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ブラックニッカ日々 2016-9-10

起きて今日締め切りの原稿を書く!
そして、寝る!

次に目が覚めたらもう15時過ぎであった。

夜は白菜を煮てポン酢で。

また寝てしまい22時に目が覚める。
今日はHOPKENで「街道そだち」があり、自分はそこで缶べキューをする係。

慌ててチャリで向かいつつ、途中の100円ローソンで缶詰や調味料など買う。

HOPKENにつくとハヤトさんがすでに来ており、ほどなくしてヤマコットさんも来てくれた。心強い。

街道そだちは、HOPKENの2階でみんなでゴロゴロしながら映画を見るというイベントで、
自分の缶べキューブースは1階に設置されているのだが、1作目の映画がいきなり4時間の作品で、
みんな上にあがってしまって早くも暇。

しかし、HOPKENの杉本さんと良い居酒屋の話などを交わし、楽しく過ごせた。
途中の休憩でみんな一階に降りて来て、その短い時間に缶を温める。

Casioトルコ温泉のサイリさんも来て、久々にお話しできた。

1本目の映画が終わり、2本目の映画が今度は2時間半ぐらいの映画で、すでに午前4時頃で、
もう人来ないかなと思って途中から見る。見るというか寝る。

ヤマコットさん、ハヤトさんがぼーっと映画をみているところで横になってみると、
なんだかやけに落ち着き、すぐに眠りに落ちた。

そして目が覚めると6時半。
窓から朝の光が差し込み、今日の映画のセレクターであるYudayajazzさんのスロウなDJがそーっといつの間にか始まっており、
スクリーンには古い無声映画がかかっていて、なんだこの時間!という幸福感であった。

階下に降りると朝がゆが提供されていて、それをみんなで食べる。
これは…最高なイベントだ。

自分は映画の上映中ほとんど寝てただけなのだが、映画見ながら寝るって相当気持ち良い。
相当凪いだ映画だったし。
入場料は投げ銭制、キンメさんによるフリー中国茶も本当に美味しく、
穏やかで心地よいイベントだ。
思わず街道そだちTシャツ買う。

1缶300円で6缶買ってもらい、1800円の売り上げ。経費は2500円で、買ったTシャツは1500円。
計算できないが、損はしてない。

7時頃、ヤマコットさんハヤトさんを駅まで送り、チャリ漕いで帰る。
ついてなんだかんだでもう9時近い。
新幹線が11時半ぐらいなのでもう寝ない!

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by chi-midoro | 2016-09-11 08:45 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-9

朝、図書館に予約してた本が届いたのを取りに行って、それから仕事、のはずがまた寝る。

結局お昼頃ようやく動き出し、大阪にまだいるハセガワさんと梅田「風の広場」で集合。
気持ちいい風に吹かれつつ歓談していて、ふと「そのだ競馬」が最高だったという話になり、
勢いで行くことに。

相変わらず素晴らしい雰囲気。
居酒屋ポニーにもまた行けたし(焼きそばうまかった)、2レースみて500円使って400円戻ってきた。
競馬場は明るいうちから何してるんだかわからない人がたくさんいて、誰がいても許されるような空気があり、その居心地の良さも競馬好きの人がついつい足を運んでしまう理由なんだろうなと思った。

急いで中津へ移動し、シカクに来てくれているオニオンボーイさんウクダダアイノーさんたち一行と合流、「いこい」行ったら満席だったので、「はなび」に行くことにした。せせり焼きの煙にいぶされながら楽しく飲み、21時頃心斎橋に移動して今日DJするオオノ屋へ。ここから時間の流れがすごく慌ただしくなって記憶がぼんやりしているのだが、ヒゲ美さんと奥さんが来てくれたけどお店が満員で入れなくて、近くで飲んでるハセガワさんやルノアール兄弟の左近さんと一緒に少し飲んだり(左近さんにサインもらった!)、同じくオオノ屋に出ていたtksさんとコンビニにお酒を買いに行って迷ったり、ウクダダアイノーのライブをみたり(新曲もすごいかっこよかった。二人ともラップがすごいうまい。ものすごい盛り上がっていた)、自分のDJはまったく空気読めてないシカゴハウスで、なんかめちゃくちゃ申し訳なかったり、満員のお店を少し出てよいまつりさんやウクダダさんハヤトさんらとコンビニ前で談笑したりが一気に過ぎ去っていった。

