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ブラックニッカ日々 2016-7-7

夢の中でこれは夢だと気づいているやつ、あれを久々にみた。
マンションが立ち並ぶ夜道で、見上げたら一つだけ明かりがともっている部屋があって、そこに好きな人が住んでいることがわかり、「これは夢だから気合を入れれば飛べる」と思って血管が切れるぐらい体に力を入れるとゆっくり飛んでその人の部屋にいける。幸せな夢だった。

目が覚めて、メールの返事などをしているとヒタチさんから連絡がきて、うっどまんさんが亡くなったと知る。
少し考えた後、イベントに出てもらってお世話になったゲッ酒クルーにLINEでお知らせする。

そんで、シャワーを浴びながら「で、どういうこと?」と思った。
言葉ではわかるけど腑に落ちないというか、全然結局どういうことなのかわからなかった。

うっどまんさんは、名前はずっと前から知っていて、ありきたりじゃない音楽を作ってる人で、すごくストイックな方だろうと一方的に思っていて、ゲッ酒に出てもらえたことも驚いたし、その後ことあるごとにゲッ酒やチミドロのことを応援してくれて、「こんな俺たちだけどいいんだろうか…」と身に余るような、申し訳ないように感じていた。

しかもうっどまんさんは、チミドロのメンバーのことまで細かく知ってくれていて、(これはハナイさんから聞いたんだったかな)「チミドロで今度これこれこういう曲をやってさ、そこでクスモがディヤ―って叫んで、誰々がどうしたら面白いと思うよ」みたいなことまで言ってくれて、ますます申し訳ないというか、ありがたいのだけど、なぜそんなに!と思っていた。でも本当にうれしかった。

うっどまんさんがゲッ酒に出てくれた時、俺は東京へ行けなくて、そのライブは見ていない。また、その後もハナイさんにうっどまんさんのお店に遊びに行くのに誘ってもらったりしたのだが、いつもタイミングが悪くて同行できなかった。そういう後悔がたくさんある。

その後の、やはりゲッ酒で、うっどまんさんが遊びに来てくれて、その時にミュージックオルグの階段でしゃべった。内容は覚えてないけど、軽快なテンポで面白い話を聞かせてもらったように思う。あと、これもまた別のゲッ酒で、その時は渋谷のセブンスフロアでやったんだけど、出番まで15分あって、緊張するから下のコンビニで景気づけに一缶飲もうと思って外に出たら、ヒタチさんがいて、ちょうどうっどさんと電話してたところで、電話を渡されて少し話した。「今日行けなくてごめんね!出番もうすぐ?ごめんね!応援してるよ!」みたいなことを言ってもらって嬉しくて話し込んでいたら、もうライブが始まっていてギョッとしたことがあった。直接話したのはそれが最後だったかもしれない。

というようなことは、きっとみんなすごくたくさんあって、俺がうっどさんと接することのできた時間はほんの少しだったけど、そういう時間が与えられたことが嬉しかった。シカクでもうっどさんのCDを置かせてもらっているのだが、どれもすげー変で、誰の音楽にも似ていない。こんな面白い音楽を作っている人が話しかけてくれたこと、俺を知っていてくれたことが自慢である。もっと身近でずっと深いショックを抱えている方がたくさんいると思うからすごくおこがましいけど、やはり俺もショックだ。

昼過ぎからラーメン店と居酒屋を立て続けに取材する。いつも同行しているだいぶ年上のカメラマンの方が、不景気で仕事が減って困っていると言っていた。プロとしてずっとやってきた人でもそうなのかーと先行きが不安になる。俺がお願いしている仕事は単価が安いので申し訳ない。

取材の後、そのままシカクへ行き、少しだけ仕事。シカクの飼い猫ムーちゃんが新たに描かれた西村ツチカさんの絵の買い物袋ができていた。可愛い。

発泡酒飲みながら帰る。あーあ。
俺は死がなんなのかちゃんと分かってないような気がする。しかしただうっすら寂しい。

ハナイさんが送ってくれたうっどさんとの写真。うっどさん、こんな何でもない俺にも少し時間を分けてくれてありがとうございました。
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by chi-midoro | 2016-07-07 23:48 | 脱力
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