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ブラックニッカ日々 2017-02-27

たっぷり寝て回復した気がする。

生駒軒でタンメン。
今日はここ最近でも特に美味しく感じた。
こういう風に一つの店の一つのメニューがその時々、店主のさじ加減なのか自分の体調なのか、やけにうまかったり、あれこの前もっと美味しかったけどなと感じられたりするんだからキリがない。色んな店をめぐってあそこのこれは何点!という食べログ的な横方向の食べ歩きとは別に、同じ店で同じメニューを食べ続けて今日はどうだとか観察し続けている縦方向の淡々とした記録があったら読みたい。

今日はハセガワさんの取材に同行するので、中央林間に14時に待ち合わせをすることになっていた。
早めに行っておこうと思って水天宮前から電車に乗ろうとしたら、15分ぐらいまでに人身事故があり、中央林間まで電車が行かないのだという。とりあえず行けるところまで、と溝の口まで乗って行く。

早めに出たのが功を奏し、何十分か待って再開した電車に乗ったら14時ぐらいに中央林間に着くことができた。
なのだけど、途中、ダイヤの乱れかなんかで電車が中央林間駅の手前で止まってしまい、なかなか進まず、それは全然仕方ないのだが、ラーメン食べるといつもそうなのだがトイレに行きたくなってきて、ここ最近でも最大のピンチを迎えた。もしどこかの駅に停車している状態だったら飛び出していかねばならない状況だが、ドアは閉まっている。結局、しばらくして電車が動きだし、中央林間の駅は今工事中でトイレがちょっと離れたところにあり、駅員さんが何も聞いてないのに「トイレあっちですよ!」というぐらい、血相変えた状態となりつつも事なきを得たのだが、よく「電車が立ち往生して数時間閉じ込め」とかニュースで見るけど、字面を見てもさっきの自分のようにピンチな誰かがいるかもとは想像できないし、なんならちょっとのん気なニュースぐらいに感じていたのが情けない。その時そうなってみないと分からないことばかりだ。

ハセガワさんと合流し、駅前の喫茶店でお茶。
その後、編集の方と合流し、取材先へ。

整体院の先生のお話を聞く取材だったのだが、普段自分の体について全然関心を払ってない自分にも(だからこそか)、すごく面白い話だった。今度は実際に施術を受けてみたいものだ。あっという間に時間が過ぎ、取材終了後すぐに桜木町へ向かう。

桜木町でパリッコさんとハセガワさんと三人で飲む約束になっていたのだがだいぶ遅れてしまった。
パリッコさんは一人で何軒かめぐっていたらしく、もうすぐ帰らなきゃならないけどせっかくだし一杯、と軽くつきあってくれることに。
ちょうど連絡をくれたbutajiさんに野毛で飲んでますと伝えると、遠いところ仕事終わりに駆けつけてくれた。
で、4人で野毛の駅ビル「ぴおシティ」の立ち飲み屋で歓談。

パリッコさんは帰っていったが、もう一軒いこうというタイミングで、昨日連絡をもらいつつタイミングを逃していたこまんたれ部さんが合流してくれて、再び4人組に。

三陽に入って「チンチン麺」というタンメン風のラーメンと餃子を食べる。
ニンニクが効きまくっていて暴力的なうまさ。

その後ハセガワさんおすすめの野毛のスナック「おけい」で焼酎飲みながらカラオケ歌う。
butajiさんに色々歌ってもらった。
店のママがこの曲を歌う時だけは店の電気を全部消して歌うという「愛の讃歌」、最高であった。
butajiさんは終電で帰り、もう少し遅くまで電車があったこまんたれ部さんを駅まで送り、ハセガワさんと桜木町のビジネスホテルへ向かう、はずが途中の「たかさご家」で謎の勢いでまたラーメン。
今日ラーメン3回食べてる。バカ。

ビジネスホテルのロビーでハセガワさんと別れる。
部屋は快適。
一人でツインのベッドを使える。
テレビ見ながらダラダラして2時ごろ寝る。



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by chi-midoro | 2017-02-28 16:22 | 脱力

ブラックニッカ日々 2017-02-26

部屋について寝る。
9時半に目覚ましかけ、起きてはもう15分…と眠ってを繰り返して10時過ぎにようやく起床。
11時には蒲田の「大田区産業プラザPiO」に着かなきゃと思っていたので、気づいたらだいぶギリギリで焦る。

11時10分ぐらいに会場に着いて受付の古賀さんに挨拶。
自分のブースの場所に行くとディスク百合おんさんがいた。
「シカク出版」ブース(ブースっつうか長机の半分のスペース)の隣はパリッコさんとディスク百合おんさんのブースなのだ。
これなら寂しくない。

スーツケースを開け、商品を並べる。「ぼやきの地平」「酒の穴」の手作り本や金原みわさんの本や佐伯誠之助さんのCDなどなど。
45のグループが出展しているようで、デイリーポータルの記事でよく見るライターの方々や、オモコロのライターの方々など、有名な人がたくさんいる。
特にオモコロのライターの方々は颯爽と肩で風を切って歩いている感じがした。
こうしてみるとWEBで活躍しているライターの人々はみんなシュッとしてオシャレな服を着た男性や美人な女性ばかりで、なんか、渋谷や六本木の大きなIT企業の社員たちみたいな雰囲気がある。
そんな中、ディスク百合おんさんと遅れてやってきたパリッコさんの顔を見ていると気持ちが落ち着くのであった。

