<< ブラックニッカ日々 2016-... ブラックニッカ日々 2016-... >>

ブラックニッカ日々 2016-11-27

昼ご飯は、昨夜セブンイレブンに行って買ってきた「金の麺」っていう、割と安めの袋めん。
それにもやしとピーマンを茹でて突っ込んだもの。

「金の麺」っていうこれ、「生麺への挑戦」みたいなキャッチコピーがついてて、
太めの麺が本当に美味かった。
セブンイレブンすげー。もうだめだー。セブンイレブンが他より安くて美味いから安くて美味いものを買ってしまう。
せめてそれで浮かせた金を有意義に使いたい。

「イ・ランと柴田聡子のランナウェイツアー」というのの大阪公演が、豊崎の長屋で行われると知ったのは2週間前ぐらいのことだった。ツアーのことは知っていて行きたいと思っていたけど、豊崎というと、家からシカクへチャリで行く途中にあるぐらいの近所である。これは最高!行くしかないと思って予約メールを送ったら、とうに売り切れていて、キャンセル待ちになりますとのことだったので諦めた気持ちでいた。

そしたら昨日になってメールが来て、席を少し追加できそうなので良かったらどうぞ、とのこと。それで今日、行ってきた。非常時以外、絶対使わないと決めていた封筒のお金を出して。

雨がかなり強く降っていて、チャリはあきらめ、地下鉄で中崎町から歩く。会場は立派な古民家の広い居間。エンケンを思わす歌声の斉藤友秋というシンガーの歌をぼーっと聴く。座布団一枚分が一人のスペース。完全にあぐらをかくと膝が少しはみ出すので、それを調整しながら適度に楽にしつつっていうのがなかなか難しかったけど、徐々に慣れた。

柴田聡子さんのライブは何度も見たことがあったけど、こうやってじっくりとどまって、1時間近く聴いているのは初めてかもしれないと思った。声も歌詞も素晴らしすぎる。柴田さんの詩は、脈絡あるようでないような、「え、今なんて言った?」みたいな驚く言葉がいきなり放り込まれ、断片っぽい感じが、聴いているうちにいつしか自分の思い出とかと結びついて、ぼーっと昔住んでた部屋のこととか思い出したりした。歌う顔もいい。ずっと見てたい。「ゆべし先輩」っていう歌が最高だった。「いきすぎた友達」も良かった。

で、最高だなと思ってぼーっとしている内に始まったイ・ランはバンドセットで、といっても民家なので、アコースティックなバンドセット。めちゃくちゃ声がよくて、CD買って聴いた時も思ったけど、空気が変わるような感じ。声と抑揚だけで十分気持ち良く聴いていられるし、うしろのスクリーンに歌詞の日本語訳が映し出されるので、詩の内容もわかる。

「東京の友達」という歌では、会場の聴衆の名前を何人分もノートに書いてそれを歌に折り込んだり、「家族を探して」という歌の前には会場に来ていた柴田聡子さんの母を紹介してやり取りして、そういうのを全部日本語でやりながら、たまに分からない言葉は「これなんていう?」と誰かに聞いて即座にものにしていく感じがすごくかっこいい。立ち姿もかっこよくて、バンドのメンバーのことを愛おしそうに紹介したり、そのみんなのCDを買ってね、というような言い方もかっこいい。あとそうだ、「世界中の人々が私を憎みはじめた」という、初めてイ・ランのことを知った、PVもある曲のチェロのイ・ヘジという人の演奏もすごくよかった。

それでアンコールが2回ぐらいあって、柴田聡子さんと二人で今回のツアー用に作った曲をやったのだが、その時の二人が立ってる感じが最高に愛らしく、ほのぼのした表情のイ・ランもよくて「いい時間…」と思った。

今回のツアー限定のイ・ランのCDを買ったらサインもするし写真も撮りますよーと言うので、サインもらって写真撮ってもらった。セルフィーに達人だというイ・ランは、俺のケータイを自撮りモードに切り替え、かっこいい表情で何枚も写真を撮ってくれた。

柴田さんの、持ってなかった「光輪」も買って、柴田さんにもサインしてもらった。「あ、チミドロのスズキナオさん!」と覚えていてくださり、急に恥ずかしくなって外に出たら雨は小降りになっていて、すぐ近くのコンビニで発泡酒を買って歩いて帰った。あっという間に散財した。

帰ってから、イ・ランの「神様ごっこ」のブックレット(っていうかこの本とCDとで一つの作品になっている)を読み返したり、ネットのインタビューを探して読んだりして、どんどんイ・ランのことが面白い、他にいないような人だと思えてきて、自分はただそれを遠くで聴いてるだけだけど、そういう人が、日々の嫌なこととか、世の中良くなっていかないなという思いなどを、同じ時に感じながら韓国で生きてることがリアルに感じられて、「世界中」という言葉を思い浮かべた時にイメージできるポイントが増えたみたいな気がしてすごく気分が良かった。

韓国行ってみたい。

[PR]
by chi-midoro | 2016-11-28 00:33 | 脱力
<< ブラックニッカ日々 2016-... ブラックニッカ日々 2016-... >>