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ブラックニッカ日々 2020-02-12

昼は舞茸ラーメン。

みゆきさんと待ち合わせ。梅田に『パラサイト』見に行く。
アカデミー賞を取ったばかりで、こんな満員の映画館はいつぶりだろうと思う混雑ぶり。
熱気あり。

序盤で最大サイズのポップコーン食べ切り、あとは夢中で見た。
テンポが早く、息つく暇もない感じ。最初からずっと面白い。
シリアスなムードのシーンに急にギャグが出てきたり、ギャグっぽく取り返しのつかない悲劇が起きたり、見ている間どうしても『万引き家族』と比べてしまうけど、あっちは一定のテンションが保たれていたのと対照的に、こっちは急に躁的な雰囲気になったりする。
『タクシーの運転手』で、やはりシリアスなストーリー展開の中にギリギリまでギャグ要素が入り込んでいたのも思い出す。
ごった煮のようで、たとえば、泣こうと思って見る映画みたいにしめっぽさがなく、でもよく考えたらそっちの方が現実に似ているな。
ワンシーンごとがこれ以上何があるんだろうっていうぐらい作り込まれていて、どうやって撮るんだっつうカメラワークも随所にあり、
あとそう、性別問わず役者の顔も全部好きでポーッとなってしまう。
そこら辺もめちゃくちゃ上手な気がする。魅力的なように見せる見せ方っつうか。
実際、家に帰って出演者のことをみんな検索していったけど、驚くほど映画の中の人とは違う。
映画の中にしか存在しない誰かになっていて、ってそれは当たり前か。
見終えた後、なんだったんだろう、という思いがずっと残る変な映画。
音圧が高く色んな音がギュッと詰まって情報量が多い感じ。DTMのすごい凝った音楽みたいな感じもある。
こればっかり見てたら疲れそうだけど、すごい力作を見たという感動はある。

感想を語り合いつつ、中津「いこい」へ。
大阪の酒場について文章を書きたくて久々に行く。
相変わらずの熱気。大将も元気そうだった。
「はなび」にも行ってみるがシャッターが降りている。
閉店してしまってたりして、と久しく行ってないので不安になる。

仕方なく中津商店街あたりを歩く。駄菓子屋さんのあった場所が建て替え中で、でも新しい敷地に駄菓子屋さんは復活するらしいことが貼り紙に書いてある。
ネパール料理店もあり、美味しそう。ずいぶん色々変わってる。
中華料理屋の後にできたおしゃれな立ち飲み屋で一杯飲んで帰る。
前にピエール瀧の「しょんないTV」で見た、静岡の大人気らしい干物職人の干物がメニューにあって、それが食べれて嬉しかった。

by chi-midoro | 2020-03-29 09:51 | 脱力
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