5時半ごろ疲れ果てて店を出て、ハヤトさんと一緒に金龍ラーメンに吸い込まれた後に帰宅。
目まぐるしい一日であった。


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by chi-midoro | 2016-09-10 15:07 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-8

ものすごい眠気。
この眠気には力士や恐竜でもかなわないはず。
それぐらい眠い。

何度も起きてはまた倒れ、なんとか最後は打ち勝った。
午前中できるところまで仕事してお昼過ぎにシカクへ出勤。

ずんずん作業を進め、17時過ぎにハセガワさんとルノアール兄弟の左近さんがお店に来てくれるのを待つ。
二人がきてしばらくしたところでお店を早引けさせてもらい、いこいで飲む。
そこにヒゲ美さんも合流。
今日はちょうど広島東洋カープが25年ぶりの優勝を決めるかどうかの瀬戸際で、
もし広島が優勝したらこの勢いで新幹線の最終に乗って広島へ行こう、という話になる。
結果、テレビを見てたら、巨人x阪神戦で巨人が逆転3ランを打ち、阪神が負けてしまったので、
今夜広島が優勝することはなくなった。
(今日広島が中日に勝ってマジック1になったんだそうだ)

最終の新幹線で広島に行くことにはならなかったが、
一瞬、4人で新幹線のボックス席に乗って酒盛りしてる楽しさが想像できただけでもなんか幸せだった。

気持ちを切り替えて地下鉄乗り継ぎ、谷六の「そのだ」へ。
ラーメンも少し食べられて幸せな夜。

左近さん、いい人だった。
また飲みたい。

今日はテクマ!さんのお通夜だった。
俺は行けなくて、チミドロのみんながお通夜の後にWさんやモリカワさんも交えて献杯してる写真を見た。
当然だが、みんないつもよりLINEが真面目で、色々やろう!という熱気にあふれていた。
生きて元気なうちにもう少しがんばりたい。

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by chi-midoro | 2016-09-09 01:49 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-7

昼ごはんは袋めん。

お酒は宝酒造の「焼酎名人」を少しずつ。

「ゴジラ」の一作目を見た。ゴジラかなり怖い。怖い上に少し可愛くて可哀想。モノクロだからできた表現というか、モノクロだからアラが隠れてリアルに見えるというところも多分にありそう。どうしてもシンゴジラと比較して見てしまうのだが、こっちの方は、野戦病院みたいになっている場所だとか、銀座あたりで「これでお父さんのところにいける」みたいに観念してる母子がいたり、タワーで中継中のアナウンサーも死を覚悟して「もう終わりです。いよいよ終わりです」と実況しながら死んでいったりして、被害を受けた人や死に瀕した人たちをかなりエグく描いている。その生々しさに比べるとやっぱりシンゴジラの、「どこどこが壊滅したらしいよ」という2ちゃんのまとめみたいなのを見てるみたいな雰囲気はだいぶ軽いけど、まあ描いてる部分が違うという感じか。どっちもゴジラが怖いっていうだけですでにすごい気がする。

「ボウリング・フォー・コロンバイン」もなぜかこんなタイミングで見た。飽きずに見れたし、アメリカの生活の中での銃に対する距離感(それも場所に寄るんだろうけど)も少し感じられたけど、なんか監督のやり方が下品なんだよな。なんかそこに矛先を持って行ってもしょうがねえだろ、みたいな、ただ突撃して意地悪してるだけに見える部分もたくさんあった。アメリカとカナダとの対比もなんか単純すぎて胡散臭さを感じてしまった。でもそのやっちまえ!的な手法ゆえにヒットに結びついて、銃規制とかに関して注目が集まるとしたら結果的に良いことになるのかもしれない。なるのかな。だとしたら、とりあえず派手にやってしまえばいいってことにもなりかねない。でもアメリカが抱えてる矛盾とか困難な問題がアメリカの内側から表現されるのを見るのは本当に面白い。ここに出てくる問題が15年近く経った今、さらに深刻になっていたりするし(タリバンからイスラム国への進化とか)。なので、こういう人がいてこういう派手な表現で問題を取り上げてくれるのはありがたいとして、見る側は「ちょっと誇張もあるかもな」とか疑いつつクールに見るというのがいいのかもしれない。

