナイト」という催しとの共同企画というのが今度のゲッ酒の主旨であることは前の記事に書いた通りなのだが、そのスナックナイトにはカラオケコーナーがあって「赤羽のチーママ」こと鈴木なつみさんや平田順一さんが歌を披露し、スナック的なムード作りに一役買っているという。今回のゲッ酒のテーマが「スナック」である以上、そのカラオケコーナーもぜひ用意しようということで、タイムテーブル上にそのコーナーを設けることになった。ライブイベントでいう「転換DJ」の時間をカラオケにしたような感じ。連休最終日のイベントということもあり、終演時間も早めにして、最後はカラオケ中にみんな三々五々帰っていくのも面白いね、と。

当然イベントの開始もカラオケからスタート。ちなみにカラオケはPS3を使って出力した。この日、私は原因不明の体調不良で熱があり、リハ終了後、バファリンを飲んで無印良品のソファーでウトウトしていた。その後も薬が効いて熱が下がるまで町をふらふらさまよっていたので、オープンすぐの状況をみることができなかったのだが、ハナイさんやトミータが頑張って歌っていたと聞いています。その後のオープニングアクト「nakayoshi group」も後藤くんのカラオケからセットをスタートしたという(途中から間にあったnakayoshiのライブよかった…)。

で、その後、ディスク百合さんの人柄の良さが溢れるライブ、我々のコマツさんのキュートっぷりと暴れ、再度のカラオケタイムから一転、みんな座っての平田順一さんのスナック看板スライドショーのクセになる笑い、ベッド・インのエロMCと生着替え、チェリーボーイさんが両脇からベッド・インに挟まれた状態でフロアをロック、そしてチミドロ。と名場面を残しつつ時間が流れていったのだが、最後のカラオケタイムがすごくよくて、遊びにきてくれたみんながガンガンカラオケを歌ってくれて、カラオケだからみんな歌詞を見ながら歌えるので大合唱の一体感。軽妙な司会で終始場を盛り上げてくれたディスク百合おんさんも最後は「帰ってください!」と言わねばならぬほど、エンドレスな状態に突入したのだった。

f0159328_2031334.jpg

マイクを持って歌を披露してくれるみんなの粋な感じと、あと的確な選曲!DJがバックトゥバックでつないでいくみたいに、全体の流れを意識したチョイスにうならされた。ちなみに私はこういう場ではまったく気後れしてしまって何もできないので、本当に尊敬します。「決戦は金曜日」とか最高だったなあー。

カラオケで大盛り上がりでみんなダンス…それを見て正直、「このカラオケだけで充分おもしろいんじゃね?!」と思ったが、オルグでカラオケ歌って楽しい、というよく分からない状態に至る説得力が今回の出演陣のおかげで生まれているんだなと思った。ベッド・インのお二人&赤羽のチーママは最後までフロアでサービス満点に場を明るくしていたなー。本当に素晴らしい方々でした。

22時半ぐらいにはほぼみんな撤収となり、チミドロのミヤマッチとクスモと自分の三人で電車に乗って帰った。そしてぼんやりと「今日は親戚の宴会のような空気だったな」と思った。派手な人も地味な人もとりあえず寄って一杯やっていけ、という感じがあり、可愛げのある間抜けさと疲れ果ててしまわない程度の盛り上がりがあり、それが日常と離れ過ぎることなく続いている感じ。

そしてそれがもしかしてスナックの魅力と同じものなのかもしれないと思った。なんというか、今夜ここで燃やし尽くそう!とか永遠のような一瞬みたいなものじゃなく、それはそれでもちろん最高だが、それとはまた別の小さな喜びというか…。それゆえになんなら毎日でも行ける!っていう。

体温の高すぎない感じが好きだなーと思った。企画者と出演者のみなさんと遊びにきてくれたみなさんがそのムードを作ってくれたのだと思ってすごい愉快な気持ちになりました!

あとそうだ、クスモがプロデュースしてくれたチミドログッズ。とりあえず今は各自が雑に撮った写真でしかそれを紹介できないのだが、ガラス玉とか小皿とかあって、これがまた完全にスナックなんだよなー!!
f0159328_205151.jpg

通販とか始まったらお知らせします!
[PR]
by chi-midoro | 2014-05-09 20:06 | 脱力
<< 部屋TO部屋 スナック「ゲットー酒場」 20... >>