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ついにこの日が来た

今晩ライブします!高円寺のスタジオDOMにて!

午前3時からです!

やばい夜!

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2012年6月30日(土)
音飯 MANGA SHOCK企画
「ez do DANCE!!!!」
23:00~5:00
@高円寺STUDIO DOM

●出演●
【DJ】
FUKUYOKA
箕浦建太郎
アソコジャパン
マーチ
デビルスコーピオン
シュガーボーイ
松井一平(TEASI)
タナゲス
37A
tahuDj(denpaRec)
長州ちから
【LIVE】
ヌケメバンド
BAAAK BONKDOM
THIRTY JOY
千田浩人(PeacePill)
アベミキ
回鍋肉(見世者小屋)
YUNDE
SMOKIN' IN THE BOYS ROOM
夢のでぶコーネリアス
UTOPIA3
OfficeVoids
Tongues
夕焼けの丘
EL NUDO
チミドロ
FIST FUCKERS
ちくわテイスティング協会
ゲバ棒
HORSE & DEER
MANGA SHOCK
and more!
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by chi-midoro | 2012-06-30 22:21 | ライブ

保坂和志の出たDOMMUNEをみて

保坂和志がDOMMUNEに出るというんで見た。
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うちのパソコンかあるいはネット環境がへぼいのか、
最初の方は間に合わず。あと、肝心そうなところを聞き逃したりもしたが、
だいたい聞けた。

つうか、相変わらず話はとりとめもなく、
小説と同じでどこを聞いてどこでやめてもいいっていうような感じなんだけど。

「カフカ式練習帖」の原稿ノートも映ってた。
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電車の中で書いた文章が多い、というような話をしてた。

電車の中で、今視界に入ってることをきっかけにして
ノートに走り書きしてくって言うスタイル、
やってることはまったくアナログなのに、すごい即時性って感じがして、
スマートフォンでツイッターに投稿してるみたいで面白い。

即時性っといってもそれが他人に届くのは数ヶ月とか数年後なんだが。

保坂和志の本にはどれも必ず、
本を読むことのダイナミズムは読んでいる最中にしかない
読み終えたあとで、この本はこうだった、みたいに
読書感想文みたいにしようとし出した時点でもう違うものになっている
というようなことが書いてある。

「明け方の猫」という本を久々に読み返していたら、
ちなみにこの小説は、夢の中で自分が猫になっていて
猫だけど意識は人間で、猫がみてる世界ってすげえ!ってずっと
感心しているという話なのだが、
今の自分として一番ぐっときたのは、
人間は五感が鈍いぶん、
記憶を含めたそういう、情報を溜め込む部分が発達してるけど、
猫はもっとダイレクトに
目で世界を見て、耳でも見て、鼻でも見て、繊細なヒゲや手足の毛とか、
そういう部分で自分をとりまく世界をありありと感じている。

だから、世界から受けたものを
感じたまま、世界に対して返している。

が、人間はその工程が
のろい。
のろいしせこいというか、
自分の感じたものを自分のものみたいに
独占したり保存しておこうとする。

大まかにいうとそういうことが書いてあったと思う。

読んでると
まさにこのせこい人間が自分だわーという風に思い、
評判よくしたいとか、自分の知らないところで誰かが自分のことを
考えてくれてたりしないかとか
そういう人間的のろさやせこさを
まったくなくすことはできないだろうけど、
極力薄くしていきたいと思う。

イメージとしては、
風が吹いたらホーという音が鳴る筒が地面に立ってるような。
自分が見たものとか知ったことが筒を通って音になって
消えていくだけ、それで大満足!
という境地にたどりつきたい。

最近ずっと老人になりたいと言ってるのは、
亡くなった祖母のように生きたいという意味がほとんどなんだが、
祖母の世界の捉え方は、そんな勝手に鳴る筒のようだった気がする。

キャッチアンドリリース状態。

でもただ立ってる筒とか言うと
もう世界なんかどうなってたっていいっす。
自分、ただの筒なんで。
みたいな無気力でもいい感じがしてしまうのが罠。

そこら辺、保坂和志を自分に甘いメッセージみたいに、
都合良く読んでしまってる自分もよく感じる。
そのままでいいんだよ的な。

保坂和志はそんなことは書いておらず、
このままでいいはずはない。

ただ諦めてなんでも容認するんじゃなく、
自分の楽しい方に向くためにガタガタ動いてる筒、みたいなのがいいのかもしれない。

とにかく、もっと全力でキャッチアンドリリースせよ。ということだ。
そのほうが面白いんじゃん。という。

あとこの「明け方の猫」に入ってる最初期の「揺籃」という中篇、
いわゆる保坂和志っぽい文体と全然違っていて、
あのどこまでも長いちぢれ麺のような文章じゃなく、
プツプツきれた短い麺で、
違和感を感じるのだが、
電車の中の場面がたくさん出てくるからか、
その文体のせいかわからないが、
「カフカ式~」っぽい部分が多い気がした。
性に関するねちっこい描写があるのも似てる。
つげ義春の「ねじ式」とベケットを足したみたいな話。

フルで視聴できるこの山下澄人との対談も面白かった。

山下清の話と、保坂和志の「なり」のなんでもなさと、
落ち着きのない動きのやばさが印象的でした。
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by chi-midoro | 2012-06-01 03:32 | 脱力