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ブラックニッカ日々 2017-04-30

昨日の疲れからか体が倍ぐらい重い。
転がるように畳の上を移動。
少し動いてはまた寝る。
1時間かけて1メートル動く。

しかしのん気にしているわけにはいかなかった。
トレードセンターで開催されているイベントの取材に行かねばならず、
時間も約束してあったので、気合を入れて起きあがり準備。

ちょうど「食博」というのをやっているようで、
電車がすごい混んでる。
自分の目的のイベントはひっそりとした感じでホッとした。
精巧な食品サンプルをたくさん見た。
それを見ていた見知らぬ子どもがあまりの精巧さに「これ…マジでガチやん」とつぶやいていたのが面白かった。

取材が済み、そこら辺の地べたでコンビニ弁当食べる。
すぐ目の前は海。日差しが心地よい。
暑くないし寒くない。
今が最高だ。

コスモスクエア駅まで歩き、海辺の緑地公園で焼酎カップ飲みながら寝転ぶ。

おとといぐらいから小川さやか「都市を生きぬくための狡知 タンザニアの零細商人マチンガの民族誌」を読んでいる。
岸政彦の本の中にこの本の名前が出てきて、図書館で予約したんだと思う確か。

まだほんの始めだが、すごく面白い。
マチンガというのは、アフリカのムワンザ市という町で古着を売っている商人のことで、
道路標識にハンガーで服を吊ったりしてストリート商売をしている。

末端の商品は中間の卸業者から代金後払い形式で商品を仕入れて売る。
売れた売り上げから仕入れ値を後で払うという形。

引用。
「この商慣行は、中間卸売商と小売商の双方にとって経済的な利点があるが、いくつか不可解な点もある。その不可解な点とは、第一に、口約束のみのこの信用取引が、互いの出自はおろか、本名も住所も正確に把握していない流動的で匿名的な関係のうえに成立していることである。この商慣行をおこなう両者のあいだでは、生活支援や値下げなどをめぐって、日々、嘘や騙しをふくむ熾烈な駆け引きが展開し、小売商は取引に不満をもつと、代金未払いの商品を持って逃げる。そうなると、本名も住所もわからないので、中間卸売商がその小売商を探し出すことは困難である。その結果、中間卸売商のなかには資本を失って小売商に転落する者もたびたび出現する。第二の点は、持ち逃げした小売商の大半がしばらくすると戻ってきて、中間卸売商は持ち逃げした小売商を許し取引を再開することである。それどころか、中間卸売商はそのような「裏切り行為」を引き起こす小売商こそ、取引相手にふさわしい人物だと評価することもある」

この部分を読んだ時、心がはずむというか、義理は果たせ、男は仕事に打ち込んでなんぼ、人間コツコツやってれば必ず良いことがある、みたいな日本でだいたい正しいと思われていることから解放されたような気がしてすごく気分がよかった。

裏切って逃げていいし、悪びれもせずにまた現れて許される。
最高。
この前読んだイク族の現代版な感じがすごくする。生き延びてストリートに降りてきたイク族というような。

4時前に帰路につく。
一休みして夕飯食べに近所の王将へ。
リニューアルしたみたいで2階ができてた。
座敷もあり、良い。
しかしリニューアル直後のバタバタか、お店の人は大変そうだった。
しょっぱい味噌ラーメン。体に悪そうでうまい。

帰って用事済ませて寝て起きてふと気づいたら5月。
時間の流れの速さが怖い。

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by chi-midoro | 2017-05-01 01:13 | 脱力
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