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ブラックニッカ日々 2020-04-17

眠くて仕方ない。
いくらでも眠れる。
昼は玉置さんの二郎系ラーメン。
何度食べてもうまし。

食べてまた昼寝。
病院のベッドに寝ていて、腸の検査で尻に指を入れられる夢見る。
なぜだ。

夕方、マスクしてスーパーまで歩いていく。
店はほぼ開いてないけど歩いている人は結構いる。
スーパーの店員さんと客たちの立場が、これまでは「はい、すみません!すぐにお取替えしますでっ」っていう感じだったのが、もう逆転してもおかしくない気がする。スーパーの意にそぐわない客は追い出されても仕方ない感じというか、今はそんなことはまだないけど、じわじわ雰囲気が変わっているような。

スーパーの店頭でアルコール消毒スプレーをシュッシュとした時、「あ、もう痛くない」と思った。
何日か前、クラウドファンディングのリターン景品として送られてきたTシャツの、レターパックに入っているのを手で開けようとしたら、鋭い痛みが走って厚紙で小指の付け根が切れた。
それ以来、アルコール消毒するたびにめちゃくちゃそこがしみて痛くて、そのたびに「そうそう、クラウドファンディングのリターンの切り傷」と思い出していたのが、さっき痛くなくなっていた。
傷がふさがったのだ。
こんな状況で、というかこんな状況でなくともそもそも後ろ向きで、「ああもううんざり」とかネガティブなことばかり言っている自分だが、傷が治っていく。司令塔だけ後ろ向きで、あとのスタッフ(頭以外の体全部)は必死で生存に向けた運転を続けている。その努力はもういよいよ死ぬって決まっても決して諦められることなく続くんだろう(死んだ後もヒゲが伸びたりするっていうもんな)。なんだか申し訳ない。

買った食材でしょうが焼き。
発泡酒とか買ってきても缶ごと一回石けんで洗って飲む。
おまじない感覚。

夜、パリッコさん、ラズ先生とテレ飲み。
こうして三人でも飲めるのは実は平常時でもそんなになかったことだったと話す。
人の声を聞くと安心する。
「今話すとなんでも最後は暗い話になってねえ」とラズ先生が言っていた。
確かに、考えれば考えるほど暗くなる。
飲食店が営業できない、3か月このままだったら潰れる店ばかりだろう。というか、そもそも、今、飲食店が仕入れていた野菜や肉や魚を卸している業者、そこに物を送っている業者の人たちも暮らせなくなって……え、ってどうなるの?と普通に考えたら怖い未来しかない。
その人たちも生きるために必死になり、いきなり椅子が激減した過酷な椅子取りゲームを全員でやることになる。

低収入でもこんな風にまだ、人並みに買い物して、服をその日の気分で着替えたりして生きていけているこの日々が、キープできるとは到底思えない。死ぬ気で生きる時代、みたいな。それが来ることがもうわかっているのに、今はまだ、考えるのが怖い。

by chi-midoro | 2020-04-18 21:45 | 脱力
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