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ブラックニッカ日々 2017-04-20

めちゃくちゃたっぷり寝たように思う。
最近、体重が増えていく一方なので昼ご飯は食べない。
もちろん酒も飲まない。

仕事する。
ふと気づけば15時半を過ぎており、
慌てて梅田シネリーブルへ。

今日は「バンコクナイツ」を見る。
バンコクの日本人歓楽街で働くラックっていう女の子が主人公で、
それを取り巻く日本人たちとか、ラックの家族とかそういう人間ドラマが描かれつつ、
かなりタイの風景、町並や農村とか、雰囲気やそこで流れる音楽を描写するのに時間が割かれているような感じだった。

不思議な感触の映画で、登場人物が割と紋切り型な、
ザ・キャラクターな感じに描かれて、まんまそれっぽい行動をしたりセリフを言ったりしたと思えば、
(例えばラックが働いている店の女の子たちなんかはキャラがわざとらしいぐらいに立ってるが)
そんな一本調子なストーリーになるわけでもなく、
というか、こう書いてる時に思い浮かぶのは「オザワ」っていう、
体を売ってお金を稼いでいるラックが本気で愛しているらしき日本人男性の
めちゃくちゃ掴みどころのないキャラクターだ。

オザワはチャラいしドラッグもやりまくるんだけど、
タイの夜の町の女性たちをただ体だけのように見ているような人ではないらしく、
ちょっと超然としているんだけど、でもやっぱチャラい。
だし、ラックが一緒に暮らそうって言って「うん」なんつって約束したくせに、
どこかにふらっと行ったまま帰ってこなくて、その理由も映画の中では説明されず、
見ている方としては「なぜ?」っていう感じを終始受ける男。

あと、日本人の俳優陣はみんな本当にただの友達とかばっかりらしくて、
みんなめちゃくちゃ素朴すぎる演技で、俺でもできそうだった。

あと田我流たちが出てくるシーンもよくわからなかった。

いや、全体的に何が言いたいとかストーリーとかはわかんない部分もあったけど、
むしろ一つのことを言おうとしてない、拡散性みたいなものがあり、
一つ一つのシーンの美しさや、印象に残る感触みたいなことでいえば、
何度も「牯嶺街少年殺人事件」を連想した。

とにかく、タイの空気が生々しく伝わってきて、
貧困とかそれによって堕落していく生活とか金とか性とか、
そんなことに関係なく農村地帯では雄大な景色に日が沈んでいく感じ。
それをそのまま全体的に受け止めようとした映画みたいな感じで、
開かれた映画という感じがした。
タイ行きてぇ。

映画が終わると19時20分。
そのまま中津まで歩き、途中ライフで買い出し。

今日はシカクで、茶漬けを食べ比べる会。
いつものメンバーに取材につきあってもらう。
楽しく飲み食い。

みんなにはまた土日の「天才の祭典」で会えるので楽しみだ。



by chi-midoro | 2017-04-22 01:35 | 脱力
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