<   2011年 03月 ( 2 )   > この月の画像一覧

エンドレス今日

遅くなりましたが無事です。

3月11日は朝から会社の健康診断で、目黒の病院まで行って色々検査してた。みんなそうなのか、よく分からないけど胃のレントゲン検査が一番大変で、炭酸飲んでバリウム飲んでゲップは我慢して、っていうやつで、台の上をゴロゴロ回転したりなんだりしてやっておりました。で、検査が終わると下剤を渡されて、前の日の夜から飲み食いしないようにって言われて空っぽに近い胃腸から今度はバリウムを出し切らなきゃいけない。

とりあえず近所のラーメン屋でお昼ご飯を食べて、ゆっくり渋谷の会社に戻って、お腹がゴロゴロし出したなっていうところであの地震があった。うちの会社はビルの上のほうにあって、そのせいか揺れに揺れ、血の気が引いて、とりあえずみんな外に出ようってことになり、いや、ならなくても一人で外に飛び出しそうだったけど、とにかく避難。周りのビルからも続々と人が出てきて、「とはいえ、どうするー?会社に戻ろうかー」とかみんな言い合ってるうちに強い余震がきて、周りはビルだらけだったのでガラスでも落ちてきたらと思うと怖くて、かといって、近くにこれでひとまず安心だ!と言えるような公園などもなく、とりあえず高い建物の少ない場所へ歩いていき、その間も気を緩めると下剤の力に負けて粗相しそうで、気が気でなかったのだが…。

その後、たまたま近くに遊びにきていた家族ともそれほど苦労することなく合流でき、すぐそばの老人ホームのロビーに入れてもらって、トイレも確保して不自由なく過ごして夜中に帰宅。ケータイでツイッターを見て、どうやら東北の方が大変なことになっているようだっていうのはなんとなく知っていたものの、山形にいるいとこにはなかなか連絡がつかないし、ケータイの充電は心もとないしで、きちんと何が起こったのかを確かめられたのは家に戻ってテレビを見てからのことだった。

東京の家族も、山形の親戚も、ちょっとした不自由はありながらも無事であることが分かってきて、それはよかったのだが、東北の惨状はそれからの報道で目に入ってきて、もうそこからは、何かもかも、すごい勢いで、情報に翻弄され、一喜一憂して、不安になってまたしばらく落ち着いて、っていう感じを繰り返すだけだった。

週が明けて仕事は再開されたが、小さな余震でも揺れるフロアで、手に汗を握る気持ちで働いたり、原発の事故や計画停電を考慮して自宅作業となったりと、なんというか、いつにもまして仕事に身が入らない状況だった。ちなみに、家族には関西の実家に里帰りしてもらい、その点、だいぶ気が楽になりはした。ECDが同じような状況をラップにしていて、励まされたりもした。

チミドロとしては、何度かメンバーと顔を合わせてお酒を飲んで、それでだいぶ気が晴れた。みんなで話していると、ネガティブな話題であろうと不思議と楽観的に聞くことができ、テレビやツイッターで目に耳にするのとは違うのだった。それにしても、こんなバンド名が示すとおり、自分たちの活動はみんな一人一人が憩を手にして、しかもそれにちょっと飽きてるぐらいの状況でなければ到底成り立つものではないという認識はあらためて確認し合うことができた。

原発の事故はまったく出口の見えない状態で、今日の東京では水道水からも高濃度の放射性物質が検出されたということがあり、不安に思えば無限に不安になってしまうのだが、同時にのん気に洗濯物を干したり、外を出歩いたりしてもいて、なんというか、人間はずっと不安で緊張しっぱなしではいられない性質が備わっているのかもしれないと思ったりもした。

今朝のネットニュースで、宮城県内に住むある家族が、遺体安置所をめぐった末に家族が亡くなっているのを確認した、というような記述があって、家族や親戚と連絡が取れない人は、各避難所の被災者名簿を探すと同時に、安置所を探すという、生きてる可能性の確認と死んでいる可能性の確認を平行してやらなければいけないのかもな、ということにようやく自分の想像が少しだけ及んで、そこからは言葉にはできない重たい気持ちになっていった。