家にずっといたので気がふさぎグングン酒を飲む。酔ったら酔ったでうだうだ落ち込む。丸ごとすべてイチからやり直したい。

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by chi-midoro | 2016-09-08 02:21 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-6

朝起きて京都駅へ向かう。
京都水族館で取材の仕事をした後、京都駅ビルの拉麺小路に行ってみる。
結構どの店も混んでいて、比較的すいていた徳島ラーメン東大という店に。
カウンターの向かいの席の男性が「超うまい!ああ、超うまい!やっぱりなぁ、超うまい!」とうわごとのように繰り返しているので、超うまいラーメンを食べているんだな俺は、という気になってきた。

それにしても暑すぎる。京都水族館から駅まで、まったく日差しを遮るものがなく、倒れんばかりに暑い。

せっかく京都にきて、割安な昼特キップが使えるリミットは17時で、まだ時間があったので、どこ行こうかあれこれ考えた結果、嵐山の琴ヶ瀬茶屋に行くことにした。

京都駅から嵯峨嵐山まで15分ほど。そこから渡月橋までのろのろ歩き、琴ヶ瀬茶屋を目指す。やっと着いたと思ったら売店船だけの営業みたいだった。店長さんがちょうどいて、少しお話しできたのだが、ここ数日で台風が上陸するという予報があって、昨日あたりからしばらく閉めているらしい。残念だが仕方なし。10回来て5回ぐらいはフラれている。

とにかく冷えたビールを…と思って、阪急の嵐山駅まで歩いている時、ふとそのあたりにスーパー銭湯があったのを思い出した。琴ヶ瀬茶屋に行けていたら瓶ビールとゲソ焼きかなんか食べて1000円ぐらい使っていたであろう。スーパー銭湯の入浴料も1000円だし、こっちを目的に嵐山に来たと思い直すことにして入った。

風風の湯というスーパー銭湯。内湯が2つと露天風呂が1つとサウナという感じ。お風呂の面積はそんなに広くなくて、全体的にコンパクトな感じなのだが、小綺麗な印象。快適である。

畳敷きの休憩所があって、客がみんなそこで座布団を枕に横になっている。この休憩所も綺麗で居心地がいい。館内の自販機の発泡酒も高くなかったのでそれを買い、飲んで横になる。窓のすぐ向こうに保津川の支流が見えて、日が当たって涼しくて、良い時間だった。このままもうどこにも帰らずに全財産(4,000円ほどあった)使い果たすまで移動して、そこから先はなるようになればいいという気持ちになってきた。

しかし、現実はしょうもない。すでに買ってある昼得キップのリミットが近づいてきたので帰ることに。嵯峨嵐山駅近くの古本屋をのぞいていたらザッと雨が降ってきた。ちょっと値付けの高めな店だったが、畦地梅太郎の「山の目玉」があって、ずっと欲しいと思っていたので、その他2冊とあわせて買う。少し小降りになったところを走って駅へ。

京都駅で乗り換えて梅田に17時半ごろ着く。今日は中村さんと駅前ビルを散策する約束があったので、イーレの蔦屋書店で待ち合わせの時間まで立ち読みし、風の広場で発泡酒を飲んで待つ。

その後、マヅラコーヒーで飲み(ちょうど店内で生演奏もあって得した気分。男女デュオが『いちご白書をもう一度』などを演奏)、福寿という店、ミルクホールとハシゴして帰る。なんだか途中から酔っぱらってきて、自分が何を話しているんだかわからないような、全然上手に考えがまとまらなかった気がする。とはいえ楽しいひとときだった。

帰りにカップスープを買い、カットワカメをドサドサ入れて食べ終わるなり寝る。



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by chi-midoro | 2016-09-07 14:33 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-5

朝頑張って起きて取材に出る。
この前、予定を勘違いして迷惑をかけた先だったのだが、
優しく対応してもらった。すみませんでした。

時間きっかりで済んですぐ家に戻って仕事する、
はずが…眠くて仕方なくて昼過ぎまでものすごい寝る。
眠りにも浅いのや深いのがあるけどなんなんだろう。
今日の昼寝は強烈な、スリープモードじゃなくて電源落としたような感じだった。

