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ブラックニッカ日々 2017-04-19

早起きする。
obocoさんがツイッターで「良かった」と書いていた「未来よ こんにちは」という映画を見たくて、
調べるとシネリーブル梅田で一日に1回だけ、朝9時45分から上映しているようだった。

絶対眠い!寝ちゃうだろうなと思いながらも、まあとにかく行ってみようと思って行くことにした。

水曜で映画が安いから劇場は朝から混んでいたが、
「未来よ こんにちは」は空いていた。ポップコーン買って席に座る。

静かな映画だけど、テンポは速めで、ダルーンとした時間がない感じだったので、
眠くならず見終わった。
すごく良い。

40代後半ぐらいの哲学科の女教師が主人公で、
夫も教師で、子どもが二人いて、
本のたくさんある、居心地の良さそうな家で暮らしていたのが、
夫に好きな人ができ、突如別居したいと告げられる。

主人公の母親は認知症を患っているらしく、
頻繁に自殺騒ぎを起こしたりするので、介護施設に入れることになり、
自分の仕事にも行き詰まりが見え、みたいな感じで、
一気に自分の人生が心細い、色あせたものに見えてくるようになって、
老いや死に向き合うことになる。

主人公の教え子で自分を慕ってくれて、
自分もひいきにしていた男性(美男子)が、
人里離れた場所で共同生活を営んでいて、
いつでも遊びに来てというので行ってみたりもするのだが、
若者たちとの隔たりを感じるだけになってあんまり楽しめない。

っていうような、とにかく、
今まで当たり前のようにあると思っていたものが
するする指の隙間からこぼれ落ちていくような感覚が淡々と描かれている。
でも、自然は美しくて、天気の良い日に原っぱで本を読む気持ち良さみたいなものだけは、
ずっと変わらずあって、その表現のされ方が本当に控えめで心地よいのであった。

別れた元旦那の実家が海辺のすごく自然豊かな家で、
そこの庭を主人公はすごく気に入っていたのだが、
そこにももう行けなくなる。
最後に荷物をまとめに行って、元旦那に車で駅まで送ってもらう時の、
車窓から外を見ている表情が忘れられない。

あと、主人公の娘に孫が生まれて、
その孫を抱くときの感じ。
絶対に昔は美人だった主人公が、
なんとなくやはり老境に差し掛かって、
なんか歩き方も妙に年寄りじみて、
でもある瞬間にはすごく美しく見えるあの感じ。

この先、自分に待っている奇跡のような喜びがあるかっていうと
たぶんない。けどその寂しさを味わいながら、
たまにあるしみじみとした幸せを大事にして生きていくしかないのだ、というような、
そういうことが穏やかに描かれている映画だった。
「ストーナー」を読んでいる時のような気分だった。

最後、主人公が孫を抱っこして子守唄を歌ってるところがすごいよくて…
ぐわーっとなったまま映画館を出たらすごく天気がよく、
大阪駅に向かう道すがら、用意したかのように、
日差しの中で赤ちゃんを抱いているお母さんをカメラマンが撮影していて、
人生とは…みたいに思いながら帰宅。

取材に必要なものを買いに毛馬の100均へ。
川沿いのチャリが最高に気持ち良い。
そのついでに前から気になっていた「珉龍」のパーサイラーメンを食べる。
パーサイは白菜のことで、豆板醤で辛みがつけてあり、
5段階の辛さから好きなのを選べる。
通常は2辛だというのでそれにしたが、舌がビリビリする辛さだった。
白菜たっぷりでめちゃうまい。
今思えばあれか、神座のラーメンに辛さを足しまくったような味か。
あそこまで甘くないけど麺は似てた。

「辛いでしょー!この前わたし3辛食べてみたらもうだめ、ヒーヒーです」と店員さんが言うので、
次は3に挑戦するしかない。

家に戻って仕事を進める。
たまに寝る。

今日明日でガッと仕事を片付けねばならず、明け方まで粘る。

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by chi-midoro | 2017-04-20 04:56 | 脱力
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