<   2016年 09月 ( 30 )   > この月の画像一覧

ブラックニッカ日々 2016-9-29

寒くて目が覚め、敷布団を二つ折りにして間に挟まる形で眠りなおす。

昼はカップ麺。食べてすぐお腹壊す。

15時に天王寺駅。居酒屋「種よし」の取材で、同行してくれる漫画家のはたのさとしさんと待ち合わせ。
お店のお母さんに話を聞きつつ飲み食いするという主旨なのだが、昨日マナーの悪いお客さんがいたらしくお母さんの機嫌がよくなく、緊張した。しかし徐々にお母さんもノッてきて酒もおつまみもガンガンに出てきて、すすめられままに飲んでるうちに完全にただの酔っ払い状態。気づけば3時間半ほど経過していた。

「おっちゃんはなぁこう見えて慶應出とるぞ」と絡んでくる60代男性。大阪の居酒屋が好きで休みのたびに札幌から一人で来るという50代男性、などお客さんもエネルギッシュである。そしてそれぞれの酔いの方向性を、緩急つけながらバシバシ整理していくお母さん。

店を出て喫茶スワンでお茶。はたのさんの単行本にサインをいただく。
下書きして丁寧に描いてくれるところに人柄が。ありがたや。

帰宅し、シャワーを浴びて水をがぶがぶ飲んで寝るが、酒のダメージからか寝苦しくて何度も目が覚める。
シカクのようでシカクではない店で「3500円の15%」を計算しようとして、壊れかけの電卓でがんばるけど延々答えが分からず苦しむ夢など見る。一時は「8000円」という、どう考えても誤った計算結果が出たりした。

[PR]
by chi-midoro | 2016-09-30 06:32 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-28

近所にセブンイレブンが出来ていて驚いた。
入店してみると結構品揃えがよくて、「野菜たっぷりタンメン」などというのも売られており、「タンメン、これでいいじゃん」と思って買う。オープンセール50円引き。

部屋で横になりたいが、いつも髪を切ってもらっているゴクマさんのところが今日の昼だけしかあいてないというので、タンメン食べて少しだらだらして髪を切りに行く。

終わって家に戻るともう用事で外出する時間で、眠いんだけどまとまって寝るタイミングがないまま。

図書館に本を返しに行かなきゃならず急いで高野秀行「アヘン王国潜入記」を読む。大阪で知り合ったライターの大迫さんという方がおすすめしてくれた一冊。90年代にミャンマーのワ州というアヘンを栽培して生計を立ててる地域で、種まきから収穫までの何か月かを過ごし、最後はアヘン中毒になって帰国するまでの旅行記。

著者は別に全然いいやつでもなく、最後は仲間に嘘をついてまでアヘンをねだりまくるような人なのだが、ワ州の村の人々の穏やかさがとにかくいい塩梅。損得おかまいなく、少し収穫を手伝うと、自分たちの貴重な財源であるアヘンをガンガン分けてくれるし、ケチなことも言わない。というか、損得とかいうことをそもそも考えるのに慣れてない様子で、政府からだいぶ搾取されているのだが、どこ吹く風でのん気に暮らしている。そののん気さが最高と思うわけでもないが、居心地が良さそうな気はする。滞在中ほとんど危険な目にもあわなかったらしい。

こんなの当たり前過ぎるかもしれないが、昔が良かったということでもなく、人が賢くなろうとするのは当然の欲求だとして、それでもやはり損得勘定がなにか元凶なのは確かな気がする。そこから解放されたい。でも、損得勘定のおかげで、お金を払えば均一的なサービスが誰しも受けられるわけだし、その恩恵をべったり受けているわけでーという。いや、でもホント金はいらないそんなに。誰がいま一番上手に儲けてるかじゃなく、誰がいま一番のん気に暮らしているかが知りたくて、後者から学びたい。

夜、雨が降ってくる。

今日は、エーチャンさんといこさんとひなこさんと大阪駅上階の風の広場で飲む約束があるのだが、あいにくの天気だ。
しかし、雨の当たらない席も探せばあり、ちょうどうまく空いたのでそこで飲む。
ファミマやなんかでおつまみを買ってお酒を買って、色々話す。
これで充分である。
夜のピクニックといった感じで楽しかった。

