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ブラックニッカ日々 2018-01-23

昨日に引き続き今日も外に出ないままの一日。
午前中仕事。

昼ご飯は「龍上海」のラーメン。
食べながらなんかテレビつけようと思って、
前に録画してそのままになっていた「君の名は。」を見始める。
なんか最初の方、ちょっと見てらんないと思って、
一旦やめて酒飲んで、また見始めたりしているうちにだんだん面白く思えてきた。

それで、自分は気づいたのだが、もう誰かが一生懸命走ってるだけでじゅうぶん泣けるっちゃ泣けるのだ。
なので時おり涙を流しながら見て、あー面白かった。と思って考えたのだが、
この映画の世界には自分(この俺)の居場所が全然ない。
若くて元気で美しい、あるいは美しくなかったとしたら、どこまでも良い奴。
そういう誰がどう見ても爽快な人々しかいない世界なのだ。
(意地悪なやつも出てくるけど、その意地悪さは障害物として設定されただけの意地悪さ)
それで何が悪いのかって言われると別に悪くないのかもしれないけど、
自分の世界と関係ないから、映画が終わると、ただ、ディズニーランド楽しかったな、
あーあ、明日もまた日常だ、最悪。っていう感じしか残らない。

映画の中で、町も風景も、色々な物も全部ものすごいキラキラっとしたシズル感で描かれるのだが、
なんだろうか、それは世界の実感っていう感じじゃ全然ないんだよな。
「この世界の片隅に」のあの線で描かれた世界の方が、空気を感じるのはなぜなんだ。
ひょっとしてそこにこの映画のなんか自分にとって縁遠い感じのすべてがあるのかも。

都市も田舎も、どっちも生々しくない。臭みを完璧に抜き取られたような。
繰り返すが、そのように都市と田舎を描いたからといって全然悪くはないのだが。
糸守町に隕石が落ちるっていうのは東日本大震災の暗喩になっていると思うのだが、
それにしてはそれ自体もすごく綺麗に描かれていて、
結局、映画の中では頑張って未来を変えることでそれが未然に防がれたわけだけど、
現実はあーなってしまったわけで、それをこういう形でなんとか連想させちゃっていいんだろうか。
いや、なんつうか、どこまでもロマンチックなんだ。
ロマンチックも癒しとして必要だけど、現実を乗り切る力にはならないのである。

あと、これはもう言いがかりだけど、
目が覚めて自分が別人だった時、そんな簡単に受容できるもんだろうか。
自殺してしまうかもしれない。
自暴自棄になって適当な男に体を投げ出すかもしれん。

そんなことをメテオさん、こまんたれ部さん、butajiさんとのグループLINEで話し合った。

夕飯、なんか無性にハンバーグが食べたくなり、セブンイレブンで買ってごはんに乗っけて食べた。

21時過ぎにドーンと眠気に襲われ、そのまま朝まで眠る。

by chi-midoro | 2018-01-24 15:38 | 脱力
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