昼は両親と生駒軒でタンメン。
ああ、うまい。 昨日からずっと探してる「BEEK」、松陰神社前のnostosという本屋さんに問い合わせたら「まだあります!」とのこと。 渋谷まで地下鉄で行き、そこからバスで向かう。 無事、あと1冊だけあってもらうことができた。 長野で作ってる「鶴と亀」というフリーペーパーとのコラボ号で、やたらたくさん老人の写真が載っていて最高なのだ。 最近、どこに出かけても各県のPRフリーペーパーみたいなものが大抵あって、 しかもどれも良い感じの写真でおしゃれなレイアウトに作られており、あればもらうようにしている。 どれも一緒といえば一緒なのだが、こんないい造りの冊子がタダ!?と、どうしてももらいたくなる。 そんな中で「鶴と亀」は老人をテーマに絞っているところが他と違い、 今回の「BEEK」も雀荘で麻雀してる老人や、銭湯に入っている老人の写真など、味があった。 stillichimiyaも出てくる。 で、渋谷に引き返し、昨日チケットを買った「ソール・ライター展」を見に行く。 ソールライターのことは全然知らなかった。2013年まで生きていたニューヨークの写真家で、 1950年代にファッション誌のカメラマンとして活躍した一時期をのぞいてはメインストリームから外れ、 というか隠遁しながら好きなことだけして暮らしていたようだ。 1990年代末になって、未現像のフイルムが部屋から見つかり、現像してみたら、 1950年頃にファッション誌の仕事とは別に趣味で撮っていたカラフルなスナップ写真で、 それがすげーいい!ということになり、徐々に再評価されていったけど、 とはいえ必ずしも成功した写真家とは言えない人らしかった。 その人はどうも、ぼんやりした写真ばかり(例えば水滴のついた冬のガラス窓とか)好きで撮っているようで、 それは好きかもしれないなと思って見に来た。 ファッション誌で活躍していた頃も、他のカメラマンがバチッと構図を決めて撮るかっこいい写真とは違って、 ピンボケや映りこみ、画面の中に邪魔なものが入ってる、みたいな素人がふっと撮ったみたいな写真ばかり撮っていて、 それが「逆におしゃれ!」みたいに、当時はなっていたようだった。 確かにそれがおしゃれ。 でも本人は商業写真じゃなく、どんどん、作為の無い、なんでもないものに惹かれ、 ドロップアウトしていったようであった。 ソールライターの写真にはもう分かりやすいぐらい、不確定な要素を取り込もうという姿勢があふれていて、 例えば窓ガラスごしに風景を撮るとして、向こうの景色も映るけどガラスに反射した室内も同時に映って、 何がなんだか分からないみたいな、そういうのを繰り返し撮っている。 全体を見ていて、たまにあまりにあえて無作為をやろうとしすぎたり、「逆におしゃれ」度が高すぎるものも 無いではなかったけど、好きな写真がたくさんあった。 というか、こういう写真展、美術展みたいなのに来たら大抵思うけど、 この会場に見に来ているめちゃくちゃオシャレで可愛い女性たちは一体普段どこで何をしているのか。 展示ってだいたい、同じペースですーっと各作品を見ていって、前の人を追い抜かすのも野暮みたいな感じで、 なんとなく前後にずっと一緒に移動している人たちの一群、みたいな感じの人々がいることになると思うのだけど、 ソールライター展では、その中に、もう完全にこれは運命の人としか思えないぐらい好きな感じの人がいて、 格好から横顔からとにかく可愛いらしく、途中からそっちばかり気になって仕方ない。 ソールライターの代表作とされるらしい、「天蓋」という題名の写真があって、 それが、縦長の写真の上から5分の4ぐらい全部、どこかの店の軒先の庇が映っていて真っ黒。 下の方からわずかに町の風景を見えてる、みたいな作品なのだが、 その真っ黒い庇の部分にその女の人の顔が反射して映って、 その瞬間で、ああ、これが自分の人生に与えられた幸福というものなのだろう、と思って、満足した。 ソールライターも「わかるわ!その感じ!」と言ってくれそうな気がした。 