デイリーポータルの林さんの挨拶があり、開場前から並んでいるお客さんがいます!と言う。
おー本当か!と思ったら本当に12時の開場と同時にたくさんの人が来て、その後ずっと17時の終わりまで人が途切れなかった。

シカクブースも、最初は誰も人が寄ってこなかったので、こりゃだめかと思ったけど、ポツポツと人が来てくれて、こんな誰も知らないやつの素朴な文集、売れないよなと思った「ぼやきの地平」もちょっとずつ買ってくれる人がいて大変ありがたかった。

池原さん、渡辺くん、小場ちゃん、笹谷さん、ミヤマッチ、ハナイさん、FQTQさん、ハヤシさんヤマウチさん、東北旅に一緒にいった小坂さん、ROYさん、HEY高橋さん、後で知ったけどハフリダさんなども来て本を買っていってくれる。みわさんの本や佐伯さんのCDも売れて、なんだかんだまんべんなく数が減ったのでよかった。
我々の隣のジモコロブースでは、地酒の注文販売をしていて、そのため振る舞い酒を出しており、「あれ、いいっすね!僕らも振る舞いましょう!」とパリッコさんと話で焼酎と烏龍茶を買ってきて自分たちで飲む。2杯ほど振る舞った。
だんだん酔ってほがらかな気持ちになり、最後は酔いが醒めていきなり疲れが出た。

17時に即売会が終わるとそのまま会場で打ち上げ。
パリッコさん百合おんさんにくっついて色々な方に挨拶してまわる。
デイリーポータルの林さんや古賀さんは何を話す時でもめちゃくちゃ目をキラキラさせて楽しそうにしゃべっていて、パワー感じた。
玉置さんと二人で古賀さんと話していて、古賀さんがしゃべりながらズンズンと玉置さんに近づいて、玉置さんがじわじわと後ずさりしていくのが面白かった。

19時にお開きとなり、途中から来てくれていた酒場人のオークラ出版の吉田さんと4人で「どうしますかねー!この後」と話したが、「まあ今日は疲れたし帰りましょう」ということに。コンビニでシカク宛てにスーツケースを送り、身軽になって帰路。

ヘルシーボーイズのみんながこの前のライブ(自分は参加できず)の打ち上げを高円寺でしているというので、高円寺に向かう。
晩杯屋でみんな飲んでいて、混ぜてもらった。
西尾さんが隣のテーブルに乱入したりして、最後はみんな酔ってほのぼの状態となって解散。
楽しい時間だった。

なぜなのか最後気づくと押上駅にいてもうそこで電車が無くなっており、今日はもう疲れ果てたのでタクシーで帰る。
2000円かかる。
自分への罰として帰りにラーメン食べようと思っていたのをカップ麺で済ませる。

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by chi-midoro | 2017-02-28 15:45 | 脱力

ブラックニッカ日々 2017-02-25

昼、サッポロ一番塩らーめんに福岡で買ってきた明太子を乗っけて食う。
ボーイズが自転車漕ぐのにつきあって川沿いの公園へ。
天気がいい。走ってついていったら汗かいた。

夕方ダンボール箱にポン酢を詰め、タクシーに乗ってシカクへ向かう。

シカクにはラズ先生がいて、コタツで談笑。
そうこうしているうちに19時からのポン酢会の参加者の方が集まってきて、一気に緊張する。
巴さんと手分けして鍋の準備。

ポン酢食べ比べの記事で購入したポン酢を大解放するというイベントで、
みんなで鍋を立ち食いしながら好きに使ってもらう。
それに加えてラズ先生のオリジナルポン酢もあったり、差し入れポン酢もあったりして、
ポン酢がとにかくあり過ぎる。

自分は裏側でお酒の準備をしているばかりであまり先生やお客さんとお話をする暇がなかったのだが、
みんな楽しく過ごしてくれたようでホッとした。
というかホオーッと思ったのが、やたら酒のオーダーが入るにも関わらずみんな全然酔い方が安定していて、
イベント終了後はみんなで片づけをさーっと手伝ってくれてあっという間に綺麗になった。
ラズ先生ファンの方々は穏やかかつ酒の楽しみ方に柔軟性があるなーと感動した。

ラズ先生の「酒のほそ道」を読むと、例えば「そうそう、秋といえば絶対これ」とか、「これを食べる時はこれをあわせないと始まらないよ」(具体的な例えが全然浮かばない)とか、そういう「ルール」がたくさん出てくる。なので、ネットで「酒のほそ道」が教条的だ、みたいな書かれ方をしているのを見かけたりする。知識を振りかざしてくるおじさん、みたいな。しかしそれは本当にまったく全然当たってなくて、そのルールをつまみにして飲んでいるだけなのだ。だからラズ先生とどんな店に行って、そこでチープだったり、わけわかんないつまみやドリンクが出てこようとラズ先生はいつも「ほほう、こういう飲み方があるとは!」とかいってどこまでも柔らかく楽しんでいる。なので俺がよくいくような安くてガヤガヤした店にご案内するのも不安じゃない。ルールはあってもいいし、めちゃくちゃでもいい、とにかくその時遭遇したものに驚き喜びながら飲む。

