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ブラックニッカ日々 2016-8-25

昨夜、深夜バスに乗るために家を出るちょうどそのタイミングで土砂降りで、傘は持って出れたのだが、それでも靴やズボンが結構濡れてしまい、むしむししたままの車内となった。

隣の席の方は穏やかそうな男性。
途中のサービスエリアでの休憩の時、「タバコ吸ってきますのでちょっといいですか!」と、通路側に座っている俺に声をかけた。
理由まで言ってくれるところが面白い。

休憩のたびに車内が全点灯になり、しばらく眠れなかったのでなんとなくFacebookを開いたら、ジェフミルズのインタビュー記事が目に留まって、それが、「他人に寛容でない人が増えてきている」みたいに、日本のこれからを心配している記事で(今見返したら去年のインタビューだな)、面白かったのだが、サービスエリアを出て再び闇となった深夜バスの中で目を閉じながら、このバスの密度の中でも人に寛容でいたいけど、密度が高くなればなるほど難しくなるなと思った。

真っ暗な中で、なぜか延々ビニール袋をくちゃくちゃ触っている人、
スマホ見てて「消灯後ですので」とバスの係の人に注意されている人、
俺の前の席の人はリクライニングが全開で、それはいいのだが、休憩の時もそのまま行ってしまうので後の席の人は動きづらい。
などなど、色々な細かい軋轢があるっていうか、暗くて静かだから余計気になってくるのだが、
まあそんなことにもできるだけストレスを感じずにいたい。

そこでこの深夜バスが宇宙船だったらと考えてみることにした。
カーテンの隙間から差し込んで後方に去っていく高速道路の明かりが、ちょうど宇宙飛行中っぽい雰囲気に見えなくもないのだ。
遠い宇宙へ旅する20数名の乗組員、ウマが合わないやつもいるが俺たちは同じ宇宙船のクルーなんだと……
そんな風に考えるのは全然無理であった。

「リクライニングちょっと戻していただけますか」「あ、すみません」「ビニール袋の、そのくちゃくちゃを、あの、それでどうしても眠れなくて」「あ、申し訳ありません!」「スマホで何か見られているその光が、ちょっとどうしても明るくて、眠れないのです」「あ、これはどうもすみませんでした」みたいに、言う側も穏やかに言えて、言われた側も不注意を詫びっていう理想の状態になーれ。

東京に着いたら涼しかった。家まで歩いて天気予報を見たら大阪より最高気温が4度低いみたいだった。

昼まで寝る。

母親といつもの生駒軒のタンメンを食べる。相変わらずうまい。

下北沢のJETSETで、予約してたYIMの7インチを買い、すぐ国立へ。
ビブリオギャラリーで安部慎一の原画展をやっているので見に行く。
「美代子阿佐ヶ谷気分」の原稿。暗くていいなあ。
最後のコマ、どういう意味なんだろう。また読み返さなくては。
限定本的なやつ2冊と、つげ義春「蒸発旅日記」のサイン入りの台本っていうのを買う。
つげ義春が書いた字だと思うだけで欲しい。

またすぐ電車に乗って錦糸町へ向かう。
駅前でミヤジさんに一瞬会い、道を教えてもらって錦糸町河内音頭へ。
初めて来たけどすごい。
鳥肌立つ雰囲気。高架下にでかい櫓が立ち、その前に盆踊りスペース。
両脇に屋台が出ていて、人がうごめいている。

まず気持ちを落ち着けるために発泡酒飲みながら何周かした。
そうしているうちに、ぬらりのさんやゲットー酒場の玉ちゃん、デイリーポータル玉置さん、鈴木なつみさん、元スカイブルー100の横沢さん、若い芽っこの会のみんなやラスベガスさん、西尾さんやフカーツさん、ヒタチさんなど、色んな人にどんどん会った。踊りの輪の中から黄倉未来さんが飛び出して一瞬握手して別れたのも、なんかよかった。

ぬらりのさんの紹介でタバブックスブースに挨拶させてもらう。そこで少しだけ立ち話したのだが、ロウライフや綱島温泉とか、いかに面白い場所でイベントをやるかっていうのが10年ぐらいみんなの興味として続いてきて、そこから一歩深く、地域の人と関わりながら、ただでかい音出して終わりじゃなく、広い年齢層の人ができるだけ納得する形でやっていく時期にきているんじゃないか、と言っていた。まさにこの河内音頭はそういう光景で、天国感があった。

鈴木なつみさんに教えてもらいながらしばし踊る。河内音頭難しい!最初はまったく動きが分からなかったが、最後の方はジェスチャークイズでもしかしたら「えーと、河内音頭?」と回答する人がいるかもしれないぐらいになったかもしれない。輪に入ってゆっくり移動していると、ステージの音もデカく聞こえてより良い。エレキギターのチャカチャカした音が最高だ。八尾のやつも行ってみたいなー

恵比寿に向かい、中華8で、丸一日ぶりにメテオさんに会う。メテオさんが元SEALDsのUCDさんと飲んでいるというので混ぜていただくことになったのだ。ニーチェの話をUCDさんから直接生で聴けるのが嬉しい。色々と本をおすすめしてもらってメモ。保坂和志の話もできて嬉しかった。UCDさんとメテオさんの日本語ラップに関する話を聞いている時間も楽しい。

あっという間に時間が過ぎ、終電に乗ってみんなで帰る。メテオさんは家まで帰る電車がもうなくて、神田で二人で降りて自分がいつも東京で泊まっている人形町の部屋に行って、butajiさんとか柴田聡子をパソコンでかけながら飲んでだべって寝る。あ、その前にラーメンも食べたな。

起きたらメテオさんはいなかった。


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by chi-midoro | 2016-08-26 11:58 | 脱力
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