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ブラックニッカ日々 2018-09-06

昼からUSJの近くにあるホテルで取材。
手伝い役としてみゆきさんにも同行してもらう。
大きなホテルなので緊張したが、対応してくれた人たちの物腰が柔らかく、
こんな俺でも対等に接してくれたので滞りなく終わる。

USJ周りのレストランで昼ご飯でも食べましょうとウロウロしたのち、
奮発してしゃぶしゃぶ食べ放題の店に行くことに。
いきなり昼から肉食べまくり。
めちゃくちゃ薄くカットされてはいるが、ちゃんと美味しかった。
モーモーパラダイスと違って野菜はバイキングみたいに一か所に集まっていて取り放題。
店員さんを呼びとめるのに気を遣う自分としては楽である。

はちきれんばかりに満腹になり、
散歩して腹ごなし。
夕方、十三へ向かう。

メテオさんやパリッコさんが絶賛していた映画「カメラを止めるな!」を七藝で上映していて、
それをずっと見に行きたいと思っていて、いよいよ今日にした。

劇場にはさっさんはいなくて、
いつも空いている七藝とはいえ「カメラを止めるな!」ってツイッターで、
「連日満席でなかなか行けない」みたいに書いている人もたくさんいたぐらいだし、
ヤバいぞ、混んでるかも、と思ったけど自分とみゆきさん入れて6人だけだった。

カップ焼酎を飲みながら見る。
最初の方、「ああ、いかにもインディーな映画っぽいなんか、こう、粗さがあるよな」とか思って、少し意地悪く見ていたところが後半全部ブーメランのように返ってくる。
伏線がすべてスパンスパンと回収されていく気持ち良さ。それはそもそもの映画の仕掛けの妙によるところなのだろうけど、この映画が面白いのはそれだけじゃなくて、監督の演出に絶妙にイヤミがなく、気付けば登場人物みんなを好きになってしまうところにもある気がする。演出のさじ加減というか。
例えば、「山越」っていう、いかにも神経質で面倒な役者が登場するのだが、そいつは、本番前に飲むとお腹を壊してしまうという硬水を間違えて飲んでしまい、本番中に腹を下す。考えてみるとすごく可愛そうで、笑っちゃいけなそうなことなんだけど、山越がなんか尊大でムカつくやつであることが何度か丁寧に描かれているために、観客は安心して山越を見ていられる、どころかなんか好きになってくる。それは、結局みんなこんなにクセのある人間たちだけど作品を作りたくて集まっているんだという前提があるからで、どんな性格の歪んだやつらも、本番が始まったら、作品の完成に向かって全力を尽くす。作品を作るということはそういう作業なのだ。という前提があるから、全体的にはくだらないことであるはずなのに、めちゃくちゃな苦境に立たされながらも全力でカバーしようとする姿勢に次第に涙が出そうになってくる。
主人公に無茶を言ってくるイケメンプロデューサーなんか、もっと嫌われるような存在になってしまいそうなのに、なんかあいつも好きである(なんでまた酒を差し入れるんだという気はするが)。
監督は出演者をオーディションし、一人一人の人間性に合わせてセリフを作っていったらしいのだが、そのやり方がいいんだろうか。映画に出てきたやつらと一緒に飲みにいきたくなるような、そんな気持ちになる。

伏線が回収される、ってなんでこんなに気持ち良いんだろうか。
ぷよぷよのすごい連鎖を眺めているようなあの感じともまた違い…。
だいたい本物の人生で伏線が回収されることなんかない。
いや、いくらでも「あの時ああしたことは君に出会うためにあったことなんだね」とか後から紐づけることはできるけど、
自分はそういう考え方はアホらしくてそんなに好きじゃない。
だが、こうして見ていると気持ち良い。

面白かった…。そして反動で、わけわからん映画が見たくなってくる。

劇場を出てみゆきさんと感想を言い合いつつ「らーめん大」へ。
久々にゴワゴワの麺を食べて満足して帰路に着く。

明日までにやらなきゃいけない仕事にようやく取り掛かり、3分の1ぐらいのところで力尽きて寝る。

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by chi-midoro | 2018-09-07 20:09 | 脱力
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