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ブラックニッカ日々 2019-02-02

昼前に起床。
適当なパスタ作って食べる。

ボーイズが遊びに行った合間に「15時17分、パリ行き」を見る。
クリントイーストウッドが撮った、2015年に高速鉄道内で起きたテロ事件をテーマにした映画で、
事実がもとになっていて、主役の3人役を演じているのはテロリストに立ち向かって被害を最小限に抑えたアメリカの若者本人。
主役以外にも、電車に乗り合わせた人の何人かを本人(つまり演技的には素人)が演じている。
そう言われなければわからないほどみんな演技が自然に上手なのは、一回その通りの現実を生きたからなんだろうか。
でも、いくら事実に基づいたものとはいえ、演出があって、今ここでこのセリフを言う、と決められた中でそれを上手にできるっつうのは、なんか、自分には想像もできないことである。
で、映画は、全体で90分ちょっとあるうち、テロリストが電車の中のトイレから鉄砲を持って出てきて無差別発砲をしようとするのをなんとか最小限に食い止める15分ぐらいの攻防が最後にあって、あとは、若者3人のそれまでの人生とか日常を描いている。3人は昔から仲良しで割と落第生的な存在で、先生にしょっちゅう呼び出されているようなやつらで、その反動ゆえに「見返してやる!」と思ったのか、3人中2人がその後軍人を志望し、もう一人は今風のSNS大好き大学生で、みんなそれぞれの場所でそれぞれに生きているのが久々に会おうとヨーロッパ旅行に出かけ、そこで事件に巻き込まれる。
事件が起きる電車に乗る前夜は、3人はアムステルダムのクラブでめちゃくちゃ羽目をはずして踊りまくり、そんな模様がずっと続く映画だ。つまり、特に正義感がめちゃくちゃ強いわけでもない、品行方正な真面目なやつらでもない3人が、緊急時には危険を顧みずに脅威に立ち向かうっていうことをとにかくイーストウッドは見せたいみたいだ。
けどイーストウッドの映画はなんかいつもそんな気もするんだけど、そいつらの落ちこぼれ方だとか「クソ!見返してやる!」ってなって頑張る感じとか、そういうのは本当に紋切り型な感じで、SNS大好き大学生の役の人は自撮り棒を持ってとにかくSNS栄えする写真を撮ろうと苦心していて、そこまでか?って思う感じで、「こいつらをこう見せたい」というそのコントロールのキツさに気が向いてしまう。
いや、でも本当にそういうやつらだったのかもしれない。本当にあんなやつらが本当に偶然、奇跡的な幸運にも恵まれてテロを最小限にとどめたのか。
テロリストはキャリーバッグにたくさんの銃と弾丸を詰め込んでいて、もしうまくいけば相当な人を殺しただろう。ケガ人は出しつつも、それが死者を出さずに済んだ。テロリストが銃を構えているところに主人公の一人がもう然と突っ込んで行くシーンが予告編にも使われていて、映画のクライマックスでもある。頭で考える前に動き出してしまうっていう感じのその危なっかしくも神々しい突撃シーンが心の中に残っただけでこの映画を見た意味はあったのかもしれない。

夕飯は鍋。
一旦寝て起きてまた仕事。少しずつ進める。

by chi-midoro | 2019-02-08 11:13 | 脱力
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