風の広場の正面、グランフロントの左手に見える広大な空き地。
あそこにきっといつかデカい商業施設が建つんだろうけど、とりあえずそれまでは公園として開放して欲しい。
あの場所がただの広場になったらすごくいいのに。

[PR]
by chi-midoro | 2016-09-29 02:53 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-27

起きたら二日酔いだったが、昨日行けなかった生駒軒のタンメンをやはり食べておこうと思い、食べに行く。
近所に住む妹と母も同行するという。
やっぱり生駒軒のタンメン最高。こんなに弱っていてもうまい。

その後、喫茶店でお茶飲んでたら割烹スナック新田のママが孫のアキラ君と隣の席にいて、
うちの父はその新田というお店によく行くのだが、たいてい泥酔して帰りはいつもアキラ君に家まで送ってもらうのだそうだ。
そのアキラ君がうちの父について「浜町公園でポケモンGOやってる人に向かって『仕事しろ』と言って絡むんですよ」と語っていた。
困らせてしまい申し訳ない。

14時新宿でパリッコさんと待ち合わせ。
二人で椅子持って武蔵五日市へ。
1時間ちょっとの距離だが秋川渓谷という渓谷のある自然豊かな町。
だいぶ遠くまで来た感じのする場所であった。

スーパーで肉を買って、コンロで焼いて食べたり、こんにゃくが名物らしいので刺身こんにゃくを買って食べたり、界隈では評判だという肉屋さんのメンチカツを買って食べたり、を、河原に椅子を出して行う。

スタートが16時半ごろで、そこから日が沈む18時過ぎまでの短い時間だったが、空の色が刻一刻と変わる良い時間帯だったのでだいぶ満喫できた。椅子最高。

電車に乗って引き返し、もう一件、パリッコさんの取材に同行する。
ディスク百合おんさんのおうちにお邪魔して楽しく飲み食い。
夜行バスに乗るのに一度家に荷物を取りに行かねばならなかったので、なんだか慌ただしいのが残念であった。
取材が終わるなりパリッコさんとともに大慌てで去る。
食い散らかしたものをそのまま放置して帰って百合おんさんには申し訳なかった。

荷物とって一呼吸して新宿に向かうと結構ギリギリであった。
24時20分、新宿バスタ発のVIPライナー。2700円。ポイント使って2500円ぐらい。
隣の席は心の優しそうな青年だったが、とにかく寝相が悪い。彼女かよってぐらい尻を押し付けてくるので困った。
しかしまあ、それほど困ってない。

いつも眠いくせにこんな時だけ目が冴えて真っ暗闇の中、2時間ぐらい考え事。
この先どうしていこうか、いや重たいことは考えたくない。
楽しいこと考えよう、何も思い浮かばない。
昔の楽しかったこと思い出すのはなんか悲しくなるからやめよう。
みたいな感じで、うだうだと。

札幌でも東京でも色んな人に会っていただきありがたかった。
特に面白いことも言えず、ほとんどぼーっとしてるだけでいつも申し訳ない。


[PR]
by chi-midoro | 2016-09-28 10:27 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-26

昼、父母と生駒軒でご飯食べようとなって、行ったら今日は休みだった。
じゃあ仕方ないと、あづま軒へ行くことにした。
タンメン頼む。

これはこれでうまいが、いや、やはり生駒軒がいいな。

メテオさんと軽く飲もうかという話になっていたが、時間が足りず、日本橋近辺のアンテナショップを数軒まわることにした。
家に一旦戻り、高田馬場へ向かいパリッコさんと合流。
戸山公園でテント張ったり椅子置いたりして飲んだあと、安田理央さんの事務所へ。
最高の屋上スペースに再びテント張ったり椅子置いて飲んだりする。

その後、安田さんの取材企画に参加させてもらいみんなで酒を飲む。
23時頃に帰路。後ろめたい気持ちを抱えつつ、駅前の家系ラーメン屋でラーメン。


[PR]
by chi-midoro | 2016-09-27 01:16

ブラックニッカ日々 2016-9-25

寝ている部屋の、色々物が置いてある中からなんとなく引っ張り出して開けた缶の中に子どもの頃(付属の紙に89年のシリーズだと書いてある)買い集めていたSDガンダムの塩ビ人形がたくさん入っていた。限定の金属製のも入ってたりして、あったなーこんなのと思ってネットで検索したら、通販サイトで一体千数百円で売っているものもあるようだ。