シカクに出勤。
通販&入庫処理。
巴さんと二人で店にいる時に大福書林の方がお店に寄ってくれて、
もとは出版社に勤めていたが、今はお一人で本を作っているという方で、
この前京都の誠光社で見つけて、絶対買う!今は無理だけど!と思った本もその人が作っていた。
色々ノウハウを教えてもらう。
一人でも良い本が作れる。って簡単に言えることではないが、希望のある話だ。

雨はちょうど仕事中に降ってやんだみたいだった。
空気が涼しいを通り越して冷たいぐらいなので、立ち止まっての発泡酒もそんなにうめえーって感じももはやなかった。

帰ったら不思議なことにまた猛烈に眠い。
寝て起きて仕事。しばらくたまっていたのがようやく片付きつつある。
いや、今見たら半分ぐらいまだある。きつい。

つちもちしんじさんの東京百景を一気に見る。
タッチの変遷が面白い。
日が沈んだあとの、もうこのまま空気に溶けてなくなってもいいやと思うような時間帯の景色を描いた絵がいくつかあってそれがたまらない。



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by chi-midoro | 2016-09-06 03:38 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-4

じんましんの薬が眠すぎてどうしても起きていられない。
というのを自分への言い訳にして昼頃まで寝ていた。

そういえば昨夜、山形のいとこの電話番号からふいに電話があったと思ったら、その娘の日和ちゃんが電話口に出て、「あと5年したらお酒飲めるから、山形で待ってるね」と言うのであった。ずいぶん大人びた声になっていて驚いた。なんにせよ思い出してもらえるのはありがたい。

山形行きたいな、1週間ぐらい。

昼食は即席めんとす。

何もすることが思いつかず、そういえば前に「セリア」という100円ショップにスマホのカメラに洗濯バサミみたいに取り付ける魚眼レンズがあり、それがなかなか面白い写り方をすると聞いていたのを思い出し、さらにはその「セリア」が京橋の方にあるのを思い出し、行くことにした。すぐ見つかって、魚眼レンズとマクロレンズっていう、超接写できるようなやつの2種類があったので両方買う。

取り付けて撮影してみると確かに少し魚眼っぽくなり、撮る場所によっては面白いかもしれない。
いつ使うか、わからないけど。
216円払って今日はもう目標達成という気分になり、ブックオフに寄って少し時間つぶして帰る。

白菜やしめじが安かったのでそれを煮て食べる。

夜、何日か前に借りて来た「FURY」を見る。前に一度失敗して同名の映画を見ちゃったんだけど、今度はブラッドピットが出てるやつ。戦闘シーンすごい、見てられない死に様もあり、泥だらけの、ずっと死の恐怖と戦ってるような戦場の描写だった。とにかく、第二次大戦中にこんな絶望的な戦闘が実際にあったのかもしれないと想像できるだけで充分なのかもしれないが、最後、ブラッドピットや主人公のこの前までタイピストだった「マシン」などなどの5人の仲間が、故障した戦車に立てこもって戦おうとするところになんか、美化し過ぎな部分を感じてしまい、そこから、これはアメリカの戦争を肯定するような思想が下敷きにあるんじゃないかと思い始め、そう考えてみると、なぜか圧倒的な劣勢でも降伏しない狂ったドイツ軍に対し、俺たちが戦争を終わらせてやるんだというようなセリフもあったしなと思うが、そもそも戦争映画っつうのはそういう側面がどうしてもあるものな。自国の非道を徹底的に描いた戦争映画が製作されることなんてないだろうし。

ブルーハーツは小学生の頃に初めて聴いて以来もちろん大好きなんだけど、例えば「あれは伝説の爆撃機 この町もそろそろ危ないぜ」ってう歌詞の「月の爆撃機」っていう歌があってかっこいいのだが、それをカラオケで歌う時に、この歌詞は「爆撃機」っていう言葉のかっこよさを利用してるんじゃないかと思う時がある(と言いつつ歌うけど)。戦争映画に武器や戦車のかっこよさを感じてしまうっつうのは、なんか嫌だけどどうしても否定できない部分だな。ドイツ軍のまったく攻撃が効かないすごい戦車なんか、神々しい迫力があった。あと、空をものすごい数の米軍の戦闘機が飛んでいくシーンがあって、飛行機雲が何本も何本も空に走ってるあんな情景も、なんか不思議な美しさもあって、いや、でもそこも描くことが本当なのかもな。わかんなくなってきた。

