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ブラックニッカ日々 2017-10-25

何食べたいんだかわからなかったが、コンビニに行ってみる。
これじゃない、これじゃないと消去法で結局カップ麺ともやしにした。

仕事しつつ、合間にFacebookをぼーっと見ていたら、
タイの「POLYCAT」というバンドのことを取り上げた記事があって、
読んでみると日本のAORが大好きでそれに影響を受けた音楽をやっていて、
日本語詞の曲もあるという。

聞いてみたら、それこそシティポップ的感覚プラス今のシンセ感がタイポップのフィルターで消化されたような絶妙な面白さがあり、
ほほーこんな人もいるんだなー日本でライブしたりするのかしらと思って記事を最後までスクロールしていったら、
まさに今日の夕方に大阪でフリーライブがあると書いてあった。

ライブは心斎橋にあるメガネのパリミキでやるという。
どういうことだか分からなかったが、17時半からスタートするというので、
19時に京橋に行くっていう予定があったが、ちょうど間に合うなと思って行くことにした。

17時20分ごろ心斎橋駅につき、パリミキに向かう。
1階は普通にメガネを売っている場所で「あの、ライブって?」って聞くと、
2階でやっていますとのこと。
階段をのぼってドアをあけると、ライブできるスペースがいきなりあって、
音は全然鳴ってなくて、何人か歓談している人がいるだけという状況。

「POLYCAT」のメンバーらしき面々もいて、
どうやらこの人がボーカルらしいすごく腰が低くて穏やかな雰囲気の人が
日本の友達らしき人からゲームボーイの筐体をプレゼントされて大喜びしたりしていてアットホームな雰囲気であった。

谷六の「そのだ」の店長がいて、少しお話する。
「POLYCAT」はタイでは結構有名な人たちらしいのだが、日本が大好きで、
とにかく機会があれば来たいという思いがあって今回、東京や大阪の何か所かでライブすることになったんだという。

スタッフもいないような場所で、なかなかライブが始まる気配はなく、
「あれ、これ、ひょっとして今日は演奏しないのかな?」と思ったぐらいだったが、
18時過ぎになって「あおみどり」という二人組のフォークデュオが出てきて、演奏が始まった。
ストリートミュージシャンっぽいさわやかな弾き語りで、
それを聞いているとどんどん時間が過ぎていき、京橋に行くのに間に合わないぐらいの時間になってきて、
でもどうしてもこうなったら一曲だけ聴きたいと思って待っていたら18時45分ぐらいからようやく「POLYCAT」が出てきた。

PCからデジタルなトラックを出してその上にエレドラとかを重ねたリズムがあって、
その上にシンセとベースと甘い歌っていう、すごいバランスが良くて事前にYoutubeで聴いていた以上に良い感じだった。
だし、キュートさもある。メンバーがみんな可愛らしい。どこかいなたいのもいい。

うおーCD買って帰りてえーと思ったが、物販は終演後だそうで、さすがに時間がなくなって退出。

充電がなくなって切っていたスマホの電源を入れたらチミドロLINEで遠藤賢司が亡くなったとの知らせが。
昨日一度、逝去の知らせが誤報的に流れて、でもこういうことでバタバタするのはひょっとして危ないのかなと思っていた。

大急ぎで京橋へ向かう。

駅前でobocoさん、whatmanさん、カロリーカットさんが待ってくれていて、
自分が案内するような感じで京橋立ち飲みストリートをまず散策。
どこも混んでいて、比較的入りやすそうだった「とん両」でまず一杯。

その後、「京屋」に移動して、後にアスパラさんも来る。

もともとはobocoさんと久々に飲みたいと思って声をかけてみたところ、
obocoさんが色々な人に声をかけてくれてこんな珍しいメンツになった。

グルメ漫画の話、DJの話、ミヤジさんの話など色々。
優しい男たちである。
最初相席で、途中から自分たちだけのテーブル席に移させてもらったのだが、
その際に、カロリーカットさんがおしぼりでさっきまでいたテーブルを拭いてから移動するのをお店のおばちゃんがみて
「こんないいこおらん!」と喜び、絶賛。
おかげでお店のおばちゃんたちとも仲良くできてよかった。
「うなぎっていつどんなタイミングで食べればいいんでしょうね」と話していたそのうなぎのかば焼きが500円であり、
食べることができたのも嬉しかった。