これ、30個ぐらいあるし、まんだらけに売りにいったら結構なお金になるんじゃないの。もし何万円かになったらド派手に豪遊も可能。どんな店にでも行ける!と思って中野に行くことにした。

ブロードウェイ3階の買い取りコーナーに並んで待っていると係りの人がきて、「ああ、これのもう少し後期のやつだといい値段になることもあるんですが、これだとまとめていくらって感じになっちゃいますね。全部で千円というところです」と言われたので「あ、じゃあ持って帰ります」と言ってリュックに入れ直す。部屋に飾ろう。

豪遊の夢が立たれ、あてもなく歩いていたらオモチレコードの望月さんとみぽりんさんにバッタリ。会えてよかった。

せっかく中野まで来たしと思い、三鷹まで電車に乗って「三鷹市美術ギャラリー」でやっている「塩谷定好展」という、ピクトリアリズムと呼ばれる芸術写真の日本での先駆け的な写真家の展覧会を見に行った。

塩谷定好は鳥取の人で、植田正治も師と仰いでいたりするらしい。砂丘をうつした写真もある。ピクトリアリズムの写真家たちは、それまで景勝地や人物写真や事件現場だとか、何か記録したい対象があってそれを正確に写し取るための技術として存在していた写真というものを、絵画と同じ視線で芸術作品として成り立つものにしようとして、何でもない景色を撮影してさらにそれをわざとぼやけた印画技法でプリントしたり色々実験していて、自分はそのピクトリアリズムの中の福原信三、福原路草という人の写真がすごく好きである。

展示では100枚の写真を年代順に紹介していて、好きなものもあったのだが、塩谷定好の写真はどちらかというと、何かを表現しようするテーマみたいなのものが先に立ち過ぎていて、自分はもっとそういうんじゃなく、そこら辺の民家と草とかが映っているだけでいい、なぜかそういう写真の方がそこに時間が確かに流れていたことが感じられてぼーっとしてきて気持ち良いのだが、それに比べるともう少し作家性がある感じだった。いや、とはいえ、雨上がりのどこかの村の道を歩く人を撮った写真とか、グッとくるものもあった。

図録はやめてポストカードを2枚買うことにして外に出るとちょうど日が暮れたタイミングで、三鷹の「おんがくのじかん」へ続く道が歩行者天国になっており、それをなんとなくスマホで撮ってみたくなるのも塩谷展を見た影響かもしれなかった。

緑茶割りを一缶飲んで有楽町へ引き返し、取材の材料探しにアンテナショップをめぐりまくる。すごく疲れた。

誰かと飲みたいと思ったが、日曜の夜だしみんな忙しそうで部屋へ戻る。
お金ないし今日はもう何も食べるまいと思っていたのだが、北海道で買って持って帰ってきていたカレーヌードルが部屋にあり、やはりお腹がすいた気がしてそれを食べることに。

熱湯をカップに注ぐ際、いつもと鍋の勝手が違うので、お湯が左手にダバッとこぼれ、ここ最近で発した一番でかい声で「あちい!!」と叫んだ。痛む左手を保冷剤で冷やしながら麺をすする。そして今日中にやらなきゃいけない仕事を進める。それにしても痛い。

ツイてない。







[PR]
by chi-midoro | 2016-09-25 22:58 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-24

じんましんの薬が眠すぎてグラグラしているうちにあっという間に成田空港についた。
昨夜、メテオさんがライブの最後にやってた「4800日後…」が頭の中で繰り返される。

父の誘いで、上野の伊豆栄梅川亭でうなぎを食べる。
しかし上野駅について外に出てみると土砂降りで、ちょっと距離のある梅川亭につくまでにずぶ濡れとなり、荷物も重くて死んだような状態になった。今すぐ横になりたい状態であったが、うなぎは美味しかった。ただ、山椒をかけすぎた。

帰りの地下鉄が車両故障で止まってしまい、「運転再開の見込みは立たない」との放送がり、じゃあもう地上に出てタクシーだと階段を上ってる途中で「今から動くことになりました!」というので駆け下りて、「いや、やはり再開のメドが立ちません」ということになり、これはもう仕方ないことなのだが、その床でいいから今すぐ横になりたいと感じた。

