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ブラックニッカ日々 2016-11-28

起きて昼。

DVDを借りていたウェス・アンダーソン「グランド・ブダペスト・ホテル」をみる。
話の展開の仕方とか、映し方が巧みな感じで、なんつうか、悲劇もまったく悲劇に見えないような風になっており、軽いタッチでさらっと見終わったので、そんなに何か思ったわけでもなかったのだが、後で道を歩いてる時にふと、グスタヴが自分のホテルのボーイであるゼロが憲兵に連行されそうになった時の、「こいつには指一本触れさせない」っていう、そんなこと憲兵だろうとなんだろうと絶対にさせるわけがない、っていう当然のように全力で守る守り方がすごくよかったなと思い出した。

電車で梅田へ出て、「醸」っていう味噌ラーメン屋さんで白味噌ラーメンっていうのを食べる。
うまい。うまいけど、野菜がドサドサ乗ったラーメンが食べたい気持ちが消えない。

そのまま歩いてシカクへ出勤。
通販作業や、メールの返信など。

おととい昨日と小林銅蟲さんがシカクでやっていた料理イベントの残りの汁をいただく。
脂の塊がドカドカ入っていて美味い。

18時に店を閉めてみんなでロフトプラスワンウエストへ。
今日は都築響一さんのイベントがあり、金原みわさんも出るので、その物販要員として行くことになった。

本を並べて売りつつ、でもほとんど普通にトークショーを聞きに来たような感じ。
みわさんの珍スポットスライドショー、ケイタタさんの「隙のある風景」のスライドショー、都築さんはユーロビートやジュリアナの話、あと秘宝館やSODの企画物AVの話。なぜそういうものが生まれたのかというような。

あっという間に23時半になっていて、最後、秘宝館のUSB式の電子書籍を買って都築さんにサインをいただく。
1.8GB分の画像データが入ってるらしい。

秘宝館ってどうなんだろうな。もうきっと新たにできることはないだろうし、実際スライド見ていてもたぶん今後の性に対する感覚からは生まれないであろう表現なんかも多々あって、こりゃダメだなと思うところもあるんだけど、都築さんの話を聞いてると案外お年を召された女性のグループ客が一番多くそういうところに来て楽しんでいるのを見かけたということもあり、なんか性別を超えたもっとプリミティブな、笑えるものみたいな感じで受け止められていたんだろうか。

ものすごい高解像度の写真を何百ページ分も見てもらうっていうのは電子書籍だからできること、と、都築さんが言っていて、その感じ、新しいメディアの、そこにしかない利点を最大限に活用する感じが都築さんの姿勢で、刺激を受ける。
KindleでもiBooksでも売ってもらえないような内容だから、そのどっちでもできないことを自分でやるというタフさが良い。
そうやって話を聞くと、うんうんそうだよなと思うけど、いつも気付けば狭い枠でしか考えられなくなっていて、それを解きほぐしてくれる良いマッサージを受けたかのような時間だった。

最後、残ったみんなで一杯乾杯し、都築さんのお話を色々聞かせてもらった。
思えばもう10年ぐらい前からことあるごとにイベントなどに足を運んで話を聞いてきたので、こうして同じ席に混ぜてもらえるのはとても光栄なことであった。

巴さん、みゆきさんとタクシーに乗り、中津の手前でおろしてもらって歩いて帰る。



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by chi-midoro | 2016-11-29 02:24 | 脱力
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