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ブラックニッカ日々 2018-07-10

二日酔い気味で目覚める。
築地市場に行ってみたいというみゅきさんのリクエストを受け、
11時ごろ日比谷線に乗って築地へ向かう。
夕方にパリッコさんとのチェアリング取材があるため椅子も持って行く。
天気がよくものすごく暑い。

本願寺の前を通ってたくさん人がいる場外市場のあたりまでは何度も歩いたことがあったが、
そこから奥へはほぼ行ったことがない。
路地からいきなり「すしざんまい」の社長が出てきて驚く。
「社長!いつも元気だねー!!」とか通行人に声をかけられながら「ワハハ!まいどー!」みたいな感じで歩いていく。
丸々とした体で。

場外市場はすごい混雑ぶり。海外の人もめちゃくちゃ多い。
築地市場の移転問題がどうなってんのかとか全然疎くて情けないが、いよいよますます活気があるようにみえた。
去年できた「築地魚河岸」っていう、屋内に卸業者がたくさん入っている施設にも行ってみたのだが、
空調が効いていて涼しくて綺麗で、ここも賑わっている。

移転するのは場内の方で、場外市場はこのまま築地に残るというからこの活気は今後もこのままなのだろう、
けど、もともとは市場があるから賑わっている一角なわけで、なんか考え出すと謎な気持ちになる。

場内にも入ってみる。
なんで今まで一度も来たことがなかったんだろうと思う。
なんというか、見ものである。
panpanyaのマンガの中みたいな、逆柱いみりの絵みたいな、
いつか見聞きした九龍城のイメージみたいな、
雑でラフな見た目の建築、積み上げられた発泡スチロール、ターレーで運ばれていくでっかい魚のアラとか、ただよう湿気や魚の生臭い匂いとか、混沌につながりそうな要素が、全体の見渡せない巨大な機械みたいにワイルドな整然さでずっと運用されてきたということが信じられないけど、実際そうなんだからすごい。迫力。

見ておいてよかったし、こんなに近所なんだから10月に移転してしまうまでにもう数回は来ておかねば。
この前歩いた大阪の中央市場も味わい深かったけど活気も規模も段違いに感じる。
魚を売るブースだけじゃなく、食堂や売店や本屋もあるバス停が中にあるし、診療所の看板も出ている。
そこを歩いているのは市場の関係者の人から海外の観光客から、昼ご飯を食べにきたらしいピシッとしたスーツ姿の男性たちもおり、エリアの端の方までいくと魚の残骸が集められる場所になっているらしかったり、青果市場の方へ行くとノリがおとなしかったり、
全貌が見えず、同時に色々なことが起きている感じにぼーっとしてくる。

昼ご飯を食べましょう、と並んでいる店もたくさんある中で空いていてすぐ入れそうだった「天房」という店へ。
天丼は1200円する。するけど、エビ、イカ、ナス、チアユ、芝エビ、とかあとなんだっけか、とにかく色々入っていて旨い。
タレがそもそも旨い。というか、二日酔い気味だったので今朝の気分的にはなんでもないラーメンが食べたいとすら思っていた自分なのに「この天丼でよかった」と食べながら感じられたのでよかった。

もう一度「築地魚河岸」に行ってクーラーで涼む。
トイレが綺麗で嬉しい。
みゆきさんがターレーのラジコンを買う。

市場前の交差点の角の店にターレーの絵の描いてあるTシャツが売っていて、
それがスケラッコさんの絵みたいでなんか味がある。
1800円だったので買うことにした。

そのまま聖路加タワーの方まで歩き、川沿いでチューハイを飲む。
「今日の取材はターレーTシャツの方が目立っていいんじゃないですか!」とみゆきさんに言われ、
川沿いでTシャツを着替えた。

せっかくチェアリング椅子を持っていたのでそれに座ったりしてしばらく過ごし、
新富町駅でみゆきさんと別れて豊洲へ。
パリッコさんと改札前で合流し、取材までの1時間ほど辺りを散策。
団地の1階にある中華料理屋や、やけに惣菜が豊富でイートインスペースも広く酒も飲んでいいらしいデイリーヤマザキなど、良いスポットが見つかる。
そのヤマザキでチューハイを買って飲み、取材の方との待ち合わせ場所であるゆりかもめの新豊洲駅へ。
途中で昨日の立石のスナックに電話したらアイコスを取ってくれているという。
気付いてすぐ追いかけてくれたそうで申し訳ない。