もう一度地上に出てタクシーで人形町へ。

2時間ほど横になった。
みんなで惣菜などを食べながら飲んで歓談。

なんだか疲れが押し寄せてきてとにかく眠る。

[PR]
by chi-midoro | 2016-09-25 22:19 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-23

起きたら雨が降っていた。
豊平峡温泉というところに地下鉄とバスを乗り継いで向かう。
真駒内まで15分。そこから1日1便の無料バスが出ていて40分。
露天風呂も広く、カレーもうまい最高の温泉。
帰りのバスまで時間がたっぷりあり、休憩所でゆっくりする。

札幌に戻り、ずっと行ってみたかった「お忙しマイホームタウン」というお店に行けた。
味のあるビルの9階にあり、それほど広くないが、アート寄りなミニコミやTシャツや雑貨などを売っている。
札幌市内の銭湯をレポートした手作り本と、円盤の田口さんの「レコード寄席覚え書き」というのが売っていたので買う。

お店の方ともお話しすることができ、チミドロの者ですと名乗ることができた。
お店の方が大阪に来た時にシカクにも寄ろうと思いつつ、時間がなくて果たせなかったそうで、
ぜひ今度来ることがあったらと話す。おすすめの札幌のお店なども聞く。
札幌では10月に「ピラミッド」という、取り壊し寸前の民家でやる、バンドがわっとたくさんでるイベントがあって、
それがすごく面白そう。

一休みして、洗濯物をコインランドリーに持って行ったりした後、
北14条の方でメテオさんがライブをするというので見に行くことに。
30分ぐらい歩いたらついた。
会場のLOGに入ると「韻踏み大喜利」というのをやっているところだった。
和やかムード。
メテオさん、丸省さん二人体制のMMRのライブで、急きょDJをすることに。
DJといってもCDプレーヤーで指定された曲をかけるだけなのだが、
このCDプレーヤーが半分壊れていて、CDを入れてすぐ強く叩くことでCDを読み込む。
そしてリモコンで何曲目とか選んでタイミングよく、押す!
これがなかなかに緊張する作業であった。

MMRの二人に酒をご馳走していただき、打ち上げのジンギスカンにも混ぜてもらって楽しいひととき。
北海道の若きラッパーの方々の話も聞くことができた。

メテオさん、丸省さんが乗っていくタクシーに便乗してすすきの方面へ。
しばし町を散策した後、解散。ホテル着くなり眠る。

[PR]
by chi-midoro | 2016-09-24 17:37 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-22

朝目が覚めた。

北海道を中心に展開するコンビニチェーン「セイコーマート」に寄ったらすごかった。
オリジナル惣菜、オリジナル酒など、ここで飲む企画をやりたくなった。

取材先に向かったら、食べたかったものがもう売り切れていて無駄足。

前に書き仕事で調べたことのある「北海道神社」に行く。
すぐそばに円山動物園もあったので行って、ヒグマのでかさを堪能。

すすきのまで引き返し適当なラーメン屋に入ったが、それでも美味しかった。

夜、DJの黒木さんと飲む。日本中のタワーをめぐる旅でたまたま来ていたという。
くろさんがここ最近熱をあげている狩猟の話を色々聞く。

銃を持っている友達、やばい。

山の中ででかいイノシシに間近で遭遇した時、時空が歪んだように感じた話など、くろさんからしか聞けないような話ばかりで楽しい。
あっという間に夜中になり解散。

こんなタイミングで会えてよかった。


[PR]
by chi-midoro | 2016-09-23 01:05 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-21

早起きして札幌にきた。
仕事も無理矢理兼ねることにして。

取材と心の中では呼んでいるけど、その実、色々食べて写真に撮って感想をメモするというだけの作業をしつつ、町をぶらぶら。
大通り公園でオクトーバーフェスっていうのをやっていて、公園の長く続く敷地に屋台が切れ目なく出ていて、芝生やそこら辺に設置されたベンチやテーブルで夕方からみんなにぎやかに飲んで食べてしているのが楽しそうだった。

お金があまり無くて手が出なかったが、そんな人々に混ざって芝生で寝てみた。
空が青い。眠たい。

日が暮れた後、10年以上前にミヤマッチと行って以来の藻岩山にふと、行ってみることにした。
ロープウェイで昇っていって夜景が広がる瞬間がすごい。オレンジの光がゆらゆらしている。

