何度も起きては眠る。
キセルの「The Blue Hour」を横になりながら聴きまくって、 その前の「明るい幻」が聴きたくなってかけながらまた寝る。 昼まで少し仕事。 生駒軒で今日もタンメン。 パリッコさんから14時に池袋である打ち合わせに混ざりませんかと声をかけてもらい、行く。 電車の中でも寝る。とにかく眠りまくっている。 喫茶店で1時間ほど打ち合わせ。 パリッコさんと池袋をフラフラ。 北口の方のタイ料理の立ち飲み屋さんで一杯。 静かであたたかい雰囲気で、自分にはわからない言葉でお店の人同士が会話しているのが心地よい。 意味はわからなくても、「今日は誰々さん来ないわね」「年末だから忙しいんだろうね」「もう年末だね」みたいな感じの、 日々を生きている人たちの声の掛け合いのような会話には違いない。 外国の料理が食べられる立ち飲み屋がもっと増えたら面白い。 この前ワイドショーで、千葉の湾岸で外国の人たちが牡蠣を取って、それは法律的には問題ないんだけど、 牡蠣の身だけとって殻を捨てていくのが困る。子供が足を切ったりした事例も実際にあった、みたいな話をやっていて、 その中でコメンテーターが「中国人の後始末をなんで日本人がやらなきゃいけないんだ、と思います」と言っていて、 その言葉がずっと腹立って仕方ない。 中国人の後始末をなんで日本人がやったらダメなのか。 というか、何人の後始末を何人がするというその考えの枠組みがすでに下品で、 そんなこと言ったら人種以前にコメンテーターであるおじさん(仕事しながらつけていたテレビなので顔は見てない) そのおじさんがじじいになったときの世話を「なんで僕ら20代がしなきゃいけないんだ」とか若者が言い出したっていいわけで、 誰が誰の後始末をしたらダメなんてことはそもそもこの世にない。 というか常に誰かが誰かの後始末をして生きているんじゃないのか。 うるさい。そういうあざとい、誰かの怒りをかき立てたいだけの安い言葉すべて消え去り、 色んな国の料理を出す立ち飲み屋が増えて欲しい。 今日、ふと日本橋中学校のそばの「江戸政」に行ってみたくなった。 17時から20時まで営業している焼鳥屋さんで、 父親が昔からよくそこに飲みに行っては、帰りにつくねをお土産に買ってきた。 それが大好きだったわけじゃないけど、いつも買ってくるので覚えている。 で、いつか行ってみたくて、今日行こうと思った。 パリッコさんにもつきあってもらって昔通ってた中学校の前を久々に通って不思議な気持ち。 店の前に17時に着くとすでに第1陣のお客さんが狭い店内に満員状態で入っており、 外に5人ぐらい待っている。 この店は、入店すると飲み物だけキャッシュオンで払い、 食べ物は勝手に5品出てくる。 それで足りなかったらあとで追加注文もできるという仕組み。 なので、割と最初に満席になってしまうと出てくるまでに時間がかかる。 外から店内の様子をチラチラ見ながら40分ほど待つ。 ようやく店に入り、ビール飲みながら良い雰囲気の店の中を見渡していると、 つくねを生にするか焼くか聞かれる。 みんな生で食べているのでマネして生。 本当にただ、焼く前のつくねが出てくる。 それにわさびをつけて食べると、なんだろう、例えるならなめろうみたいな、 とろっとした舌触り、たまに軟骨のコリ。ものすごい旨み。 それをちびちび食べてると今度は焼いたつくねが出てきて、 それがまたすごい。 いわゆる旨いつくねの旨さじゃない、肉そのものみたいな。 そしてその後、ねぎまとかレバーかなんか、あとピーマンの肉詰めが出てくる。 量がものすごい多いわけじゃなく、 現にみんな常連さんは追加であれこれ注文しているのだが、 自分にとってはもう胸いっぱい過ぎる、これ以上少しも食べれないぐらい旨みが限界であった。 すごい店だった。 結局瓶ビール一本と日本酒飲んでトータル一人2000円弱支払い外へ。 ちょうど中学校の夜の工程でブラスバンド部が練習していて、 自分が顔をのぞかせていたこともある3階ぐらいの窓から先生が 「いいよ今の形!それを忘れるな」みたいな声を出して、 みんながキビキビ隊列を組みかえてブァーッと演奏するその音と、 なんかキラキラした楽器の綺麗さだとか、かつてそこにいた自分と今の自分と、みたいな色々で感極まってしまった。 浜町から新宿線で新宿三丁目へ。 猫膳という店で鈴木なつみさんが待っていてくれていたところにbutajiさん、Taiko Super Kicksのアキサトさん、パリッコさんと自分で行って、席が足りなくてバラバラに座る。 なつみさんに化粧品トレーナーを渡し、この珍しいメンバーでしゃべる。 もともと今日はmei eharaさんと飲もうとbutajiさんと話していて、 それにともなってタイミングの良いみんなで集まったというような感じで、 20時頃にmeiさんが来て、ようやく初めて会って話すことができて嬉しかった。 アキサトさんともきちんと飲むのは初めてだったのだが、 おしゃべり好きなひょうきんな人でアキサトさんの話にみんなであーだこーだ言いながら楽しく飲んだ。 アキサトさんは立石の宇ち多の常連だというので、 来年一緒に行く約束をする。 meiさんとbutajiさんとアキサトさんはみんな割と長い付き合いらしく、 その3人と一つのテーブルに座っていて、 なんというか、すごい3人と俺、っていう感じで恐縮した。 が、嬉しかった。 23時ごろ解散。 浜町に戻り、あんなに胸いっぱいだったのに「しばらく」のラーメンは食べられるのだった。
by chi-midoro
| 2017-12-13 12:36
| 脱力
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