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十三の駅前

先日、大阪・中津にある「シカク」というミニコミショップでパリッコさんの個展が開かれた。俺はその後、シカクでお店のお手伝いをさせてもらうことになって、このお店の魅力についても紹介したい。が、とりあえず、その個展のフライヤーがこちらです。

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パリッコさんのキャラクター「酒たぬき」がぼんやり眺めている路地は、十三駅の西口の一角で、ごちゃごちゃと飲み屋がひしめく感じがたまらなくて今すぐ行ってみたいのだがもう無い。

2014年の3月にこのエリアのお店のひとつから火が出て、36店舗も焼ける大火事になったのだという。ちなみに奇跡的に死傷者はいなかったそうです。

パリッコさんは、大阪の味のある飲み屋街の画像をネットで探してそれを絵にしたそうで、後からその路地がもう見れないと知り、また偶然にも自分がそんな路地を選んだことに驚いていた。

昨日、自転車で近くまで行く用事があったのでふらっとその辺りを見てきた。

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この右手のエリアが丸ごと焼けてなくなってしまったようだ。

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この「工事中」のエリア。

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まだクレーンで壁をバリバリ壊しているところだった。

ただ、半年以上が経ち、別の場所で営業を再開したお店も多数あるようだ。

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反対側からの眺め。

こういう雰囲気のエリアにはよくあることだが、戦後のどさくさの中で出来上がっていった一角なので、土地の権利だとかも未整理で、防火対策についても現行の法に照らせば全然NGで、とりあえず昔からやってるんだから続けるっていう感じで存続してきた場所だそうだ。横浜駅西口のおでん屋台、とか福岡の屋台なんかも、今営業している店は行政側も黙認してるけど、新しく営業を始めることはできない、みたいなことを聞く。そういう事情で、例え同じ場所で営業を再開できるようになるとしても道幅をもっと大きくしないといけないとか、規制があり、元のような町並みには戻らないだろうと言われている。

在りし日の様子。


まあ、いくら「味わいあるなー!残っていて欲しかったなー」とか言っても火事の際に逃げ場がない町をそのままにしてくれなんて誰も思っていないわけで…。つまり、他の色々な場所と同じだけど、いつ消えてなくなるか分からない飲み屋街がたくさんあるということを改めて感じた。

特に大阪は、(東京もか、どこもか)再開発に躍起になっているらしく、「シカク」のある中津の高架下の工場が立ち並ぶ、つげ義春の夢ものに出てきそうなエリアも取り壊しになるそうで、工場がみんな立ち退いている最中だ。それが良いことなのか悪いことなのか簡単には言えないけど、その後に新しくできるものは大抵つまんないんだよな。単におじさん的にそういうこと言いたくなるだけなのかな。

とにかく、行きたい場所には早く行っておこうということでした。

火災当時やそれ以前の町並みはこのブログに詳しくまとめられていた。
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by chi-midoro | 2014-11-05 10:52 | 脱力
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