逡巡しっぱなしの日々で、何も言えることがない。のん気などうしようもないことをツイッターに書いたりしてみても、すぐに後悔や違和感が襲う。でも最近読み返してる田中小実昌の「ポロポロ」みたいに、語るそばから言葉が語りたいはずのことから逸れても、その堂々巡りから逃げずにいるしかないという確信はある。それだけがやけに確かだ。こんな時に何か整然としたことなんか言えるはずがない。

バンドメンバーのハナイさんと話した時に、震災以降、音楽聴いてます?って聞いたら「ほとんど聴いてない」って言ってて、頭の中でも鳴ってないですか?って聞いても「鳴ってない」って言う。自分も、震災後に配信された大好きなミュージシャンのいくつかの曲をちょっと聴いたぐらいで、ほとんど聴く気になってない。今思えば自分の世代ではブルーハーツがよく原発のことを歌ってたなーっと、当時はよく分からずに口ずさんでいた一節がやけに身に沁みて頭の中で繰り返されたりした程度で。

そんな中、4月2日に下記のイベントに誘ってもらったら、途端に色々聴きたい音楽がある気がしてきてなんだか嬉しい。日暮里のギャラリーで入場無料。チミドロDJsで音楽をかける予定。本当に好きな音楽を!

間欠泉」@日暮里HIGURE17-15
4月2日(土)15時~
入場無料

参加者:
阿部隆大(http://ryudaiabe.exblog.jp/)
一輪社(http://www.pixiv.net/member.php?id=727483)
内田百合香
オカタオカテツヤ(mppm)(http://momonga-pyonpyon-magazine.tumblr.com/)
小田島等(http://www.odajimahitoshi.com/)
穏やか(http://karuhazumi.blog15.fc2.com/)
及川さやか
加瀬透(http://toritomemasho.jimdo.com/)
北林研吾
郡司侑祐(http://paper.moo.jp/)
齋藤祐平(http://blog.goo.ne.jp/hintandgesture)
東海林巨樹(http://www.hetlight.com/)
タコ25(http://everytimenemutai.blog114.fc2.com/)
TATA(http://tata-or-tata.blogspot.com/)
都築潤(http://www.jti.ne.jp/)
中ザワヒデキ(http://www.aloalo.co.jp/nakazawa/)
NANOOK(http://nanoooook.blogspot.com/)
林香苗武
福士千裕(http://zombiebi.web.fc2.com/)
もんだみなころ(http://sites.google.com/site/mondaminakoro/)

音楽:Nothto、チミドロ

料理:皆藤将

4月1日~12日にかけて行われる「小田島等 写真作品展 The Taste of SU- PHOTO~ for Patient Mr. Know All」と「おだやかじま展 ~穏やか×小田島等 feat. 間欠泉~」の中のイベント。この日を楽しみに、とりあえずはがんばります。
[PR]
by chi-midoro | 2011-03-24 01:56 | 脱力

OSHIRASE

今週土曜日、3月5日に恒例の「CLUB HEROES」にチミドロDJsとして出演させていただきます!自由が丘アシッドパンダカフェにて!僕らはイベント開始早々からやってますー!

3月5日(土)
CLUB HEROES vol.03 (1983年度生ナイト)
自由が丘 Acid Panda Cafe

23:00-/¥1000/No Drink

■ DJ/Live (アルファベット順)

・C.Sayid(TheLasttrak)

・DJきなこもちアイス

・Hydropump(ぐちょん&コボチャン)

・みみみ

・見世者小屋

・Silvanian Families

・Yasterize + チミドロDJs



と、あと、チミドロの曲を収録したコンピが3月15日に出ます!

F.C BROS 2011
価格:1050円(税込)
レーベル:void community

収録アーティスト:
チミドロ、HARDCOREDUDE、ELNUDO、NOVACANE、撲殺少女工房、di-bit、河合カズキラングレー、DONNASUMMER、ざxこxば、PIKAMACHI(ex THIS WORLD IS MINE)、A.G.Y.A Drive, ULTRAFUCKERS ,DULLGARIES、PLUGNET

ファミコンサウンドをテーマにしたコンピで、僕たちは「迷子」っていう曲で、あのドッジボールゲームの名作のインドの面のフレーズ使ってやってます!変な曲なんでぜひ聴いてみてください!

詳細はこちら

↓↓↓
http://voidcommunity.web.fc2.com/site/News.html
[PR]
by chi-midoro | 2011-03-01 00:12 | ライブ