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ブラックニッカ日々 2017-02-18

朝から仕事。
いつの間にか作業がたまってしまって終日がんばる。

昼はカップ麺に、茹でたもやしを大きくはみ出させて。

酒取材の依頼の電話をしなきゃいけないのだが、怪訝そうな声で断われたり、
そもそもつながらなかったり、ずっとそれが心にのしかかったままの一日だった。

夜は白菜などを茹でる。
酒を飲んでも飲んでも気持ちが上がらない。

仕事を途中であきらめ、借りていた「セッション」のDVDをみた。
佐伯誠之助さんがずっと前におすすめしてくれた映画。
「もうね、変態映画ですわ!」と言っていた。

で、なんとなく、若きジャズドラマーと厳しい教師、みたいな映画だとは知っていて見たのだが、すごかった。
なんたるドS映画。とにかく意地悪。
もう登場人物は全部その意地悪のために配置されたみたいな、割と外見的には冴えない主人公に、あの可愛い彼女をあんな振り方させるとか!ほぼ最後の瞬間までめちゃくちゃ胸糞悪いけど、最後にぐおーっと盛り上がるところがあって、それでやられる。とにかく教師のフレッチャーのツラがやばすぎてそれを見てるだけで面白い。
あと車と衝突して血だらけでライブする場面、面白すぎる!

あまりにやりすぎな場面もあったけど、何かのためにすべてを捨てて狂って、そして超越した状態を目指す、っていうことは、どんな分野でも至上とされているよなーとか、宗教の修行とかもそんなものに似ているなと思ったり。自分にはまったくできないことだし、それゆえ憧れるものでもある。とにかく自分は「甘い」し「ゆるい」。そんなことでは何か偉大なものを作ったりできるはずはなくて、フレッチャーがいうところのクソな言葉である「グッジョブ」みたいな、だいたいでいいじゃん的な湯加減に甘んじるだけだろう。でも、ああやって、教えを授けるものが、受けるものをめちゃくちゃ否定して、そしてコントロールするようなのってホント無理だ!その先に何か超越があるとしても、なんかそういうのって「支配」っていうことにもつながってきそうで。

高校の時の担任の先生で古田部先生という人がいて、もう亡くなってしまったのだが、その先生がフレッチャーにすごく似てて(顔も似てる気がする)、何か失敗するとみんなの前で徹底的に罵倒して、泣く子もいたし、すごくイヤミなことを言ったり、スパルタとも違う、意地悪な感じで、自分もその先生の英語の授業が憂鬱で仕方なかったのだが、受験の小論文対策みたいなのを放課後にやるっていうのになぜか自分は参加して、参加してみたら参加者は自分一人だけで、その先生が毎回お題を出して、二人きりの教室で時間内に自分が小論文を書いて、それを目の前で読まれて講評を受けるみたいな、今思えばなんであんなことやってたんだろうと不思議なのだが、それを数か月間ほぼ毎日やっていた。

毎日緊張したが、不思議と二人だけの時はそれほど怒られる感じじゃなく、いよいよ今日でその特別講座も終わりという日になって、最後に何冊か批評の本をプレゼントしてくれて、これを頑張って読めみたいに言われて嬉しかった(読んでないけど)。認めてもらえた!みたいな。

きっとあれはこの「セッション」の小さい版みたいなものだと思うので、嫌だ嫌だ言っておきながら矛盾するようだけど、厳しい人が自分に何かを教えようとしてくれてるという喜びが自分にも少しは分かる。それが正しいことなのかわからないけど。

要所要所で先生のことを思い出させる映画だった。

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by chi-midoro | 2017-02-19 04:48 | 脱力
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