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ブラックニッカ日々 2018-05-15

今日は早く起きる。
9時45分頃家を出て大阪駅へ。

ラジオ関西の「桂春蝶のバタフライエフェクト」という番組のゲストとして出演しませんか、と、
金原みわさんの「珍人類白書」の担当をされていた方から声をかけてもらい、その生放送の収録のために神戸に向かうのだ。
声がかかったのは数日前のことだったのだが、「酒の穴」の本のことや今度のイベントの告知をしていいとのことだったので、
絶対うまくしゃべれないけどやってみるかと思い、行くことにした。

で、自分は番組名を知らされていながら誰のどんな番組なのかもよく調べずに「はい!お願いします!」と返事をしていたのだが、
前日になって「よし明日のラジオは、えーと桂春蝶という落語家の人だとか…」と名前を検索してみてびっくりした。
先日、ツイッターで「貧困はすべからくそういう状況を招いた本人の自己責任だ」みたいな発言をして炎上した人で、
自分もそれが(ネガティブな意味で)拡散されてるのを目にして「あー、こういう考えやだな」「こういう考えがふと頭をよぎったとしてもそれをこうやってみんなに向けて言いたくなる気持ちが理解できない」と思っていたのだった。

そんなわけで前日になって「うわーなんだーもっと確認しておくんだった…」と背中に冷や汗をかく思いだったが、もうこうして受けてしまった以上、しっかりやるしかない、と思い直した。みゆきさんも「酒の穴」の編集者として収録に参加してくれることになり、ホッとして大阪駅で待ち合わせて行く。

神戸駅についたのが10時半ごろで、天気のいい中をラジオ関西のビルまで歩いて、10時50分頃に収録スタジオの前に到着し、もう11時10分から出る、という流れ。出番は20分間だという。そのスピーディーさが、かえってあまり緊張しないでいい。それにしても、前に金原みわさんのラジオにパリッコさんと一緒に出た時は、あれは土曜か日曜だったからか、そんなに人がいなかったが、今日は平日。当たり前だがオフィスに大勢の人が働いていて、慌ただしくあっちこっち動いている。春蝶さんの生放送はすでに始まっていて、そこでかける音楽の準備だとか、間に挟まるニュース原稿の用意みたいなことだとか、次から次へとやらなきゃいけないことがあるわけで、想像しただけで失神しそうだ。

話を流れをまとめた資料を用意してもらい「このような流れでこんなテーマで話していただいて」と説明を受け、ニュースの合間に外に出てきた春蝶さんに挨拶。まあ、そりゃそうだけど、こうして接したら物腰の柔らかい普通のきちんとした大人の人である。結局みゆきさんは今回は出演せず、自分ひとりでしゃべることに。

ブースの中に入って「それでは本日のゲスト、酒場ライターのスズキナオさんです!」と紹介されてしまえば、その瞬間から普段とは別の時間の中にいるような、飛び込んだ水の中のような感じで、「あれ、もう10分経ったのか…」と、ぼーっと思っているうちに終わった。印象に残ったのは天国酒場やチェアリングの話をする中で、「なるほど、そこで飲むお酒っていうのはこだわりがある?」みたいな質問に「いや、もうお酒の味はなんでもいいんです」と答えるとズコーっていう感じになったこと。春蝶さんが「いいちこを炭酸で割ってレモンをたっぷり絞ったチューハイが一番好きだ」と言っていたこと、あと、自分が「ここは少し笑ってもらえるかな」と思って喋っていたところが全然盛り上がらなかったことなどである。とはいえ、春蝶さんとアシスタントの塩田えみさんがオロオロした話を拾ってうまく進行してくれたので沈黙のまま、とかではなく済んだ。

ブースを出ると「お疲れ様でした!」というだけでもう終わりで(というかみんな引き続き生放送中なので、構ってらんない)、すぐ外に出る。「今の時間、なんだったんだ?」という不思議な感じである。

せっかく神戸まで来たんだし美味しいもの食べて帰ろうということで、そのまま元町方面へ。みゆきさんに「ちゃんと喋れてましたよ」と励まされつつ歩く。春蝶さんもなんとなく「サシで飲んでも話すことないかもな」と感じる人ではありつつ、いきなり失礼な人、とかでは全然なかったし、あんなことをツイートして、思想的には自分が好きではない考えの人だろうけど、だからといって出演を断るより、こうしてその人の番組に出て、「世の中には間抜けな時間を楽しんでいる人もいる」というようなことが言えたのはよかったようにも思えてきた。とはいえ、仕事の内容をちゃんと確認して、それが世の中を自分が良いと思う方向に少しでも導くかもしれないことかどうかをよく考えないといけないと思った。あとで「え!そんなものに自分は加担してしまっていたんですか!?知らないよ」とか言っても遅いこともあるだろう。

そんなことをあーだのこーだの話しているうち、南京町に着く。
屋台の小籠包みたいなのを食べたり、中華食材を売る店に袋麺売ってないかなと思って探したりした。
売ってなかった。

この前行けなかった「順徳」という中華料理店に行く。
「ねぎ汁そば」を食べる。
透き通ったスープにプツッと切れる細い麺。
ちょっとだけタレのかかった白髪ねぎが乗っていて、チンゲン菜も入ってる。
淡い味だがとんでもなく美味い。
毎日食べれる系。
ネギがまた旨くてチャーシューぐらいの価値を持っている。
チンゲン菜の茎の方と葉の方の味と食感の違いもじっくり味わう。
有名な店だと思っていたが店内は昼時でもそれほど混んでなくて静かで、
外からの光が窓から入ってきていて、のどかだった。

それ食べて出て、「ちんき堂」へ。
赤塚不二夫の対談集「バカは死んでもバカなのだ」を買う。
お店のポストカード、5種類あるのを1枚ずつもらう。

目の前のレコード屋「りずむぼっくす」で3枚500円のレコード箱を見たら
竹久夢二ジャケの民謡のレコードがあったので「任侠演歌」というコンピと古賀政男のベスト盤みたいなのと一緒に買う。

ずっと行ってみたかった「ひょうたん」で餃子とビール。
なるほどこの餃子、かなりさっぱりしていて卓上の味噌だれやニンニク醤油で濃い目にしたい人はできるっていうものみたいだ。
酢だけでさっぱり食べるのが自分好みだった。

そして再び南京町の方へ戻り、みゆきさんがヤマコットさんから教わったという
赤松酒店という立ち飲み屋へ。
ポカーンと広くて居心地の良い店だった。
チューハイを頼んだら、ラジオの時に春蝶さんが言っていたいいちこのレモン炭酸割りが出て来て、
なんか面白いタイミングだと思った。うまかった。

3時頃解散。
家に戻る。

夕方、ボーイズ連れてベルファに買い物に行き、
ついでにフードコートでご飯。
ボーイズはつるまるのざるうどんとおにぎり。
自分はリンガーハットの皿うどん。

やけに疲れて部屋に戻るなり横になる。
夜中に起きて仕事メールの返事などする。

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by chi-midoro | 2018-05-17 11:55 | 脱力
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