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ブラックニッカ日々 2019-01-07

ツイッターで、「おみくじで凶をひいた!」とツイートしている人がいて、そのおみくじの画像にこんな短歌が添えられていた。

春日山 みねつづき照る月かげに 知られぬ谷の 松もありけり

読んでいく順に、風景がカメラの動きのように変わって、最後、知られぬ谷の松のひっそりとした美しさのイメージになる。
凶のおみくじの短歌だから、イケイケ運気のただ中にいる人たちもいれば、そこから離れてひっそりと存在するものだってあるんだよ、だからまあ、元気出せよっていう意味で添えられているんだろうけど、自分はその知られぬ谷の松の方が綺麗なイメージにどうしてもなって、つまりそっちに肩入れしてしまう。すごくいい短歌だ。

今調べてみたら『金葉集』という歌集に入っている歌で、源師光という歌人がよんだものみたいだ。短歌を詠みあう場で、そうそう歌人がいる中で私のように無名の歌人だっているんですよっていう意味でよんだらしい。

午前中に荷物をまとめ、事務所にいる父に声をかけて、ボーイズと東京駅へ。
東京駅のステーションギャラリーでやっている、吉村芳生という、めちゃくちゃ緻密でリアルな絵を描く人の展示をみてご飯食べて新幹線に乗るかな、と思って行ったら、今日は月曜でギャラリーは休み。じゃあ、なんか食べるっきゃないな、ということに。ボーイズはマクドナルドでハッピーセットを食べたいと言い張り、自分はハンバーガーの気分じゃないので、二人がマクドナルドで食べている間に、ラーメンストリートの「ひるがお」という店(一番すぐ入れそうだった)で、塩ラーメンを食べる。

新幹線のチケットの時間までまだ1時間半もあって、とりあえず散歩。八重洲ブックセンターが見えたので立ち寄ってみたら、上の方の階に座って本を読めるスペースがあって助かった。座って静かに過ごす。ボーイズにマンガ、ちょうどその近くに「新潮美術文庫」っていう昔からあるらしいポケット画集シリーズみたいなのが並んでいて、この前のそれのムンクのを古本で買ったのだが、他のラインナップをみて、マティスのを手に取ったら表紙がまず最高に可愛くて、中の絵も、まさに今こういう絵が見まくりたい!っていうちょうど今の気持ちで、勢いでそれも買った。

そしてゆっくり駅に向かうとなんとか乗車時間がやってきて、あとは大阪に向かいながらパソコンで日記を書いて、ボーイズはゲームしたりマンガ読んだり、あっという間に着く。富士山は見た。

夜は冷蔵庫の食材で鍋をして、早めに寝る。
今日は母の抗がん剤治療の日で、結局自分たちは付き添えなかったが、少し気分は悪いがなんとかまあ、という感じとのこと。

by chi-midoro | 2019-01-12 02:08 | 脱力
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