最後の絶体絶命みたいな戦闘シーンを見てるとき、塚本晋也「野火」の最後の方を思い出していたけど、あっちの方が厭戦感が強かった。こっちはやっぱ戦車自体が強いからな、その時点で少しかっこよさが出るんだよなきっと。厭戦な映画にしてくれ!ということじゃなくて、映画をみてる今の自分は何を楽しんでいるのだろうと思うと時々わからなくなるということだった。

いや、とにかく緊張感がずっと持続する映画だった。ブラピ良いツラしてた。

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by chi-midoro | 2016-09-05 03:28 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-3

遅く起きて、図書館に返さなきゃいけない本や最近買った本を読む

小山田浩子「工場」は、広大な敷地を持ち、その敷地の中に住宅も飲食店もホームセンターとか美容院とか何もかもあるような工場の中の話を、それぞれ全然違う仕事をしていて立場も異なる人の視点がどんどん切り替わっていくような形式で書いている「工場」っていう小説を含む三篇が入った小説。何を作ってるのか分からないでかい工場っていうとそれだけでカフカっぽいが、確かにカフカっぽくもあるけどもっと全然俗っぽい。ある登場人物は勤務時間中ずっとシュレッダーをかけ続ける作業を担当してたり、工場の緑化を進めるために敷地のコケを研究する役を任される人がいたり、とにかく「なんのための仕事なのか」ということをみんな分からず、とりあえずやっているという。出てくる人が結構紋切り型な感じがして、設定のために作られた人格みたいな気がしてしまったけど、笑えるところもあるし、自分のお勤め経験とも響き合うというか、やっぱ、会社ってどこか俗なカフカっぽさがあるものだから、でかいビルで働いてた頃のことを思い出してうんざりし直したりして読んだ。

池内恵「イスラーム国の衝撃」は、イスラム国のことが全然わかってねえと思って読むことにした。とにかく中東の情勢が複雑すぎて地名も何も頭に全然入ってこなくてぼーっとすることが多かったが、イスラム国が今後、国家に匹敵するような力を持って戦争に打って出るようなことは起こりえないだろうけど、どれだけそれをせん滅しようと攻撃しても細かく分散して、また新たな集団が生まれるだけで、終わりがなさそうだってことはわかった。あと、イスラム国に共鳴して独自にジハードに参戦する「ローンウルフ型テロ」に関するくだりを読んでいくと、まさにそれはインターネットの素晴らしさ、例えばいつでもどこでも世界への窓が開かれていて一人ぼっちじゃなく、好きなことを誰でも自由に手軽に発信することができ、それを遠い国の誰かが評価してくれたりするし、自分も遠い国の誰かのメッセージを受け取って自分と同じことを考えてる人がいるんだなと思ってつながれたりするみたいな、「サウンドクラウドに曲上げたら海外の人からたくさんメッセージがついてそれをきっかけにどこかの国のレーベルからリリースすることになった」というようなこととまったく同じメリットをイスラム国も活用して影響力を世界に広めていて、なんとも皮肉すぎるというか、うむ……。

イスラム国に関する本、何冊か読んでもっとぼんやりでも概要を知りたい。

シカク出版「名作漫画誌 品格」は、シカクの巴さんが編集長になって創刊したインディペンデントマンガ誌で、自分は特に何も手伝っておらず、できたのをただ手に取って読んだだけなのだが、ちゃんと面白い雑誌になっていた。とにかくイシヤマアズサさんの「あなたのしらないわたしのこと」というマンガが素晴らしかった。団地暮らしの女の子のちょっとした日常の一コマという感じなのだが、「いってきます」と言ってドアを開けて外に出た時に、建物に切り取られた日差しがスッと通路に差し込んでいて「あっ」って声が出るシーンとか、イシヤマさんの作品は今のところ食べ物に関するものが多くて、描かれた食べ物がどれも異様なほどに美味しそうなのだが、食べ物に限らず、木漏れ日の動きとか、そよ風が吹いてくる感じだとか、そういうシズル感みたいなものにめちゃくちゃ敏感なんだと思う。あっと驚くストーリーみたいなのもたまに欲するときもあるけど、自分は、当たり前に存在する色々なものが改めてみると美しいみたいな感じに今とても興味がある。というかここ数年はずっとそればっかりだ。パリッコさんと「ビールの泡ってじっと見てたらすごくキレイじゃないですか!?」と驚き合って笑ったことが最近あった気がするのだが、そういうように、スピリチュアルでも、地球最高!みたいなものでも全然なく、ただ、雨の音でも定食屋から漏れてくる匂いでもなんでもいいけど、そういうものにグイグイ惹かれる。イシヤマさんのマンガはそれに溢れている。

