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ブラックニッカ日々 2016-10-14

今日は6時半起き。
7時前にホテルのロビーに集合し、サービスの庄内米のおにぎりを食べる。うめえ。

昨夜「芝楽」の大将におすすめされた鶴岡の「善寳寺」へ。
このお寺の前身である「龍華寺」の開基1,150周年を記念してこれまで公開されたことのなかった「奥の院龍王殿」がご開帳されているんだという。次回は50年後だそうで立ち寄ってみることになった。

龍神伝説の残る寺なので大漁祈願のお寺でもあるらしい。屋根の形も波をかたどってうねるような曲線になっている。

五重塔もいいし、五百羅漢像もよかった。本殿の薬師如来像も美しかった。
善寳寺には「貝喰の池」という池があって、そこが「人面魚」が発見されたあの池なのだという。
由緒ある寺だけあって、ガンガン人面魚を押し出すような軽薄さはないが、
案内板のところどころに「元祖人面魚」という文字がある、その”元祖”というところに誇りを感じる。

みんなで池を覗き込んでいると、服部さんが「あれじゃないですか!」と言うので見てみたら本当だ、人面魚だ。
広い池にかなりの数の鯉がいる(100匹ぐらいいるんじゃないだろうか)のだが、その中に何匹か人面魚がいるんだとか。
大人の男たちがみんなはしゃいで鯉の写真を撮りまくる。
ちなみに鯉は龍神の化身らしく、このお寺では神聖な生き物とされている。

お寺近くのお土産やで玉こんにゃく食べて一休み。
店の良い顔のおじいさんに「人面魚グッズは売ってないですか?」と聞いたが、「いやあ、昔はあったけども、今はねえのよう」という。
後で「人面魚 グッズ」と画像検索したら、「人面魚饅頭」と書いたケースの後ろで「人面魚」と書いた提灯を持っている若かりし頃のさっきのおじいさんの写真が出てきて笑った。
欲しかったな、人面魚グッズ。

庄内地方のご当地麺で、そばとうどんの中間みたいな「麦切り」という麺を出す「寝覚屋半兵エ」が開いていたので早めの昼食とする。
麦切りはツルツルしていて、かなり弾力があり。太さはうどんまではいかないぐらい。
からしを付けて食べる。めちゃうまい。
今、大阪に帰ってきて調べてみたら玉置さんが麦切りの記事を書いてた。さすが。

で、次は「南岳寺」というこれも鶴岡のお寺に。山形には即身仏を祀る寺がたくさんあるのだが、その一つが南岳寺。
拝観料300円を払うと、見せてもらえる。お寺の方の説明つき。
「鉄竜海上人」という即身仏がおり、その鉄竜海上人は、山形の即身仏の中でも最も新しく明治時代の即身仏だという。
昔、山形のいとこに即身仏を見にドライブに連れていってもらったことがあって、それ以来2度目。
即身仏、なんて言葉にするとそういうものって感じがするが、死体なわけだし、迫力ある。
あとその修行の過程を想像すると過酷の度を越えていて何とも言えない。
お寺の方は言ってなかったけど、鉄竜海上人は人を殺してしまい、身よりもなくなって自殺しようとしていたところを師に助けられて仏門に入ったという。そこから最後は、飢饉に苦しみ人々を救うべく即身仏になるっていう、そんな展開の激しさ。即身仏の世界、詳しく調べたい。

羽黒山へ。往復で2446段あるという石段を上り下りしつつ、本殿を目指す。
国宝の五重塔の風合いがいい。
途中にある茶屋で缶ビール飲む。見晴らしがいい。
ピンバッジが可愛くて思わず買う。
ハアハア言いながらなんとか登り切る。
登ったところにお土産屋が並んでいてそこで絵はがきを買う。
サービスのシイタケ茶がうまかった。
下りは下りで別の筋肉を使う。
いい運動になった。

高速道路を走り、昨日お堂に入れなかった天童の若松寺へ。
ギリギリの時間だったが今日はムカサリ絵馬の飾ってあるお堂も見ることができた。
ヨシミさんと来た時はここを見なかった。
気にも止めてなかったのか、そういうのは見るもんじゃないと思っていたのか。
これもまた何とも言えない気持ちになるものである。

昨日も見た山形の眺望をもう一度見て、引き返す。

今度は南陽市へ。
今日自分が乗る大阪までの夜行バスが「南陽市役所」というバス停からで(山形駅前から出ているバスなのだが、「南陽市役所」から乗った方が遅くまでいられますよ、というハセガワのアドバイスにより)、一度乗り場を確認して、米沢市へ向かう。

ここからは、自分のバスの予定に合わせてもらう形の予定となり申し訳ない。

米沢でハセガワさんが気に入っているらしい「平安の湯」という、300円で入れる味わい深い銭湯へ。
なんか手作り感のあふれる空間で、だらーっとできる休憩所もあって、良い。
露天風呂、外から田んぼの匂いが冷たい空気と一緒に流れ込んできて山形またゆっくり来たいなと思った。
休憩所でゴロゴロしたいが、バスの時間もあり、みんなでごはん食べるべく車に戻る。

米沢あたりのラーメンは閉店が早いようで軒並み閉まっている。

上杉神社近くの「愛染ラーメン」という店がようやく開いていて、そこにする。
中華そば。中太のすごいちぢれ麺。
麺を食べる楽しさを感じられるラーメンだった。
ハセガワさんが食べた米沢牛ラーメン大盛りのボリュームがとんでもなかった。

先客はカップルが一組のみ。
男性はとっくに食べ終えていて、女性がゆっくりゆっくり食べている。
その遅さをからかわれて笑いあっているのでますますゆっくりになる。
どうもラーメンをズズっと吸い込むのが苦手らしく、「私、ラーメンすすれない系女子ってよく言われる」
と言って、また笑いあっている。

再び南陽市へ。バスの出発10分前につき、コンビニで酒やマスクなど買って車のみんなと別れる。
ハセガワさんもジョウさんも運転がうまく無駄がなく、快適なドライブ旅だった。

さてここから大阪まで11時間(乗ったのが20:45で、到着が7:30)、と思ってかなり辛いのを覚悟していたが、
バスは3列独立シート。お茶やおしぼりのサービスもあり、トイレ付き、フットレストやクッション、首枕までついてる。
コンセントももちろんある。
3席を残してほぼ満車らしいのだが、いつもの夜行バスのように若い人ばかりじゃなく、半分ぐらいご年配(60代やそれ以上と思われる)の方。山形から大阪への交通手段の選択肢の一つとして、誰にでも使われてる感じなのかも。

22時頃、道の駅で最初のトイレ休憩があり、そこでトイレに入った以外はずっと眠り続ける。
なんどか目が覚めて、また眠って、そしたら朝になっていた。
快適なバスだった。これでまた山形に来よう。


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by chi-midoro | 2016-10-15 12:00 | 脱力
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