ライターの方とカメラマンの方の二人と合流し、合計4人で運河の方へ歩き、ローソンで酒やつまみを購入し、
実際に椅子を置いて飲み食いしているところを写真に撮ってもらったり、話を聞いてもらったり、
「散歩の達人」の時も思ったけど、こんなのん気な仕事があっていいのか、いやよくない、という感じの取材であった。

新豊洲駅前から川沿いを歩き、最後は豊洲の新市場の近くの土手に座って飲む。
特に考えたわけじゃないけど自分としては築地⇒豊洲のチェアリング旅になって面白かった。
新市場はあたりまえだけどまだ何も動きがなくて、中の様子のわからないでっかい工場みたいに見える。

取材のお二人はそこで帰っていき、そのまま二人でそこで飲む。
その愛想つかされて最後置いて行かれる感じが面白かった。

日が暮れてきたので椅子を畳んで引き上げる。
豊洲駅から電車に乗ってパリッコさんと途中で別れ、そのまま立石へ向かう。
結構酔っていて電車を乗り過ごしたりしつつ、なんとか着く。
昨日に続き「呑んべ横丁」を歩いて「しらかわ」の引き戸を引いたらちょうどお客さんが誰もいなくて、
アイコスもらいついでに一杯というのもいいかと思って緑茶ハイをもらう。

お店のママは75歳。
都築響一さんの本に出たり、テレビの撮影がきたり結構有名な店らしいのだが、「ただよくわかんないからなんでもOKしてるだけなんですー」と謙虚なママである。
「呑んべ横丁」全部が取り壊されるわけじゃなく、横丁の真ん中の通路から線路側が壊される場所で、
この「しらかわ」のあるところは残るらしいのだが、それでも町並みも客層も変わるだろうし、そのうちここも開発されるだろうし、「とりあえずこの場所でこのままやれるんだったら80までがんばろうと思う」と話していた。

店を出ると目の前の「おでん屋」から話し声が聞こえ、聞き耳を立ててみたら、酔って入店を断られている客2人と店主が口論しているようだ。
「匂いでわかるんですよ!」「匂いでなにがわかるんですか!」「だからもういいんですって、他で飲んでくれ!」「なんでだよ!謝れよ!」「いいから出ていってくれ!」と店主が戸を閉めようとするとそこに挟まれたふりをして「イテテテテ!ああケガした!」とかやっていて「もういいよ芝居は!早く出ていってくれ!」みたいな感じでつい見惚れてしまっていたのだが、別の店から出てきた渋いおじさんが「ここの大将は頑固だから、帰った方がいいよ!」とその客を諭し、客も我に返ったのか「ああそうですか、いきなり出ていけっていうからさー」みたいな感じで去っていった。

自分も昨日「他で飲んでいる方は…」と断られてちょっとショックだったから、しかもそのモメ客はおそらく会社の後輩を連れていて、なんかメンツ的にも引き下がれなかったんだろう。しかしまあ、全体的には滑稽な場面であった。ルールが厳しい店があってもおかしくないし、さっさとそうでない別の店に行くに限る。

再び電車に乗り、渋谷へ。
先日シカクで個展をしてくれた北村みなみさん、その盟友ソーシキ博士さん、そしてその盟友butajiさんとみゆきさんが4人で渋谷で飲んでいるというところに合流させてもらう。
なんとなくちょうど良さそうだと思って多古菊に入る。
ソーシキ博士さんとbutajiさんがおしゃべりで、そのやり取りを笑って聞いているみなみさんとみゆきさんと俺、という感じで賑やかに飲む。あっという間にラストオーダーとなり解散。
今度またみんなで大阪に来てくれるという話もあり、楽しみである。

水天宮前まで戻り、なんか普通のものを久々に食べようと思ってカップヌードル食べてみたらすごい美味しかった。

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by chi-midoro | 2018-07-14 02:00 | 脱力
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