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ブラックニッカ日々 2016-12-24

起きたら10時半。
今日も白玉温泉で11時から丸山さんが絵を描いている。
今度の絵は玄関に四季ごとに架け替えて展示される富士山の絵。
今日明日と全部で4枚描くという。

急いで自転車駆けつけると富士山がちょうど出来上がりつつあるところで、
町田忍さんがその様子を解説していて、人がたくさん集まっていた。
昨日見せてもらってヤバい欲しいと思っていた、
丸山さんの作品をたくさん紹介した「最後の銭湯絵師」っていう本も、
アマゾンで見たら1万いくらとかになって諦めていたのが値下げして売られていてすぐ買う。
ポストカード集も買う。

今日は時間があまりなく、挨拶だけ急いで済ませて家に戻る。

昼は京橋の餃子の満州。
ふと入ったら壁にでっかい「タンメン」のメニュー画像が貼ってあって、
あ、そうかここでタンメン食べればよかったんだ!と気づいた。
野菜もドサドサで、それほどごま油感もキツくなく、好みのタンメンだったので嬉しい。
これからはここだ。

図書館で借りている「福島第一原発収束作業日記」を読み終えた。
「Happy11311」というアカウントでTwitterをやっている方(ベテランの原発作業員)のツイートをもとにした本なので、
左に向かってページを開いていく横書きの書式。
オイラっていう一人称で「〇〇でし」みたいな語尾で、逆にそれがなんか生々しいというか、
ツイッターで発信された情報っていう感じがする。

震災の当日から2013年の3月末ぐらいまで福島第一原発で作業をして、そこで感じたことや見たこと、考えたことなどが綴られている。
色々ふせんを貼ったところがあって、覚えておくためにメモっておく。
・事故後、これまで放射線管理下で働いた経験のない作業員がどんどん入ってくるようになって、危機管理が不徹底でハッピーさんから見たらすごく危険な行為を平気でしたりする
・政府や東電が「1号機は来月から○○作業を開始する予定」とか発表したのを、現場ではニュースを見て初めて知ることが多い
・2011年の12月に政府が原子炉が冷温停止状態になり、「事故そのものは収束に至った」と宣言して、それに対してハッピーさんは「どこがだよ」と思っているのだが、それだけじゃなく、収束宣言以降は、収束したわけだからどんどんコストカットをしていく体制に東電がなっていって、それによって業者の競争も激しくなり作業の質も危なっかしくなり、人権費も削られていく方向に進むようになった。
・人件費が削られたらわざわざ福島第一原発で働こうという作業員がいなくなる
・原発構内に「チガヤ」っていう植物が生えていて、初夏に繁茂するのだが、それが汚染水処理用のホースに穴をあけて、穴自体は小さいから漏れるとしても微量だけど、どこに空いているか分からない、みたいな問題もある
・原発事故の対応にあたっている東電社員の中にも本社と、地元雇用の現地東電社員との間には断絶がある

「東電には加害者意識が感じられない」と書いていて、本当にそうなんだろうと思うけど、加害者意識を持つっていうことはたぶん難しく、会社にいた時、何か問題が起きても会社は責任の所在を分散させるような仕組みにそもそもなっていて、一人一人はクリーンな気分でいられるというか、特定の人を指さないイメージとしての「会社」のせいにしちゃえば個人は傷つかないし、震災が引き金となった事故と考えれば、誰もが被害者みたいにいくらでも考えられてしまうだろう。

俺は俺の少ない経験からしか会社や組織を考えられないからそれは偏見にまみれてるかもしれないけど、なんか読んでるとどうもあれと同じ感じだと随所で思う。文庫版のあとがきでは東京オリンピックの開催が決まって、安倍総理がプレッシャーをかけて収束作業の工程に無理が出て、それをなんとかクリアするために「とりあえずの対応」みたいなのが増えてって、ホントもうそれ、会社に勤めてた時の自分のようだ。そんな組織でもなんとかやっていけることだっていくらでもあるだろうけど、やっぱ原発は無理だな、と思い知る本だった。

そんで、原発関連のニュースを検索してみたら、作業員の甲状腺ガンに対して初めて労災の認可が下りたっていうニュースがついこの前あったり、この本の後の作業の進み具合も全然知らないし、つまり自分の関心がまるっきり薄れていて、ダメだな、と感じた。

夜は1週間前ぐらいから冷蔵庫に入ってる残り野菜を鍋に突っ込んでポン酢かけて食べる。
なんか食べたりなくて、袋めんも食べる。

クリスマスが楽しかった頃に戻りたい。

ひと眠りしてまた起きて、仕事を進める。
明日もこの調子でやれればなんとか年内に終わりそうだ。

メテオさんがTREAMのイベントのフリースタイルバトルで優勝したと連絡あり。
めでたい!

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by chi-midoro | 2016-12-25 03:25 | 脱力
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