展示の最後にソールライターが恋人の裸を撮った写真がいくつかあり、 それがどれもあえて盗撮っぽいぼやーっとした撮り方をしていて、 それがアウトサイダー写真家老人のティッシーの写真にもすごい似ていて素晴らしかった。 なので写真集を買うことにした。 写真集を買うとランダムでポストカードが一枚もらえるのだが、 袋を開けてみると「天蓋」だった。 良い気分になって外に出て、こまんたれ部さんが「渋谷にいるならこうの史代原画展もありますよ」と教えてくれたその、 こうの史代「この世界の片隅に」原画展を見に、タワーレコードに行く。 こうのさん(こうの史代はなぜかこうのさん、と呼びたくなる)の絵が俺は大好きかっていうとそうでもないのかもしれないけど、 なんせ、描きたいものをどう描くか、すごく苦闘しているような、 「はいはい、こういう風に線を引けばみんなが好きな感じの、幼い顔でグラマラスな女性が描けます」みたいなテクニックとは全く違う、その都度挑む!みたいな感じがあって、それが面白い。原画でみる意味がある絵かもしれない。 特にこの世界の片隅にの、最後の方、時限爆弾が爆発し、右腕を失ったすずの世界を実際にこうのさんが左手で描いてるみたいな、そういう実験とか、人物の後姿を細かく修正してる跡とか、グッとくるものがあった。 渋谷駅まで戻るついでに「BEEK」の配布場所一覧に載っていたヒカリエの8階のギャラリーに寄ってみたらたくさん置かれていたので、メテオさんに渡すために1冊もらっておく。 で、そこから中野に向かい、今日飲みましょうという話になっていたこまんたれ部さんと合流し、ブロードウェイの「墓場の画廊」でやっている「日ペンの美子ちゃん原画展」を見に行く。 1970年代に掲載されていた初代の絵から服部昇大さんが6代目として描いてる最新の絵まで原画が何点か展示してある。 当然だが時代ごとに絵柄の変遷があり、自分としては4代目のまつもとみな、5代目のひろかずみっていう人の絵が懐かしい。でもどれもマンガの内容は結構シンプルで、服部さんの代になっていきなり面白い。 タコシェで調子に乗って「架空」の15号や、ジョージ秋山の「海人ゴンズイ」や、いつの間にか出ていたpanpanya「動物たち」を買ったらお金が無くなった。 合流してくれたbutajiさんと三人で、とにかく安い飲み屋を探し横丁を歩き、「魚屋よ蔵」という立ち飲みで乾杯。 その後、前から気になっていた「独特中華ヤマト」で野菜タンメンを食べ”1日2タンメン”達成。 新井薬師公園へと移動しベンチで一休みしたりしていると、butajiさんがハナイさんにLINEで中野のおすすめ店を聞いたようで、 すぐ近くの「豪」という店に。そしたらハナイさんの友達のお松さんが飲んでた。 さらにメテオさんも合流することになり、隣の店に移動。 あれこれ楽しく話す。 そうこうしているうちに終電が近くなり、みんなで駅に向かいながら飲む。 賑やかな夜となった。
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| 2017-05-30 13:12
| 脱力
表参道のビリケンギャラリーでコマツシンヤさんの個展が今日まで開催されているとオレリアンが教えてくれた。
それを見に行くにあたり、最近ずっと食べたいと思いつつなかなかタイミングがなかった「蒙古タンメン中本」にもついでに行きたいと、 そう思い、まず渋谷駅まで行ってラーメンを食べた。 今日は元気があると思い、蒙古タンメンを食べた。辛いがうまい。かなりうまい。 このクタクタの甘い白菜。大阪にできたら流行りそうだが、どうなんだろうか。 汗かいて表参道まで歩き、コマツさんの絵を見る。 シカクでやっていた展示とはまた違って、さらに書き込みが細かくなったような印象。 といってもテーマは一貫していて、稲垣足穂みたいな、当たり前のように空から星が降ってくる世界。 ロボットが椅子に座ってカラーバーが映ったテレビを見てる絵がよかった。 