人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< ブラックニッカ日々 2018-... ブラックニッカ日々 2018-... >>

ブラックニッカ日々 2018-04-10

なんだか二日酔いだ。
昼前にようやく起きる。

金が全然無くなった。
あれ?と思うほどいきなり無い。

今日は太陽の塔の内部を観覧する予約をしていた日で、
みゆきさんヤマコットさんと見に行く予定なのだが、
ギリギリの金しか無い。

まず、梅田に出る。
そこで昨日に引き続いて「乙女麺」を探すがデパ地下には無い。
徒労に終わる。
阪神の催事場で鹿児島フェアやっていて、鹿児島ラーメンの「五郎家」という店が来ていて、
それが今日で終わりだというのでなんか食べてしまう。
いや、美味しかったのだが、そんなことする金は無いのに。

なんか罪悪感でいっぱいになり、とりあえず万博記念公園駅へ急ぐ。
「みんぱく」の特別展の会場でみゆきさんと合流。
大阪万博にあわせて世界の民族的な資料を収集することになったプロジェクトチームの活動などを
紹介している展示。
世界中の仮面や神像が、国とかエリア関係なく、混ぜこぜに展示してあるスペースがすごくよくて、
こうやって混ざった状態で見れるって面白いよなと思う。

その後、常設展も見に行ったが全然時間がなく、東南アジアのエリアだけ見る。
そこにも色んな民族の服や工芸品などが色々展示されていて、
どれも高名な誰が作った何とかではない、無名の人による作品ばかりで、
いやでも、こういうものこそ、誰が作った有名な何っていうものよりも世界の宝なんじゃないのかなと思って、
この場所で、「とりあえず色んな文化がある」と思えるだけで相当良いことだと思った。
せっかく近くにあるんだから何度も来なきゃなと思う場所だ。

ミュージアムショップで売ってる図録が欲しい。
すごい分厚くて1600円で、このボリュームに対して安い!欲しい!と思うが買う金がない。

普段は17時に閉園なのだが、今の時期は「さくら祭り」ということで、
21時まで開園していて、太陽の塔の内部観覧の予約時間も20時半にしてある。
なので、時間がたっぷりあり、一旦園を出てエキスポシティに行き、
中にあるスーパーのイズミヤで酒と惣菜を買う。
というか酒を買う金は無くてリュックに入っていたカップ焼酎で済ます。
サラダが半額になっていたのでそれだけ200円で買う。

再び園内に戻り、シートを敷いて飲み食い。
すぐに真っ暗になった。
20時過ぎに仕事終わりのヤマコットさんが駆けつけ、
三人で塔の内部へ。
思っていたのの10倍ぐらいよかった。
塔の中に「生命の樹」っていうでかい木が天井まで伸びていて、
三葉虫とかから進化していく生命のオブジェがその木に絡まるように設置してあって、
一部は1970年当時のままなのだという。

つうか、こういう空間があの、自分がずっと眺めていた塔の中にあったなんて
(いやあったことは知ってたんだけど、今見ているこのようなものだったなんて)
心がゾワゾワする。

このデカさ、高さ、大げさな(だけどチープでもある)デザイン。
こうまでして表現する!何かを伝えたい!という岡本太郎の熱量がまぶしい。
ぐねぐねしたもの、マックブックとか全自動運転車のデザインと全然まったく違い過ぎる形、
怨念や呪い、どんなに踏みつぶしても土の下から生えてくるようなものが
今生きている俺たちの体を作ったぞ!という叫びのような。

時間が決まっていて分刻みで上階へ上階へと昇っていきながら見ていくので、
もっと見たくて後ろ髪を引かれる思いだが、
でもたくさんの人を効率よくさばいていくにはこうするしかないのもわかる。
とにかく見れるようにしてくれたことがありがたい。
また予約して来よう。

両腕の中がすごい。骨組みだらけで宇宙船の中のような感じだ。
万博当時は腕の先に続くエスカレーターが設置されていてそこから屋根の中にある展示スペースに出れたという。
どういうことだ!?
あと、本当は地下にも展示スペースがあって、その写真も飾ってあって、
これもいつか復元されたら最高だなと思った。

さらに内部にグッズショップがあって、
そりゃあもう買ってしまう。
ポストカードと太陽の塔の内部の写真が掲載された900円のガイドブック。
これでもう本当に帰りの交通費しかない。

すっかり満足して外へ。
夜に間近に塔を見たのは初めてだったのだが、最高に不気味でいい。
特に後ろの顔。
でかいタトゥーみたいな感じだ。

観覧には間に合わなかったはやとさんが駅前に来ていて、合流するなり酒を全員に一缶ずつくれる。
それを飲みながら山田駅まで20分ぐらい歩く。
寒くない良い季節。

山田駅に着いたが思いのほか何もなく、
飲めそうな店などもない。
自分はどうせ店に入れないなと思っていたので、むしろちょうどいい。
ヤマコットさんが氷結おごってくれる。
それを飲みながら近くの公園まで歩き、また駅まで戻る。
ただの閑静な住宅街を歩いて飲んだだけ。
こんなことにつきあってもらえるのは嬉しい。
ほとんど金使わずに済んだ。

23時過ぎに山田駅からみんなで電車に乗って帰路につく。

by chi-midoro | 2018-04-11 01:48 | 脱力
<< ブラックニッカ日々 2018-... ブラックニッカ日々 2018-... >>