「品格」は来年に2号が出るそうなのだが、作家陣がガラッと変わるのか、それとも今回の参加者がレギュラーメンバーのような形になるのか、とか、そこからして楽しみだ。

金子山「喰寝」は、この前のイベントで金子山さんにいただいた著作なのだが、548ページもある分厚い文庫サイズの写真集で、金子山さんが「今日」っていうタイトルでブログにアップし続けている都会の風景の3年半分から成っているものだという。道で抱き合ってる男女とか泥酔して寝てる人とか、東京が中心だと思われる町の中での色んな人のそのままの姿態がめくってもめくっても現れて、最初こそ「撮ってるのがバレて怒られたりしないのかな」とか邪推しながら見てるのだが、やっぱこのボリュームがすごくて、脳が洗われるというか、最後はもう人間のエネルギーしか感じなくなる。何日か前の金子山さんのブログを今見たらいつもの大阪の町もしっかり「喰寝」のテイストで写し取られていて不思議な感じがした。

北井一夫「流れ雲旅」は、この前タコシェに行ったら「著者サイン入り」だというのが並んでいて、いつか買いたいと思っていたので買うことにした。つげ義春と大崎紀夫と三人で東北の温泉を歩いた1970年頃のモノクロ写真で、つげ義春の紀行文の方の本にチラッと載っている写真は見ていたけどまとまったものは初めて見た。金子山さんの写真と違って、映っている人がみんなカメラを向いていて、撮られる緊張からキッとした顔をしていたり、案外リラックスした笑顔だったりするのだが、とにかくみんな顔と姿が良い。顔だけで100点のうちの80点ぐらい取ってくる感じ。なんの点だか分からないけど。当時の下北半島とか、交通的にも絶対に今とは比べものにならない距離感だろうし、その距離があったからそこにしかないものがそのままあったんだろうし、距離感も違い、それから50年近く経とうとしてる今とは何から何まで違うのかもしれないけど、パラパラみてると今すぐ東北に行きたくなる。つげ義春の顔もいいな。

顔の力、俺もつけていかないとな。

仕事したくないけどしないとやばいので少し進める。

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by chi-midoro | 2016-09-04 00:05 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-2

朝、起きて仕事をしていたら電話があり、
今日取材の約束をしていたはずのお店からだった。
俺が日時を指定しておいて忘れてしまっていた…。ひどい。
先方は穏やかに応対してくれたが、今日はもう時間的に難しいとのことだったので、
謝って謝って日時を変更してもらった。
ダメ過ぎて落ち込む。

昼は家で袋めんを茹でて食べる。
入れる具が何もなくて、海苔だけはたくさんあって、それを山ほど入れたら本来の味わいを海苔が覆い尽くしてしまい、なんだかよく分からないものになってしまった。

チャリでシカクへ。
暑い。
黙々と作業をして20時半ごろ店を出る。

途中で一缶発泡酒を飲んでいたらチミドロのイッチーからテクマ!さんの訃報についてLINEに連絡があり、え!え!えええ!と思う。
心不全だという。

確かに音楽ニュースの記事になっているし、帰ってツイッターを見てみたらみんなそれについて書いていて、本当なんだなーと思うが、あまりに急なことで飲み込めない。といったって、ここ数年会えてなかったし、いつも連絡を取り合うような距離ではなくて、だけどいつも存在感があったしそれを感じながら生きているような。
この前、新宿Motionの楽屋でチミドロ面々とだべっているときに、楽屋の上の方にテクマ!さんの写真(ポスターか)が貼ってあって、それに見下ろされながらしゃべっていたのだが、まさにそんなような、ライブハウスどこ行ってもテクマ!さんのポスターを見たりするし、直接会わなくてもいつも存在を感じていた気がする。

