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ブラックニッカ日々 2016-12-1

朝少し早めに起きて髪を切ってもらいに行った。
ゴクマさんという方に切ってもらっているのだが、その人(30代前半の女性)はオカリナを習っていて、定期的に発表会がある。
発表会は六甲とか高槻とか岡山とか、とにかく色々なところの市とか町のイベントなどでステージでちょっと時間もらってやるようなそんな感じで、行ったことのない場所に行けるのが楽しみの一つでもあるそうなのだが、ゴクマさんがダントツで若くて、あとは50代、60代、70代の男女という感じで結構年配の方が多いんだという。

その人々とのつきあいが時に面白く、時に面倒くさいそうなのだが、ある年配の男性が、どうしても苦手な速弾きのソロみたいなところがあって、そこを誰が演奏するかはその発表会ごとに変わる当番制なのだという。年配男性が当番になったけど、どうしてもそれが出来ないので、やっぱり別の人がやることになったのだが、練習していてそのソロ部分になるといつも年配男性も一緒になって吹いてくる。別の人がやってるのに吹いてくる。おそるおそる「あそこは、誰々さんが吹いているから、〇〇さんは別に吹かなくても、いいっちゃいいんじゃ、ない、です、か?」という風に年配男性に聞いてみたところ、「できないからといって吹かなければ、一生乗り越えられん」と言ったという。そこだけ聞くとなんかかっこいいのだが、もうずっとやってるけど、一向に上手くなる気配はないのだという。

と言う話を聞いて、面倒くさそうだけどそういう年齢層の人の話を聞く機会が今あまり自分にはないのでうらやましいと思った。頭がサッパリして、家に帰る途中の100円ローソンで100円のちゃんぽん麺と「ツナとコーン」という缶詰を買って帰り、ダバダバ入れて食べる。しかし、これはツナの香りが勝ち過ぎて、ツナを食べたような気分しか残らなかった。

昼寝少ししてシカクへ出勤。
巴さんもみゆきさんもあまり寝てないらしく、二人が寝てる間、静かに作業。
中野友美「ふゆにいたる」というマンガがよく売れていて、手に取って読んでみたらすごくよかった。
橋から川に飛び降りて死のうとして死ねなかった男を主人公が助けて、寒くて震えているのですぐ銭湯に連れていくのだが、その銭湯の番台の主人が「早く入り、芯まであったまっていき」みたいに(そんな言い方ではなかったけどたぶん)みたいにいって、番台の主人の奥さんが、風呂からあがった男に、「未来がある若いもんがそんなことしてまったく!」と説教するのを、「いやまあ、人間色々あるわな」って主人がなだめるような場面の湯加減がたまらなかった。300円という値段で、買おうと思って買い忘れてしまって今、詳しく思い出せない。とにかくよかった。

今日はメルマガを発行する日で、時間がかかり少し残業。
仕事終わりに巴さんがビールのロング缶とザーサイを出してくれたので一杯飲んで帰る。

帰宅後、借りてきていた「夕凪の街 桜の国」のDVDを見る。こうの史代つながりで、マンガは読んだことあったけど映画は未見であった。「この世界の片隅に」に圧倒された頭でみると、どうしてもそっちを贔屓してしまうけども、いやこれはこれですごい良かった。セリフは結構変わっていたけど、だいたい原作通りの流れで、マンガだと自分は「夕凪の街」のパートが衝撃的過ぎて、後の「桜の国」の方は割と気軽に読んでいたのだが、映画をみたら、世代が下っても原爆がじわじわと影響し続ける感じが強く伝わってきて、理解が深まった気がした(たぶん原作よりも笑いの要素が少ないからかも)。

それにしても改めてこうの史代すごい。原爆そのものはほとんど描かずにその外縁を丁寧に描いて浮かび上がらせていく感じ、それでそれが派手な表現よりもかえって強く伝わってくる。いまの自分の気持ちでまた広島に行ってゆっくり歩いてみたい。そういう機会を作ろうと思う。

麻生久美子が美しかった。あと田中麗奈が一時期どうしようもなく好きで、熱に浮かされたような勢いで田中麗奈が履いてるサイズのスニーカーにサインしたものを1万円ぐらいで購入したことがある。3~4回ぐらい蓋をあけて取り出してはまたそっとしまっている。

映画を見ながら何か食べようと思ってまたカップ麺。米が食べたい。

借りていた森元暢之の「Nobara」っていう80年代にガロに発表された作品を中心に集めた本を読む。最初の方は少年愛、肉体美みたいな感じで内容はそんなに無くて、絵を眺めるだけな感じなんだけど、その絵がすごい。ひさうちみちおと宮西計三の間みたいで、また独特な。スクリーントーンの使い方なのか、手書きなのに初期のコンピューターグラフィック感があって、むしろ今風でもある。「キノサキにて」っていう旅マンガが「サイバーつげ義春」みたいな感じですごく良くて、返すのが惜しい。

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by chi-midoro | 2016-12-02 01:31 | 脱力
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