高さの起伏がなくて平面的にどこまでも広がっている夜景。
すすきのの方に向かって左手前に「円山」があるのだが、その円山が、市街地の光の海からぬっと背中を見せた巨大な生き物のようでかっこよくてずっと見ていた。スマホで写真も撮ってみたけどこういうのは全然うまく撮れない。
夜はかなり涼しくて、Tシャツの上にシャツを羽織ってまだ肌寒いぐらいだったが、湿気のないカラッとして冷たい空気がなんだがすごく懐かしく、札幌にくるとこういう感じなんだった、と何回か来た記憶が一気に思い起こされてなんだか切ないような気持ちになってきた。

夜中に起きて立ち飲み探してラーメンも食べたいと思っているけど一旦寝てもう一度起きれるかわからない。





[PR]
by chi-midoro | 2016-09-21 23:04 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-9-20

イ・ランの「神様ごっこ」というCDを通販で買ったのが届く。
部屋でかけるとなんか空気がシュッと引き締まる気がする。

「私はガス室の「特殊任務」をしていた」を読んだ。強制収容所で働かされていた「ゾンダーコマンド」の数少ない生き残りのシュロモ・ヴェネツィアという人のインタビューが中心になった本。この本が「サウルの息子」の大部分の引用元になっていたのがわかる。

こうして証言して本になっているから当然なのだが、シュロモ・ヴェネツィアは生き延びたわけで、そう思って読むと辛い描写もなんとか読める。本を読みつつネットでも検索してホロコーストについて色々な記事を読んだのだが、「こんなにひどいことがなぜできるんだ」といくら思っても、確かにこれは人間が考えて人間が成し遂げたことであり、こういったことが思考可能だという事実は揺るぎない、というようなことを書いてる記事があって、確かに、誰か一人が狂気に任せてやったこと、とかではなく、大勢の人がこの考えに巻き込まれて力を結集させたからこそ、こんな大惨事が起きたのであり、人間の心のどこかにこんなことできるスイッチもあるということなのかと思うとおそろしい。

で、そう思って考えてみるに、相手を意志があり記憶がある人間だと思ったらこんなことできるわけなくて、段階を経て徐々に相手がただの物だと、シューティングゲームの敵のゾンビだみたいに思っていくように仕向けられていたんだろうなと思う。本の中には、ガス室での処理が終わり、収容された人が全員死んだあとに、母親の体から母乳を飲もうとする赤ちゃんがまだ奇跡的に生きていて、それを看守が拳銃で殺すという場面が出てくるのだが、そんなことも、普通思う人の心のイメージからは遠くかけ離れていて、とはいえその看守にも、孫が生まれたのを喜びと共に抱きかかえるみたいな心情は普通にあるんだろう。だからたぶん、思っているより人間のモラルは弱くてどうにでも動かせてしまうものなんだろう。これが100年も経ってない前のことなのだ。人間の良識なんて全然ちゃんとしてない。怯えて怯えて怯えまくっておきたい。

台風で取材が延期になり、横になって秘密博士のDVDを見ることのできる幸せな時間がおとずれた。
80年代のCMが延々流れるDVD。寝汗かいてうなされる。
前に友達が家に遊びに来た時に、明け方みんな寝てる時にもこのDVDを流しっぱなしにしていて
「なんかうなされた」とみんな言っていた。
80年代のCMはどれもやたら大げさに見える。めちゃくちゃ踊りまくるチューハイのCMとか。
それが笑えるんだが、だんだんとトホホ……という感じになってきて、最後は悪夢のようになってくる。
たまらない。

パリッコさんが教えてくれた90年初頭の東京の街の映像がYOUTUBEに上がってるやつのコメント欄に、
「声の出し方や動作も今とは違うように見える」というようなことを書いている人がいて、
見ていると本当にそうなのだ。
70年代、80年代、90年代それぞれ声の出し方と動作が異なっている。
(一番それを感じるのは女の人の喋り方)
っていうことは00年代も今もまた、後から見ればそう見えるんだろう。
なぜそういうことが起きるのか。誰もが憧れるスターとか、良いなと思う芸術家とかそういう象徴的な人が何人かいて、その人たちの動作が良いものとされ、だんだんと伝播していくというイメージが浮かんだけど、どうだろうか。そんな単純なことじゃないか。



[PR]
by chi-midoro | 2016-09-21 01:33 | 脱力