それにしても、人は急にいなくなってしまう。

生きている人でも、気付けば何年も会ってなくてこのまま一生会わないのかもしれないし、いや、そもそも、みんなそれぞれ忙しい中でタイミングがあって一度か二度飲んだり言葉を交わしたりできるだけでもう十分なのかもしれない。

テクマ!さんのイベントに立て続けに呼んでもらっていた2010年の写真データは、今は使ってない古いパソコンに入っていて、久々に起動してその頃の写真を見ていたら、テクマ!さんと一緒に撮った写真は全然なく、確かに恐れ多くて「写真いいっすか!」みたいにはとてもじゃないが言えなかったその頃の気持ちを思い出した。

でも一緒にカラオケ行ったり、二人だけで新宿のワタミかなんかで飲んだり、ライブで一緒に曲をやらせて(なんつうとかっこつけだな。カラオケのトラックを流して一緒に歌っただけなのだが)もらったり、楽しかった。ゆうばり映画祭に出ない?と声をかけてくれたのもテクマ!さんであった。ここ数年では、「味園ユニバース」の映画が公開される前ぐらいの時期に大阪に長期滞在してるから飲もうみたいな話になりかけてタイミングがあわなかったことがあった。今思えばそれが残念だ。

で、そういう流れで2010年頃の日常の写真をバーッとみていたら、当然、もう会えなくなった人や閉店した店などがたくさん出てきて、感傷的な気持ちになるのだった。いや、感傷的っていうか、飲み込めないような不思議な感じ。父方の祖父も、母方の祖母もその頃は生きていて、死ぬなんて思ってもいなかった。ただただ、時間って、時間すげえよって思う。たった6年前のことでもずいぶん遠い。

いつ死んでもいいように部屋を片付けたい、荷物を減らしておきたいと思うけど、結局自分がまさか明日あさって死ぬとは思っていないからこうしてだらだらやっている。ってみんなそこは同じなんだから、まあ仕方ないか。

うんざりするぐらい物の多い散らかった部屋だが、そんなんでも回収業者にお願いすれば驚くほど簡単に片付くものだとも聞く。寂しいようでも清々しいようでもある。

死ぬっつうのはどんな感じなんだろう。

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by chi-midoro | 2016-09-03 04:16 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-1

昨日は飲み過ぎていたみたいで二日酔いがすごい。
が、昼から取材でビュッフェへ。がんばって食べる。
がんばらないと食べられない体調だけど、味はどれもすごい美味い。

そのままシカクへ出勤。
半月ぶりぐらいに棚をみたら、シカク出版から出たマンガ雑誌の「品格」も買いたいし、香山哲さんの新作「心のクウェート」も買いたいし、最近気になっている小磯竜也さんの「言葉製望遠鏡」も残り1冊になっていて買いたいし、と買いたい本がたくさんあった。さらにこれまで、シカクで働いている以上いつでも買えるしなと思って購入を先送りにしていた本もたくさんあり、一気に買うことにした。田口史人さんの日記を読んで「買い物は投票と同じ」というような箇所に目が留まったことも影響していたかもしれない。とりあえず帰りに会計することにして働く。

通販の作業、新商品を登録する作業が結構たまっていて、ほぼ休みなしで14時から21時頃まで働く。少しずつ目に見えて片付いていく感じなので、どちらかというと心地よい疲れだ。

21時になって日払いで給料をもらい、自分が買いたい本の会計をしてもらったら、今日の給料と手持ちのお金をあわせても足りないことが判明。「やっぱりいくつかやめます」と言って、何冊かは今度にすることにして購入した。

あれだけ「買うぞ!」と息巻いていたものの、いざ給料が消えた上に手持ちのお金の大半まで使ってみると、自分の金のなさが身に沁みて、さらには金ないのに何してんだろう、と思って、帰り道はどんより暗い気持ちになった。勢いで使っちゃいけない金まで使ってしまった。まあしかし、自分が買ったことで、制作者の方に少しでもお金が送られ、また次の作品を作る費用になったりするなら悪いことではない。そう思いたい。

発泡酒を飲みながら駅まで歩く。

東京にいてサボっていた仕事を急いでやらなきゃいけない。
まずは麻雀のゲームでもして気持ち切り替えよう。

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by chi-midoro | 2016-09-02 00:24 | 脱力