というか、でなきゃシカクのような規模&雰囲気の店で展示をしてくれたり、その準備も実は忙しいお仕事の合間に睡眠時間を削りつつやってくれたりしているのだが、そんなことをするはずがない。今日の鍋会だって、鍋と言えばこれ!ポン酢はこれが一番!っていうルールを本気で固持している人ならまったくもって話にならない会であろう。それが実際、「この鍋なんですか!めちゃくちゃ美味しくないですか?」と言ってくれるラズ先生なのであった。豆腐ともやしと白菜がメインの鍋を。

そういうラズ先生のような人が集まった会だったので、自然と自治が働き、「こっちに箸ありますよ!」「こっちのポン酢美味しいですよ」みたいな動きが参加してくださった人同士で勝手に始まり、それに任せているだけで大丈夫という状態。ありがたい。

そういう風にして会は終わり、ハセガワさんとヤマコット夫妻、はやとさんが「いこいで飲んできます!」というのをうらやましく思いつつ、明日の即売会で売る本が入ったスーツケースを預かり、その他の荷物持って中津のバスターミナルまで歩いて夜行バスに乗り込む。

今日は土曜の夜ということもあり、満席な上にみんな全然真っ暗になっても寝ない。平然とスマホでアニメみたり、しゃべり続けていたりする。特にすぐ後方の、漫才みたいなテンポのトーク(○○やろ。おいおいおい、なんでやねん。それで言うたら○○に決まってるやんか。どこがやねん!アホか!みたいな)をし続ける男二人がめちゃくちゃ元気で、ったくよーと思いながらとにかく精神を落ち着け、眠りに導く。

お酒をたくさん飲んだあとにバスに乗ったので2回トイレに起きる。それ以外はまあ、なんとか寝ていた。
午前7時前に東京着。漫才みたいなトークをする二人の顔を振り返って見てやれと思って見たら、暗闇の中で姿形が見えない状態で想像していた二人の感じと全然違って、なんか朴訥とした感じの青年で、どうでもよくなった。荷物が大きくて重いのでタクシーに乗る。

人形町駅前の吉野家に吸い込まれるようにして牛鮭定食。うめえ。

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by chi-midoro | 2017-02-27 11:02 | 脱力

ブラックニッカ日々 2017-02-24

昨日よりよく眠れた。
窓の外みたら今日も曇り。

荷物まとめて9時にホテルを出る。
地下鉄の呉服町駅を目指しそこから「大濠公園」に行こうと思って歩いていたらちょうど大通りに出たタイミングで来たバスに「大濠公園行き」との表示があり、飛び乗る。

途中でバスの窓に水滴がサッと走ったと思って外を見たら傘をさしている人の姿が。
最後までツイてない。
まあ休みだったら仕方ないと思いつつ、西公園のハンバーガー屋さんを目指す。
すると、ワゴンの中からラジオが聞こえていて、昨日よりもだいぶ店っぽい外観になっている。
しかし人の気配はない。しばらく立って待っていると、店主がカブに乗って登場。
「仕込みしててー!ごめんねー今あけるからちょっと待ってくださいよー」と言ってワゴンの中へ入っていった。
開店準備の間に色々お話を聞く。

10時頃になっていよいよ調理開始。
ハセガワさんも合流し、後ろにもポツポツお客さんが現れる。
で、ミックスバーガーというのを食べたのだが、とんでもなく美味しかった。
あれはなんだったんだろう…。驚愕。
とにかく帰る間際に食べる事ができたことがありがたい。
今回はもう思い残すことなし!

天気も良くなってきて、二人で大濠公園を少し散策し、早めに福岡駅へ向かうことに。
今回の新大阪ー福岡の片道5,800円キップには500円のショッピングチケットがついていて、
ハセガワさんの分ももらって本屋で新書を3冊買う。
お土産とか新幹線で飲む酒などを買い込み、12時58分発のこだまに乗る。

新大阪着が18時14分だったので、5時間ちょっとという乗車時間。
しかし、ハセガワさんが福岡の弁当屋で買った惣菜をつまみながら氷結を飲み、
たまに広島、岡山などで20分以上停車する隙にホームでまた酒を買い足したりして、
本読んで寝たり、起きてまた酒飲んだりしていたら結構すぐである。
のんびりした良い時間。

割と最後の方、西明石駅に新幹線が止まった際に車内アナウンスで
「お客様にお願いがございます。先ほどまで魚民でお食事をされていた方はいらっしゃいますでしょうか。お店にタブレット端末をお忘れになったと、今、魚民の方が届けにいらしています。お心当たりの方は6号車までお越しください」というような放送があり、血相を変えて走って行くお勤め人らしき人がいて、その後「落し物は無事お渡しできました。ご協力ありがとうございました」とまた放送があって新幹線が動き出した。

