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ブラックニッカ日々 2018-10-03

今日は酒場取材の日。
編集担当の方が上本町の立ち飲みを紹介してくれて、そこに行く予定だったのだが、事前に連絡したところ「事情が変わって取材は受けられない」と言われ、急遽候補先を探し、神戸方面へ行くことになった。

12時に大阪駅でみゆきさんと待ち合わせ。
今回もカメラをお願いする。
みゆきさんは財布を忘れてきたそうで、俺の所持金も5千円。
カードも無いのでお金をおろすこともできない。
取材なんだからもっとお金を持って来いよ、と自分でも思うが、
これしかないのだから仕方ない。
取材先だけならおそらく2千円台で済むだろうと踏んでいる。

だがその5千円で二人分やりくりしようと思うとあれこれ検討する必要がある。
閉店が近いという「丸玉食堂」で昼ご飯を食べようかと思っていたが、
それはやめることにして、とにかく激安なランチを探して元町から新開地あたりまで歩き回る。
最終的に新開地の定食屋さんに入り、500円のサービスランチを食べた。

そこから和田岬方面まで歩く。
金が無く、取材までまだ時間はある。そんな状況なので、神戸中央市場の近くのデカいイオンの前の川沿いのベンチでお茶を飲んでゆっくり過ごす。トンビが魚を狙っているのか上空を旋回している。

取材は17時からなので、4時間以上もただただうろうろしていたことになるが、
そんな風でも時間は過ぎていくものだ。
17時少し前に取材先の「ピアさんばし」へ。
先日、芝田さんに「ここもいいですよ」と紹介してもらい、
店主とお話しさせてもらった店である。
おしゃべり好きの店主が、こちらからは何も聞かずとも色々教えてくれる。
滞りなく取材が進み、その後、普通に飲ませてもらう。
三菱重工のお客さんが9割だという店。だからなのか、シャツを着て落ち着いた風情で飲んでいるおじさましかいない。
大阪のガヤな飲み屋とも、明石の荒っぽい男たちの感じでもない、上品な雰囲気。
みんな静かにしゃべっていて、店主が「常連さんの写真も撮ったってや!」とか言うと、
「このお店は大将がうるさいけど、日本酒が美味しいの」とか教えてくれる。

常連さんの中の一人で、割と若い、おそらく40代後半ぐらいかと思われる男性が、
「近くに『ぼっかけ』食べさせてくれるところがあるからよかったら連れていくわ!」と言う。
「ピアさんばし」で我々が飲んだ分も支払ってくれる気前のいい男。

閉店間際の「淡路屋」でミニクレープだけ焼いてもらって食べながら、
その男性が友達と待ち合わせているという「スタンド鬼平」という店に。
そこは、神戸市内にいくつもある「鬼平コロッケ」というコロッケ屋台チェーンが
(グッゲンハイム邸のある塩屋駅前にもあった)やっている立ち飲みらしく、
その下にある「みさわ」といううどん屋さんの「ぼっかけ」が食べられるそうだ。
「ぼっかけ」は牛すじを甘辛く煮たもので、神戸の長田発祥のホルモン料理。
甘くてふわふわで美味しい。
連れて来てくれた男性の職場の同僚や先輩たちと乾杯することになり、予想だにしない展開。
結構酔っていて記憶がぼんやりしているが、
色々とこの町のことを聞いたり、「近くのエンロっていう餃子屋のママが美人やねん!今から行こうや!」って誘われたりした。
しかし、所持金もないし、ちょっと遅い時間にもなってきていたので泣く泣く軽めで去ることに。
お代はまたもさっき会ったばかりの男性が「ええよ!」と払ってくれる。
いつか御礼がしたい。

ぼんやりしたまま帰路に。
和田岬。早くまた行きたい。

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by chi-midoro | 2018-10-08 00:57 | 脱力
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