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ブラックニッカ日々 2017-04-06

親戚が死んでしまう夢をみてうなされる。
昼前になんとか起きる。

昨日東京から持ってきたカップヌードルの新作みたいなのを無表情ですする。

明日にはまた東京へ行ってしばらく大阪に戻ってこれないので、
桜も見納めかなと大川沿いへ。
桜ノ宮が一番賑やかな季節。
平日昼でも結構な数の人がシート敷いて飲んでる。
でも、座れない場所が全然ないような感じじゃなくて、
そのギュウギュウじゃない感じが好きである。

氷結のロング缶をちびちび飲んで川沿いを歩いて帰宅。
夕方まで仕事進める。

晩御飯はカレー鍋にする。
白菜よりキャベツの方が安いのでキャベツで。

岸政彦「ビニール傘」を読み終えた。
短編2編の薄めの本なのですぐ読み終わる。
これまで岸政彦の本で読んできた、市井の人々の話が素材になっていて、
それが重なったり少しずれたりしながら響き合うようなのが表題作で、
「背中の月」っていう短編は、妻が突然死んでしまったっていう男がそれを受け入れられなくて
虚しい時間を過ごしているような話だった。
舞台はどちらも大阪の野田や大正や西九条のあたりで、
環状線も出てくるし、なんだかすごく身近に感じた。

それにしても暗くて、出てくる人物は大抵疲れたり絶望している。
「背中の月」の主人公の男は、会社に早く着き過ぎた朝にいきなり思い立って辞表を置いて退職し、
住んでる部屋も放棄してどこかへ向かっていくのだが、
まず間違いなく自殺するっぽい雰囲気が漂っている。
現実には勝てないっていう強い諦念が全体を覆っていて、
すごくグッと来つつも、岸政彦はあれだけ色々な人の話に耳を傾けて、
それを作品にすると悲しくなっちゃうのか、なんかもっと不器用ながらタフでワイルドに生きていく人物がいたっていいじゃないかっていう気がし始めた。

つげ義春だって暗いけど、蒸発への憧れとか、現実からふっと離れる瞬間の開放感みたいな、
気持ちが軽くなる瞬間が作品のどこかにある。
でも岸政彦のこの小説には、割と紋切り型の悲しさしかないような気がした。
ここまで人生は悲しみばかりじゃないんじゃないのという。






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by chi-midoro | 2017-04-07 03:44 | 脱力
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