窓から魚民の店員らしき、まさに魚民の店員さんのイメージだ!っていう感じの若い青年が駅員さんと一緒に歩いていくのが見えて、一気に魚民を見直した。わざわざ新幹線まで大急ぎで届けに来るなんてすごい。

新大阪に到着。
ハセガワさんとは改札内で別れ、JRに乗り換える。
シカクでは明日からのラズ先生展を前に、みんなで搬入の作業をしているはずで、そこに合流しようと思っていたが、すでに作業は終わっていたそうで、とにかく帰宅。

福岡で色々美味しいものを食べた結果、逆サイドって感じでカレーヌードルが食べたくなり、コンビニで買って帰る。

明日の夜行バスで東京へ行くことになっているので、一度荷物を取り出したリュックにまた準備する。

ミュージックステーションにオザケンが出てたっていうのを知り、ネットにあがってる動画を見る。
「流動体について」という新曲を歌っていて、この曲をライブで聴いたのを思い出した。
その時もそうだったけど、なんか歌詞がしっくり入ってこなくて、
「宇宙の中で良い事を決意する」っていうところとか、それをそのまま言うんだなーと思って、いや、そのまま言うのも面白いんだけど、うまく飲み込めない感じの歌詞で、メロディーも変で、ということは全体的には面白いってことか。

武田砂鉄「紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす」という本を読んだ。植本一子「家族最後の日」にこの本の名前が出てきたので読んだ。

著者がルポライターの本田靖春について書いたという一文があって「本田靖春は、本末転倒には厳しかった。しかし、転倒しない本末には優しかった」というものなのだが、こういう風に言葉遊びみたいなのを多用する人で、なんかかっこ良さそうだけど意味がわかったようなわかんないような感じで、それが自分にはかっこつけ過ぎに映ってそんなに好きな文章じゃなかった。

例えば戦争を体験した人がいて、その体験をまるで力のように振りかざす”老害”がいたら、そこに向かって「うるせえ!」と言ったって良いのではないか、みたいな、じゃないとかえって戦争が風化してしまうという、そういう、あまり誰も言えないようなことをたくさん書いている。ついこの前読んだ岸政彦の本では、戦争の話を公民館とかで語る「語り部」の人の話が出てきて、その人が本番の前の打ち合わせの時も本番と同じ話をして同じところで泣いて、その、毎回悲しさが再現されるということがその語りの運動性なんだみたいに書いていた部分があって、真逆まではいかないけど、捉え方がずいぶん違うものだと思った。武田砂鉄のこの本は、なんかとにかく激しいこと言うみたいなところが少し苦手なんだなたぶん。

先月はクレジットカードでポン酢を買いまくったので、その支払い額を見てゾッとした。
まずは寝る。








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by chi-midoro | 2017-02-25 01:22 | 脱力

ブラックニッカ日々 2017-02-23

なんだか途切れ途切れの睡眠。
7時頃起きて仕事して過ごす。

11時頃にホテルの下でハセガワさんと合流し、今回取材予定だった醤油屋さんを目指す。
色んな種類の醤油を味見してめちゃくちゃ美味しいお昼ご飯を食べた後、コンビニで酒買って「西公園」まで歩く。

西公園には、シカクの二人が絶賛しているホットドッグ屋さんがあるのでそこに行きたかったのだが、朝天気がよくなかったため昨日に続いて今日も休みみたいだ。

そこら中に猫や犬がいてやばい場所だった。

ホットドッグ屋さんのすぐ近くのうどん屋に入り、ハセガワさんがそばとうどんと天ぷらを注文。
さっき食事したばかりだったのでほとんど食べられず、ほんのひと啜りだけもらう。
皇族の佳子さまの写真や、大衆演劇の写真が所狭しと貼られている店。
この店のまわりにも犬がやたらいる。

店を出て気が付いたのだが、ずっと気になっていた福岡のデザイナー・ポッポコピーさんと待ち合わせの約束をしていたのが14時だったのに、すでに15時だった。

慌てて地下鉄で薬院大通駅に向かう。

ポッポコピーさんは、やたら可愛いTシャツやトレーナーをたくさん作っていて、それをインスタにあげているのだが、どこで売っているか全然情報がなくて、思い切ってツイッターで連絡してみたところ、お住まいに直接来て気に入ったのがあったら買ってください!みたいな感じでお返事をいただき、それで住所を教わっていたのだった。

部屋にあがらせてもらい、服を色々見せてもらう。
ポッポコピーさんはとても気さくな方で珈琲まで出してくれた。
たくさん欲しいのがあったが、とりあえず買える範囲で買わせてもらい、ポッポコピーさんがやっているナルコレプシンというファンクバンドのCDも買う。
値段も負けてくれた上、おまけもいただいたりしてなんだか申し訳なかった。
ハセガワさんもたくさん買っていた。