オレリアンは原画を買ったというので、会場を出てメールしてどの絵を買ったか聞いたら、 「ロボットがテレビ見てる絵がまだあったらそれを買ったんだけど、すでに売約済みだったから別のにした」と言っていた。 メテオさんに教わってずっと欲しくて探してる山梨のフリーペーパー「BEEK」の配布場所の一覧に、表参道のユトレヒトという本屋さんが載っていたのを思い出しそこへ寄る。 フリーペーパーはなかったが、岡本仁「ぼくの香川案内。」という本が良い雰囲気だったので買った。他に鹿児島編などもあった。 日曜の表参道。可愛い女の子、かっこいい男の人ばかりで、まったく俺に関係無い街だと思って疲れてきた。 半蔵門線で三越前まで行き、同じく「BEEK」の配布場所の一覧に載ってた山梨県のアンテナショップに行ってみるがここにも無い。 映画でも見て帰ろうかなと思ってチケットの大黒屋を見たら、ちょっと気になっていたソールライターという写真家の展覧会のチケットが定価より200円安く売られていたのでそれを買う。 そしたらそれでもうお金が無くなり、今日はおとなしく帰宅することに。 まだ夕方。なんか物足りない。 気合を入れて仕事。 10やらなきゃいけないうちの2つぐらい終わる。 テレビずーっとかけっぱなしにしていたらウルフルズが新曲出したからか、別の番組に何度も出てきた。 ウルフルズって、最高!ライブ見に行きたい!と思ったことはないけど、流れる過去の曲はどれも知ってる。 不思議な距離感のバンドだとふと思った。 夜、焼酎がなくなりコンビニに買いに行く。 この前同じコンビニで82円の切手を買った時と同じ、ブラジルの人かと思しき店員さん。 82円の切手ください!と言われてさっと対応するなんて、 自分が遠い国のコンビニで働くことになっても絶対無理だなと思ったが、 この人はできる男である。 なので、「あの、iQOSって入荷したりしますか?」と聞いてみた。 「今は無いんですよ。なかなか入ってこない」と言っていた。 ■
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| 2017-05-30 12:26
| 脱力
7時半起床。
パリッコさんのお宮参りの撮影のお手伝いをしに大泉学園へ。 そこから車に乗って清瀬へ。 初めてあったお子さん、生後1か月で「このサイズ感!」と思って感動した。 後ほど抱っこさせてもらった時、なおさらうおーと思った。 帰りまでグズらずにいたおとなしい子。 るこさんもお元気そうでよかった。 パリッコさんの運転する車に初めて乗ったけど、 車を運転できるっていうだけで人間的に2周りぐらい器がデカい気がする。 自分には無理! 車をパリッコさんの実家に返しに行った時、タイミングよくお母さんに会う。 挨拶。 大泉学園から石神井公園まで歩きながら、畑の脇の無人販売所で良い野菜をみつけては買って行くパリッコさん。 この辺は都市だしのどかだし、ちょうどいい混ざり具合でうらやましい。 ブロッコリが美味しそうだった。 もうしばらく飲めるとのことで石神井公園を二人で散策。 豊島屋に行ったら今度8月で販売地域が大幅に縮小される「カール」が売られていて、 それをつまみに乾杯。 こんなにうまいものが買えなくなるなんて!とはいえ年に何回買ってるかって話だけど。 商店街でちょうど入場無料の落語会をやっていて、 すぐ近くの角打ちでブルーベリーエールをグラスに注いでもらってそれを飲みながら鑑賞。 贅沢である。 その後、中華の玉仙楼で飲み食い。 野菜たっぷりタンメンがすごく美味かった。 青菜やフクロダケが入ったちょっと中華テイストのタンメン。 それにしてもパリッコさんは良いペースで飲む。 自分の倍ぐらいのスピードだ。 最後に銭湯に入っていきましょう! と「友の湯」へ。 天井が高く、日差しがパッと差し込む開放感のある銭湯。 パリッコさんおすすめの水風呂が、最初は冷たすぎて入れないんだけど、 思い切って浸かってるとたまらない状態になってくる。 で、また熱い風呂に入ったりを繰り返す。 いやー!