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ブラックニッカ日々 2017-06-13

昼起きる。
キャベツ煮て味噌味の袋めん食べる。

テレビ見ながら仕事。
ワイドショーで上野動物園にパンダの赤ちゃんが生まれたという話題があり、
たむけんが「和歌山のアドベンチャーワールドで何匹も生まれてるから驚かない。東京騒ぎ過ぎじゃないですか」というようなことを言っていて、大阪はやっぱりこの、カウンター感というか、こっちはこっちでなー!色々あるぞ!という姿勢がベースになって、それで本流とは別に位置から突然降ってくるような形の面白い文化が生まれたりしている。

その姿勢が何か悪い現れ方をする時もある。
それが政治とかに及んでいくのが嫌な気がする。
歯に衣着せぬ物言いが痛快!みたいな政治がおそろしい。
でもお笑いは好きだ。
そこが不可分なのか考えている。

夕飯はホットプレートでイモなどを焼いて。

一度寝てまた起きて、DOMMUNEの「共謀罪はいらない!」という急きょ決まったらしい特番が24時から始まるのを待つ。
メテオさんからLINEで連絡があり、なんとその番組にメテオさんとbutajiさんが出るというのだ。

特番は、奥田愛基さんが司会で共謀罪の問題点を解説するというような内容で、
まず共謀罪が必要だと自民党が謳ってる部分の多く(テロをしようとしてる団体を取り締まるための法律、とか)は、
すでに予備罪ということで取り締まる法律がある。
なのにまるで現行法ではそれが無理であるかのように言って法案を通そうとしている
(あと、オリンピックやるために必要、とか)
その本当の目的がなんなのかはわからないけど、
ある人、あるいはある団体がテロを企てているっていうことは、調べないと分からないわけで、
政府は「一般の人は関係ない。怪しい人を調べるだけだ」と言うんだが、
その「一般」と「怪しい」の境は恣意的なものでしかない。
なので、怪しいかどうかを判断するために捜査する、というようなことが起きうる。
際限のない権限を国、警察に与えてしまう法律で、
こんな危なっかしいもの、無くてもいいんじゃないの?
百歩譲って必要があるとしたら、
そんな騙し打ちみたいなやり方じゃなく、もっとそれが必要な理由を、予備罪とどこが違うのかとか、
もっと議論して欲しい!という主旨の話であった。

それはホントその通りじゃないかと思う。
曖昧に定義を変えられるような力を強い組織に持たせるなんて怖い。
けども、どうも「関係ない」とか「共謀罪に反対するなんてその時点でテロ組織でしょ」みたいな反論がツイッターでも多いみたいで、
なんでそんなに簡単に自分が多数側だと思えるのか、不思議だ。
どうもたぶんそこが大きな違いで、私=国、みたいに簡単に思える人が思ってるよりずっと多く、
自分は、まったく逆で、国vs自分、までは極端としても、国の求めるものから自分は常にはみ出ている気がするので、
だから怖いのか。

会社が嫌だったのも、組織自体が持つ強制力みたいなのが苦痛で仕方なかったので、
いや、でもみんな普通に一人一人は「会社はなんもわかってねえよなー」とか普段から思ってるはず。
なのになぜ、それを何回りか大きくしたような組織である国が自分に向けて刃を向ける可能性を微塵も考えないのだろうか。

そういう風に思いつつ見ていて、1時間が経って第1部が終わり、
第2部はライブで、メテオさんのソロ、MMRの曲、チカシーさんのラップ、butajiさんの2曲、悪霊さんの2曲、DJ EMMAのDJって感じで進んでいった。

共謀罪特番の後のライブなんてなかなかに負うものも大きそうだし、緊張する場だと思うのだが、
いつも通りのメテオさんたちで、それが面白かった。
このラップのどこが共謀罪と関係するのか、そう思うかもしれないが、
こういう俺がこんな感じで生きていける世の中であってくれたっていいじゃないか!とアピールしているのだ。

メテオさんは奥田さんが特番をやると知って「ライブします!」と連絡したそうで、
その「行くぞ!」という感覚が面白い。勇気が出る。
そしてそこにもちろん!と連れだってくるお馴染みのメンツ。その感じもよかった。

by chi-midoro | 2017-06-15 01:17 | 脱力
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