聞いてみると、お店を出すのは性に合わないというか、面倒らしくて、
欲しいと言う人がいたらこうやって家で見てもらうのが一番楽(納品したりする手間もいらないし)だというので、
こういうスタイルでやっているらしい。
そのグイグイいかない感じ、情報量が少ない感じが面白い。

なんか福岡にいきなり友達ができた感じして嬉しくなった。
ポッポコピーさんの家を出て、近くの「本庄湯」という銭湯へ。

入浴料440円、貸タオル10円。
浴室は広くなく、中央に楕円の浴槽と、壁際にもう一つ湯舟。
小さくて可愛らしい銭湯。

カラスの行水って感じですぐあがり、200円の発泡酒を飲んでダラダラしていたら、番台のお父さんがおしゃぶり昆布を「おつまみにして」とくれた。

ノンチェリーさんもポッポコピーさんもおすすめしていた「つどい」という居酒屋に行きたかったが、開店時間が遅いみたいであきらめ、店の前だけ通る。
ツイッターで福岡の方がおすすめしてくれた「煮こみ」という居酒屋に行くことに。

モツの刺身やモツ鍋やら色々食べる。
途中焼酎にぐっと酔ってトイレで気づいたら寝ていてびっくりした。

ふらふらしながら店を出て川端通り近くのカラオケにハセガワさんと入る。
1時間歌う。
最近ずっと頭の中で流れていた銀杏ボーイズの歌を歌えてすっきりした。

ラーメン一杯290円の店の前を通り、通り過ぎ、
いや、やっぱ行くしかない!と引き返して食べる。
麺はちょっとふにゃっとしてたけどまったくバカにできないうまさ。
満腹すぎる。
今日何回ごはん食べたのか。

ホテルに戻り、部屋で仕事。
「ナルコレプシン」のCD聴きながらやる。かっこいい。

明日どうしてもホットドッグ食べて帰りたいので早めに寝る。


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by chi-midoro | 2017-02-24 01:46 | 脱力

ブラックニッカ日々 2017-02-22

目覚ましかけたのに気づいたらギリギリの時間で驚いて飛び起きる。
新大阪から福岡行きの新幹線に乗るのだが、復興割りっていう、「ぷらっとこだま」みたいな、
指定した便に乗らないと無効になるキップを取っているので焦りまくって出発。
動悸がして寿命が縮まっていくのを実感する。

発車時間にはなんとか間に合い、氷結を2缶買う余裕もあった。
しかし1缶の半分を飲んだぐらいであとはとにかくずっと眠り続けた。
5時間近い乗車時間の内、起きていられたのは30分ぐらい。もったいない。

福岡に着くと、雨だった。
雨が降るなんてまったく思っていなかった。
今日、真っ先に行こうと思っていたお店は雨天休業なのでショック。

ハセガワさんと合流し、雨が降ったり止んだりする中を歩く。
駅から歩いてすぐの、丸八ラーメンというかなり味のあり過ぎる店の前で足を止め、
値段を見たらラーメンが320円だという。
これはヤバいとのことで入る。

ちゃんぽんとかチャーハンセット、ラーメンと親子丼セットを分け合って食べる。
いきなり満腹過ぎる。
親子三人でやってる店。37年やってると言っていた。
「この辺じゃ一番安い」と。

そのままダラダラ歩き、福岡港の方へ。
ボートレース場みて、市場のビルをひやかし、近くの「やまや」で酒買ってその近くの「元祖長浜屋」に吸い込まれる。
ラーメン500円。異様にうまい。何年か前に福岡に来た時も食べた。
ハセガワさんは替え玉もいく。ちなみに替え玉の硬めは店の中では「硬い玉」と呼ばれているようだ。

さっきラーメン食べたのにまたラーメン食べて、ものすごいお腹一杯。

雨の中を歩いて福岡城跡から薬院方面へ。
今回行きたかった場所のひとつであるノンチェリーさんの店「ON AIR」へ。
1回しか会ったことない俺だがノンチェリーさんが覚えていてくれて、
「つどいっていう店がいいっすよ!」とおすすめしてくれる。

Tシャツやステッカーなど買い、昨日シカクでもらった「ぼやきの地平」のちょっと製本失敗したやつを渡す。
ハセガワさんもTシャツ買う。

雨の中をまた少し歩き、カフェで一休み。
少しだけパソコンで仕事進める。

その後また店を出て今度は天神の方へ。
一大繁華街だ。
ジュンク堂でシカクのフェアをやってくれている松岡さんに会うべくやってきたが、
まだ約束の時間には早くジュンク堂横のスタバで一休み。

19時半にジュンク堂に行き、松岡さんに会う。
松岡さんは1年前までは東京のジュンク堂にいて、転勤してきたらしい。
今度企画する選書フェアの話など聞く。
本をいただいたりして恐縮。
シカクフェアのコーナーはすごく愛を感じる手の込んだもので、大変ありがたい。

また今後とも色々お願いいたします!といった感じで店を後にし、
ハセガワさんと宿の方へ。
近くにある「つきよし」が気になっているとハセガワさん。
どうも、前に福岡に来た時に自分も気になっていた記憶がある。

