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ブラックニッカ日々 2018-11-05

午前中起き出し、録画してあったテレビ見ながら仕事。
水曜に和歌山に取材に行く用事があり、そこにもう一軒、酒場取材も入れられないかと店を探して電話。
「まあ、いいですけど…」みたいな感じで一応受けてもらえてホッとする。

昼前に家を出て西九条駅高架下の500円ランチの店で唐揚げ定食を食べてシカク出勤。

さて、仕事だ仕事!というところで上の妹からLINEが来ていて、母の検査結果が出たとのこと、見たくないような気がしたけど思い切って読んでみると、やはり乳がんで、ただ早期ではあるので、3か月ぐらい抗がん剤で細胞が小さくできるか様子を見つつ、その上で手術する、ということになるらしい。クラッとするが、早期であれば、比較的支障なく取り去ることもできるらしい。って言っても「早期」の中にも段階があるし、妹によれば割と進行が速くパワーが強いタイプのがん細胞らしいので、どうなるんだろうか。パッと検索してみて、「10年後生存率何%」みたいなのが出てきて、よく聞く言葉だけど、身近に感じてみると、なんか不思議な数字である。俺の10年後生存率はどれぐらいなんだろうか。ただ、とにかく一番一般的に言われていることでは、乳がん(に限らずか)はどれだけ早く見つけられるかで全然違うようで、早ければ乳房を傷つけたりせずにやっつけられる場合も多く、そんなタイプであれば、10年でも何年でも暮らせるらしい。その言葉に今はすがるしかないような。実際どうなのか、母は自分に似てネガティブ思考で精神的に弱いところがあるので、くじけちゃって治るものも治らないみたいなことにならないか心配である。

とにかく妹たち二人が数日後の検査も付き添ったりしてくれるようでありがたい。

先日母が「がんの疑いが」と言うのを聞いて以来、世界に1枚灰色のフィルターがかかったような、そしてもうそれは、「がんじゃなかったわ!よかった!」ってならない限り一生消えないみたいな気がして、夢にも何度も「なーんだ、なんでもなかったんだね」と喜ぶ場面が出てきたり、逆の不安な場面が出てきたり、とにかく気が晴れなかったが、やっぱりそう簡単にはいかず、後はこのグレーな気持ちの世界で生きて行くのかと思うと悲しいような気がするが、でも、考えたら、誰しも歳をとり、特に山形に親戚の多い自分なんかは、これからそういうみんなの老いや死を見て生きていくことがどんどん増えていくんだろうから、グレーでない、晴れた世界を生きていられる時間の方がそもそも少なくて貴重で、いや、もっと考えたら、高校の頃だって憂鬱だったし、気が晴れたことなんかあっただろうか。

母には力強く乗り越えて欲しいが、一方で自分はこんな憂鬱が次から次にやってくるばかりで楽しみはほんの少ししかないような世界で生きていたくないと思えてくる。

とりあえず目の前の仕事。新商品の登録作業や、発送作業や、トイレの床にシートを貼る作業などをする。
キクザキさんが来て、北海道のジャガイモをくれる。キクザキさんの奥さんが恵庭の方らしく、そのおすそ分け。ありがたい。

あっという間に閉店時間となる。
千鳥橋駅前のスーパーで酒を買い、みゆきさんと原っぱで少し飲む。
今日は割と暖かい。

帰り道、母にLINEする。
「案外落ち着いてる」と言う。確かに自分が20代ぐらい時に病気した時も、自分自身は割と冷静で「もうどうなって行くかをじっと見ていよう」としか思わないような感じだった。

「頑張って生きようっていう目標が自分には特に無いからなー」と、俺が言いそうなことを言う。まあその気持ちはわかるのだが、よく考えると俺は山形の祖父母が割と長生きしてくれたおかげで、祖父母の記憶があり、しゃべったりすることができて、それを覚えていることもできて、そうやって、存在していてくれたことが、それが祖父母が自分にとって直接的に何かしてくれる存在だとかじゃなくても、自分の中に何かとして残っていて、それはまあ自分が祖父母とそんなに嫌な関係性になかったから言えることかもしれない、ある人は、「あんな爺さん早く死んでほしかったよ!」と思っているかもしれないけど、やはりそれでも、その人がいたということは何かの影響を与えることで、つまり、いてくれることはやっぱりそれだけで大きいことなのだ。一日でも長くいて欲しいのだ。祖母が長くいてくれたおかげでたくさん俺にも思い出が残っているように、長くいればいるほどそれはみんなにとって嬉しいことだからとにかく気楽に頑張ろう、と伝える。

帰宅後仕事したいと思っていたが、酒飲んでダラダラしてしまって何も進まず。

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by chi-midoro | 2018-11-07 00:25 | 脱力
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