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ブラックニッカ日々 2019-09-01

ごろごろして昼頃起きる。
上のボーイが「天気の子」を見たいというので一緒に行く。
上映時間ギリギリに到着し、ポップコーンは行列できてて買えず。めっちゃ悔しい。

映画は、なんというか、やっぱりこの新海誠の映画は「セカイ系」という感じで、僕たちが世界を救うとか、世界中を敵にまわしても君を守る!みたいな、まるで自分たちがいなくなったら世界もなくなってしまうかのような、なんか痛々しいシンガーの歌詞みたいな感じでそれが自分は嫌で、今回なんかもう、自分たちの判断によって東京が水没するっていうぐらい自分たちが世界に対して強い影響力を持っている設定で、その設定からしてうーんと思う。

都合がいいというか、主人公は底抜けにピュアで(だが、女の人の胸が気になったり、いわゆる普通らしい性欲を持っているらしい表現が何度もある)、真っ直ぐなやつで、自分のしていることにした対しての迷いや葛藤があるようでもない。とにかく、彼女を守りたい、そして目の前に立ちはだかるものに体当たりをしてどかす、走る走る!いっけぇぇぇぇぇーー!!!みたいな。デカい声を出す。そのエモい声が俺はもう怖い。

雨の表現とか、めちゃくちゃ凝ったんだろうなという部分はあるのだが、それもまあ、キングコング西野の絵を見ているような気持ちというか。

みてて退屈ということはなく、まったく眠くならないのだが、それは心の中でたえず「なんだよこのシーン!」みたいに思い続けているからかもしれなかった。

つうかこうやって、新宿とか池袋のラブホ街とかをあそこまで完全にリアルに描写しておきながら「あくまでこれはフィクションですよ」っていう、逃げるところは逃げる感じ、例えば主人公が山手線の線路を結構な距離にわたって走って彼女を救いにいくところは一切の邪魔が現れないし、彼女が天気を操る力を授かったビルの屋上の神社に主人公が行くと、すんなり彼女がいる「向こうの世界」に行けてしまうところとか、「いや、そこはそういうもんなんですよ」という感じもなんかご都合主義的な気がした。そのくせ、リアルな世界を徹底的に借りてるというか。

「あの水没した町で死んだ人はいないんだろうか、そんなところが描かれてなさ過ぎるんじゃないか」「あーでももう先に避難してたんじゃない」みたいな話をしながら帰る。

桜ノ宮駅に着くと、空は晴れているのに雨がパラパラ降ってきて「うおー!まさになんか天気の子って感じだな」と、そこは結構はしゃいでしまった。

カップ麺買って帰って食べてあとはずっと仕事。
夜もまたインスタント麺。野菜食べたい。

その後もずっと仕事。

by chi-midoro | 2019-10-28 11:11 | 脱力
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