混む店らしいのでダメもとで行ってみるとちょうどカウンターに二人分の席が空いており、
奇跡だ!と喜びつつ入店。

刺し盛りがすごくボリュームたっぷりで500円で新鮮で中トロやイカやカツオやどれも驚くほどうまい。
あとトマトの卵とじもうまい。
その後に頼んだ「あぶり明太子」は、うまいだろうとは思ったけど、涙がにじむ美味しさで、
二人で焼酎のミニボトルを頼んで飲む。

締めはごぼ天うどん。
細切りのゴボウがシャキシャキしていて出しは少し甘めでとんでもなくうまい。
すげー!うめー!!とかしか言うことがなくなり、退店。

ホテルに戻り今日は早めの解散となった。




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by chi-midoro | 2017-02-22 23:53 | 脱力

ブラックニッカ日々 2017-02-21

明日から福岡なので借りていたDVDをツタヤに返しにいかねば、と、自転車で天満へ。
それだけで引き返すのももったいないので、「サバ6製麺所」というサバダシで人気のラーメン屋へ。
700円払ったことに悔いのない美味しさだった。

家に戻りすぐ出発。
大阪駅で乗り換えて灘駅へ。
兵庫県立美術館でやっている「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」という展示を見にいく。
一目でアウトサイダーアートだ!とわかる、というか、この人の絵からそういうイメージが確立したのか、
とにかく隙間を一切ゆるさない細かい書き込みと変な図形と変な動物と、音符と言葉がぎっちり書き込まれている。
A3ぐらいあると思われるかなりデカい紙に。
この音符はでたらめなのかもしれないけど、もし実際にそれを無理矢理にでも演奏したとしたら
どんな音楽になるんだろうか。
とりあえずBPMはものすごい速そうだ。

ヴェルフリは30代で精神病院に入って以来、死ぬまでほとんどその中で過ごして、
最初は自分の幼年時代の出来事を冒険絵巻みたいにしたものを描き出して、
それが終わったら、だんだんと神の世界に近づいて、
どんどん膨らんでいく利子?みたいなものを想像して、
現実にはないものすごいでかい数字の単位とかを考えたりして、
その数字で世界を買い取って王国を作るというイメージの世界を描き、
自分がその王っていうか神として君臨することになった。

その王国の完成を祝う讃美歌の譜面と歌詞とかをまた延々描き続けていたようで、
その詩の朗読の音声なんかも流れていたのだが、単純な韻の繰り返しでリズミカルでかっこよかった。
ヴェルフリの絵自体は、自分が思う美しさからは遠くて、部屋に飾りたくはないし、画集も別にいらないなっていうものだけど、その創作の熱量と、そこに描かれた物語とか、詩や音楽がどんなものなのかはとても気になる。
精神病院で渡された紙に描き尽してしまうとすごく狼狽えて、オロオロと紙を探しまわっていたという。
癌で死ぬ何日か前に、まだ未完の物語があるのにそれが体力的に描けないということを泣いて悔しがったという。

展示の1コーナーで、ヴェルフリが実際に作った本(色々な大きさの紙を束ねたもので、分厚くて、
ほとんどは字で埋め尽くされていて、たまに絵や新聞に載ってた広告をスクラップしたものが挟まっている)を
パラパラと1枚ずつめくっていく映像が流れていて、上映時間を見たら「44分」と書いてあって、
時間の都合で全部みれねー!と思って悔しかったのだがあの映像は静かですごく面白かった。

その展示室を出て、ヴェルフリ展のチケットを見せれば無料で見られる常設展も足早にみる。ハナヤ勘兵衛という芦屋出身の写真家の写真がたくさん展示されていて、その中の、静物を撮ったものや、なんてことない風景を撮ったものがよかった。あと1階の彫刻の展示室の中の、海の波をそのまま四角くて黒い塊の上面に再現したもの(飛行機から海をみたようなすごい俯瞰した感じ)が展示されてて、誰のなんだったか忘れたが、それをみていて、彫刻や絵とか写真は、とにかく「良い」ものをそのまま残そうとする行い、それが消えたり忘れたりされることへの抵抗なんじゃないかという気がしてきた。
あの波の塊のオブジェが家にあったらそれをぼーっとみながら酒を飲めそうだし、テーブルにしてもよさそうだ。

16時から梅田で取材があるので足早に引き返す。横尾忠則美術館もすぐ近くだったので行きたかったがまた今度にする。
大阪の大丸でサクッと取材を終え、一度帰宅。

岸政彦「断片的なものの社会学」を読み終える。社会学者である岸政彦は沖縄の人々や、被差別部落の人々や、風俗嬢など色々な人にインタビューをしていて、そこで語られる他人の人生に、それが波乱万丈なものであれ、淡々としたものであれ、その時間の厚みに圧倒され、畏敬の念を持ってそれを見ていて、そういう視点が根底にあるのがいい。有名人の面白エピソードでは全然ない、それぞれのやり方で生きるしかなく生きている人たちの、知られなければ知られないまま消えていったであろうささいな話と、それに刺激されて展開されていく思考、みたいな本だ。

