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ブラックニッカ日々 2019-06-11

午前中、パリッコさんと仕事用の対談。
滞りなく終わる。

なんだか体が重いと思って体重計に乗ったらだいぶ増えている。
今日は昼ご飯を抜こうと思い、炭酸水をとにかく飲む。

沖縄の古着屋でアロハシャツを見たからか(結局その時は何も買わなかった)、陽気な柄のシャツが欲しい。
でもああいうのってサイズとかよくわかんないから通販じゃなく、実際に見るのが一番と思い、心斎橋に行く。
色々見るうちにどんどん何がよくて何がダサいんだかわからなくなってきて、結局何も買わず。
ふと入ったH&Mの、なんかすごい勢いだけみたいな柄の服がやけによく思えてきて、買いそうになったけどとりあえずやめておく。
初めて入ったH&M。適当さがちょっといい。

空腹過ぎて苦しい。
夕方になって、スーパーで「無限キャベツの素」とキャベツ買って山盛り食べる。

「フードインク」というノンフィクション映画を見る。
大量生産される食品の話。
生き物への冒涜みたいな環境で育てられるチキンや、無理矢理エサを食わされ太らされる牛。
めちゃくちゃ巨大な農場で画一的に生産される農作物とか、そうだよな、こういうことの果ての激安牛丼だったりするんだよな、と、わかっていたつもりでも、やはり映像でみると辛い。

こんなのインスタント食品なんかもっとひどいだろうな。やりたい放題。
安いから食ってしまう。味覚のツボをダイレクトにおされるような旨さがあるし。

作品の中で、アメリカのスーパーで売られている食品のシェアはほぼ、4つぐらいの会社が占めているみたいな話が出てくる。
正確な数は違ったかも。
しかし、その感じはわかる。
日本でもコンビニはもうファミマかセブンかローソンだし、スーパーはイオンかライフかって感じだ。もちろんローカルなものが他にもあるけど、メインはそうで、そのシェアの大きさは圧倒的だろう。

となると、例えば、セブンイレブンがある食品メーカーの商品をなんらかの理由で扱わないことを決めたとすると、その拒絶されたメーカーはいきなり販路の大部分を失うことになる。当たり前のことなんだろうけど、つまり、シェアが狭いところに集中すると、国や世界を覆うような大きな判断もまたそこに集中して委ねられることになる。

どう考えてもそれは怖いことで、その巨大企業に逆らう中小の業者は一瞬で世界からシャットアウトされてしまったり、そういうことが簡単に起きるから、常に機嫌を伺い、相手の強引なルールも飲むしかないような奴隷根性で対応していかなきゃならないわけだ。

だからやっぱり、っていう極論にいきなり飛ぶのは自分がバカな証拠だろうけど、権力は一か所に集中してはいけないんだと思う。これは原則として。
そんなことないのかな、一か所に集中させた方が大きなことを成せるのか?(それって大阪の維新の会が言ってるのと同じだ)

少なくとも自分は、分散してる世界、色々ある世界が好きでそれを望んでる。その方が自分のよう人間の居場所もあるだろうからだ。
そう思ったら、大きなものにできるだけ加担しないようにしなきゃいけないんだ。
チェーン店でばっか食事して、コンビニでばっか買い物してることも、それに加担してることになるのだ。
目を背けてきたがやっぱりそうだとしか思えない。

と言いながら、コンビニで最も安い食物を買い、安くてみんな使ってるものを買ってしまう。
まあそれをゼロにしろと自分に命じるのはやめよう、そんな意志の強い人間じゃないから。
だけど、もし選択肢が二つあるなら、大きなものに加担しないで済む方を取る回数を増やしていこうと思う。

by chi-midoro | 2019-06-30 15:35 | 脱力
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