23時ごろ、京都に帰る面々もいるので解散。
締めにラーメン食べて歩いて帰る。

帰宅後、「POLYCAT」のことを改めて調べていたら週末に代々木公園でフリーライブがあるという。
チミドロのみんなにLINEして、行けたらCD買ってきて!と頼む。

一度寝て起きて、エンケンのアルバムを聞く。

自分が初めてエンケンのライブを見たのは、
2000年10月5日、新大久保の東京グローブ座であった「新宿フォーク祭り in 東京グローブ座/純音楽 豪華三本立!」っていうやつで、早川義夫とあがた森魚も出てて、最後がエンケンの出番だった。エンケンは初めてライブを見る前から好きだった。URCの復刻CDを片っ端から買い集めていた時期で、「満足できるかな」も「嘆きのウクレレ」も好きだった。すごい静かな優しい音楽とものすごいブチ切れテンションの行き来がすごくて、でもどっちの面も好きだった。

それでライブを見たのだが、ライブはCDの良さとはまた全然違うとんでもない、最高すぎる、あんなに音楽を聞いて鳥肌がゾワゾワして涙が出てきたことはあんまりないような体験だった。

「遠藤賢司秘宝館」というサイトにその日のセットリストがある。
10月 5日 新大久保:東京グローブ座
1「俺は勝つ」
2「ほんとだよ」
3「夜汽車のブルース」
4「スクリュー」
5「雨あがりのビル街」
6「カレーライス」
7「満足できるかな」+「踊ろよベイビー」「不滅の男」
アンコール
8「夢よ叫べ」

一曲目か、「夜汽車のブルース」の時だかにギターの弦が切れまくったような記憶。とにかくエンケンは想像以上にでかく、怖くて、かっこよく、その時の「新宿フォーク祭り」というイベントは何日かに渡るイベントで、友部正人や高田渡も別日に見た気がする。俺はその頃フォークソングばかり聴いていて、みんな最高だったが、エンケンだけは全然そういう、「ああ、フォークだよね。いいよね」みたいな感じとは遠く離れた最新の音楽をやっているように思えた。

全席座席指定のコンサートだったが、後ろの方の客がもう座ってられなくなって、通路に出てきて狂ったように踊っていたのを覚えている。

相当衝撃を受けてそれから、何回か立て続けに見に行ったと思う。
野外フェスでも見たことがある。その時も、「他のどの音楽よりもこれが一番なんじゃねえの!?」と思うようなヤバいライブだった。

エンケンばかりを追いかけて聴いてきたわけじゃないけど、見る度に「これが実は最強」と思わせられ、なのだがしばらくして忘れ、またふと出会ってゾワゾワしていた。闘病していたのは知っていたし、サニーデイサービスをバックに去年復活したのも、「今見ておかなきゃ」って思ったのに行かなくて、結局自分は不義理であった。しかしその時のライブを収録したCDは買った。行けばよかったな。

iTunesに入ってたアルバム、「恋の歌」の最後、「またね」とつぶやくように終わるその終わり方がとても寂しく、愛らしく、しびれる。

俺はいつでも少し調子の良い時は「なんか、なんか、いいーーーことないかぁ! なんか、おもしろいーことー!!!ないかとぉー!よーぎしゃはぁぁぁー!よぎしゃはぁぁーーーーいそぐのです!」と心の中で歌う。1万回は心の中で歌ってきた。

重い車輪がぐわしぐわしとまわっていくようなあのギター。

ツイッターを見ていると、色んな人が色んな時のエンケンを見たり聞いたりしてその思い出を語っていて、ずっとやってるということは、そういう接点をとんでもない数に増やしていくことで、やっぱりそれが一番かっこいいと思った。

ずっとがんばるぞ。

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by chi-midoro | 2017-10-27 13:00 | 脱力
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