「ある人に流れた十年間という時間を想像してみよう。それは、その人が十年間ずっと、何かの感覚を感じ続けているのだろう、と想像することである」という部分を読んでいて、武田百合子の「犬が星見た」というロシア旅行記で、銭高老人というツアーのみんなに嫌われているちょっと我の強い老人がロシア人の老人(まったくの初対面)と突然抱き合って涙を流すという場面を思い出す。生きている場所も経験してきたこともまったく違うけど、老人は自分たちの中に長い時間が流れたっていうことを共有して、それだけで交感するものがあるというか。逆に言えば同じ時間が過ぎたことだけが他人と自分とをつなぐ共通点なのだという感覚。

そういう想像力を働かせて色々なものを見ていって、それでもどうしても分からないこと(結婚式を挙げることは正常な結婚式を挙げられない誰かにとって暴力になるのではないか、とか)は、正直に「わからない」と書いている姿勢に共感できた。

今晩はポン酢の会の最終回なので、ポン酢を箱に入れて自転車でシカクに向かう。
着いたけどシカクの二人は自転車でどこかへ出かけていていないようで、
そのうちはやとさんが来て、とりあえず二人でスーパーに行って食材を買う。
シカクに戻っても扉の鍵は閉まったままで、店の前でチューハイ飲んでたらヤマコットさんが来た。
しばらく待ったが、とにかく今日は寒くて、雪が降ったぐらいだったそうで、
とりあえず「はなび」でホッピーを飲む。

飲んでたらシカクの二人から連絡が来たので店に戻り、
急いで鍋。

今日も楽しく、美味しい鍋を食べてあっという間のひととき。

巴さんたちがいなかったのは、2/26に販売する本を印刷していたからで、
できあがった本をもらう。手製本の素朴な冊子だが、嬉しいものである。

1時ごろシカクを出て帰宅。
明日は早起きしなくては。

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by chi-midoro | 2017-02-22 02:03 | 脱力

ブラックニッカ日々 2017-02-20

眠りに眠って目が覚めたら13時を過ぎていた。
食べたいものが何なのか思い浮かばず、雑炊にする。

DVDを借りていた「マイマイ新子と千年の魔法」を見る。
少しとっ散らかった話にも思えるが、とにかく田園の風景の描写が気持ちいいのと、
音楽や音の使い方とか、そういう作品のリアリティを支える技術の方に目がいった。
夜の田んぼでゲコゲコとカエルが鳴く鳴き声の音量がちゃんとでかくて面白い。
蛍の光の軌道の描き方も本当にこうだよなって感じがして、片淵監督のアニメは
感覚とか肌触りとかにすごく敏感に作られていると思った。

あと、地形や川の流れから千年前にもこの道を誰かが通ったとか、
大昔のことを主人公が想像して、主人公の友達も夢の世界で千年前のイメージの世界に行けたりするのだが、
今ここにいない昔の人のことをとにかくできる限り想像してみたり、
千年前も誰かがいて今自分がいるっていうことは千年後も誰かがここにいる、という風に考えたりする感じが
「この世界の片隅に」にも通じていると思う。

ふっと終わる終わり方が良かったなあ。コトリンゴのエンディングテーマも最高だった。

17時前に家を出て新大阪へ。
今日は新大阪駅近くの酒場の取材。
出がけは小雨で、傘もいらないやと思って出たが結構降ってきた。
が、取材前にはやんだ。

すでに店内は混雑していて、できる限り迷惑にならぬよう取材していたが、
カメラマンの尾上さんが店内を撮影しているのを見た二人連れの60代ぐらいのおじさん客の片方が、
「おい、何撮ってんねん」「誰に許可もらって撮ってんねん」「俺こういうの大嫌いやねん」「出ていけ!帰れ!」と怒鳴ってきた。
が、こういう時は不思議と結構落ち着いた気持ちになるもので、「うるせえ!じじい!」と思いながら謝ってそのまま取材を続けた。
おじさんたちとは離れた場所に座って飲み食いしていたので、その後は何もなかったのだが、お店の方に「すみません!いつもはこんなことないんですけど」と逆に謝られ、だんだん申し訳ない気持ちになってきた。

尾上さんに「今後どうやって生きていくんですか」「ライターだけじゃなく色々できるようにしておかないといざ仕事なくなった時に大変ですよ」みたいなアドバイスを受け、いやー本当そうっすねと思いながら、自分は何も「これならお任せ!」みたいなジャンルもないし、頭も全然回転しないのでマジでどうしようもないな、道に落ちているお金探すような気持ちで誰でも書けるような仕事を探すしか生きる術がないといった風に思い、しょっぱい気持ちになる。

取材後、怒っていたお客さんがまだ飲んでいたので、店の方が手分けして撮影機材を外にこっそり運んでくれて、「さあ、今のうちに!」みたいな感じでそそっと店を出る。また普通にただの客として飲みに来たい。

新大阪駅の構内のラーメンでも食べて帰ろうかと思ったが、そんなことにお金を使っている場合じゃないかと思い、
コンビニで袋めんを買って帰る。
そしてそれを茹でて旨いともなんとも思わずにすぐ食べ終わり寝る。

深夜に目が覚めて今日の取材の原稿を書く。
図書館で借りて読み始めた岸政彦「断片的なものの社会学」が面白い。

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by chi-midoro | 2017-02-21 04:27 | 脱力

ブラックニッカ日々 2017-02-19

朝起きて用事を済ませて仕事。
今度、東京の即売会で売るためにシカク巴さんと作っている本「ぼやきの地平」の原稿を確認したり、直したり。
自分の文章に値段をつけて売るのは気が引けるが後藤君の挿絵がすごく良い。

昼は袋めん。野菜めちゃくちゃに入れた。

夜、梅田に行って今度ロフトプラスワンウエストのトークイベントに呼んでくれた「おかん」さんと、
ライターの杉村啓さんと、ロフトの宮武さんと4人で飲む。
おかんさんはスナックに造詣が深く、杉村さんは日本酒や調味料にやたら詳しい。
ポン酢について聞いてみたら家に常時150本ぐらいのポン酢があるらしく、
本を出したりしているそうで驚いた。
シャッポを脱ぐとはこのこと。

一軒目がすぐ閉まってしまい、中津まで歩いて「スナックでも行きますか」となったのだが、
日曜の夜だしそもそも中津にスナックがあんまりなく、結局朝までやってるうどん屋に入る。
終電ギリギリまで話して帰宅。

イベント当日、自分が何を話せばいいか全然わからないが、まあ、なんとかなると信じたい。


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by chi-midoro | 2017-02-21 04:00 | 脱力

ブラックニッカ日々 2017-02-18

朝から仕事。
いつの間にか作業がたまってしまって終日がんばる。

昼はカップ麺に、茹でたもやしを大きくはみ出させて。

酒取材の依頼の電話をしなきゃいけないのだが、怪訝そうな声で断われたり、
そもそもつながらなかったり、ずっとそれが心にのしかかったままの一日だった。

夜は白菜などを茹でる。
酒を飲んでも飲んでも気持ちが上がらない。

仕事を途中であきらめ、借りていた「セッション」のDVDをみた。
佐伯誠之助さんがずっと前におすすめしてくれた映画。
「もうね、変態映画ですわ!」と言っていた。

で、なんとなく、若きジャズドラマーと厳しい教師、みたいな映画だとは知っていて見たのだが、すごかった。
なんたるドS映画。とにかく意地悪。
もう登場人物は全部その意地悪のために配置されたみたいな、割と外見的には冴えない主人公に、あの可愛い彼女をあんな振り方させるとか!ほぼ最後の瞬間までめちゃくちゃ胸糞悪いけど、最後にぐおーっと盛り上がるところがあって、それでやられる。とにかく教師のフレッチャーのツラがやばすぎてそれを見てるだけで面白い。
あと車と衝突して血だらけでライブする場面、面白すぎる!

あまりにやりすぎな場面もあったけど、何かのためにすべてを捨てて狂って、そして超越した状態を目指す、っていうことは、どんな分野でも至上とされているよなーとか、宗教の修行とかもそんなものに似ているなと思ったり。自分にはまったくできないことだし、それゆえ憧れるものでもある。とにかく自分は「甘い」し「ゆるい」。そんなことでは何か偉大なものを作ったりできるはずはなくて、フレッチャーがいうところのクソな言葉である「グッジョブ」みたいな、だいたいでいいじゃん的な湯加減に甘んじるだけだろう。でも、ああやって、教えを授けるものが、受けるものをめちゃくちゃ否定して、そしてコントロールするようなのってホント無理だ!その先に何か超越があるとしても、なんかそういうのって「支配」っていうことにもつながってきそうで。

高校の時の担任の先生で古田部先生という人がいて、もう亡くなってしまったのだが、その先生がフレッチャーにすごく似てて(顔も似てる気がする)、何か失敗するとみんなの前で徹底的に罵倒して、泣く子もいたし、すごくイヤミなことを言ったり、スパルタとも違う、意地悪な感じで、自分もその先生の英語の授業が憂鬱で仕方なかったのだが、受験の小論文対策みたいなのを放課後にやるっていうのになぜか自分は参加して、参加してみたら参加者は自分一人だけで、その先生が毎回お題を出して、二人きりの教室で時間内に自分が小論文を書いて、それを目の前で読まれて講評を受けるみたいな、今思えばなんであんなことやってたんだろうと不思議なのだが、それを数か月間ほぼ毎日やっていた。

毎日緊張したが、不思議と二人だけの時はそれほど怒られる感じじゃなく、いよいよ今日でその特別講座も終わりという日になって、最後に何冊か批評の本をプレゼントしてくれて、これを頑張って読めみたいに言われて嬉しかった(読んでないけど)。認めてもらえた!みたいな。

きっとあれはこの「セッション」の小さい版みたいなものだと思うので、嫌だ嫌だ言っておきながら矛盾するようだけど、厳しい人が自分に何かを教えようとしてくれてるという喜びが自分にも少しは分かる。それが正しいことなのかわからないけど。

要所要所で先生のことを思い出させる映画だった。

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by chi-midoro | 2017-02-19 04:48 | 脱力