いい湯だった…と、二人で椅子に座って気づけば寝ていた。 パリッコさんと別れ、池袋から渋谷に出る。 昨夜、佐伯誠之助さんから「中津に行くけど飲みませんか」とメールがきて、 間が悪く東京におります、と返事をしたところ、 今日、下北のサウンドクルージングという、下北の何か所ものライブハウスで同時開催される 回遊型のイベントがあって、そこに出る予定だ、その前に飲みませんかということに。 で、21時頃に下北沢に着くというので、それまで時間を潰すべく、 ブックファーストで立ち読み。 中井久夫の特集ムックみたいなのが出てるらしく、それを探して買うついでに、 隣にあった同じ中井久夫の「いじめのある世界に生きる君たちへ」という本を手に取って読んでたら、 いじめというものがどういうプロセスで進展していくかを丁寧に解説した本で、 それがどのように人間の尊厳を奪って行くかがじっくり書かれていて 中井久夫らしい、冷静なんだけど愛が溢れた文章で、 今ここが誰もいないだだっ広い場所だったら嗚咽しそうなほどであった。 素晴らしい本なのでこれも買う。 引き続き色々立ち読み。 前野健太の本をパラッと読んでみたのだが、 自分が、恋が、みたいなことがダーッと押し寄せてきて なぜだか今は読む元気がない感じがした。 昔はすごく好きだったのだが。 気分的なものかもしれない。 あと、ミュージックマガジンで日本語ラップが特集されている号で、 R-指定やDOTAMAが対談していて、ベスト100のランキングがおかしい、 こんな愛のない特集はクソ!みたいに言っていて面白いのだが、 なぜか日本語ラップは誰もが自分のものみたいにしたがるように見えるのはなんなんだろう。 ロックやテクノやハウスの同じような特集が組まれたとして、 こんな反応は出るだろうか。 チャラいのも深いのもオールOKでいいんじゃないのと自分は思うが、 日本語ラップには繊細な何かがあるのかもしれない。 ようやく21時近くなり、下北沢へ移動。 マクドナルド前で佐伯さんと合流。 ハバナイ浅見さんに会って握手。 佐伯さんの出番まで「よっちゃん」で飲む。 ちょうど隣で飲んでいた二人がサウンドクルージングを見にきている人で、 「え!佐伯さんなんですか!イメージと全然違う!」と驚いていた。 そのまま与太話をしながら23時ごろ店を出て佐伯さんの出るGardenというライブハウスへ。 終電ギリギリまで聴いて帰る。 相変わらず真剣なくだらなさで感動する。 cinema staffという佐伯さんの前に出たバンドが大人気で、 終演後、ファンの人が紙にプリントしたセットリストを「それください!やったー!!」みたいにもらって喜んでいて、 佐伯さんのセットリストも欲しがる人がいたら面白いなと思った。 一旦ほとんど誰もいなくなってしまった会場だったが、佐伯さんが始まったら徐々に人が集まり始め、 後半は盛況となっていた。 電車乗り継ぎ、神田までたどり着く。 一日中飲んでいたので疲れた。 コンビニでサラダとカップ麺を買い、最後のエネルギーでそれを食べて寝る。
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| 2017-05-28 12:29
| 脱力
バスの時間が長い。
寝ても寝てもまだバスの中だ。 渋滞で少し遅れたそうで朝8時頃バスタ新宿に到着。 雨が降っていて驚く。 雨が降っているなんて、そんなこと少しも想像しなかった。 走って駅へ。 すると金曜の朝8時なので電車はラッシュタイム。 辛い。 なんとか浜町までたどり着き、部屋へ。 すぐ寝る。 パリッコさんと御徒町駅で待ち合わせ。 「吉池」で買い出ししてコロッケなど食べながら駅前の広場で飲む。 その後、「mogrug」というギャラリーまで歩き、 香山哲さんの「水銀」という展示を見る。 会場に置かれている各作品を解説した文章に「民芸品のような良さを目指した」というようなことが書かれていたのだが、 自分が子供の頃に強烈に影響された、蛍光ペンとか緑や赤の透明の下敷き、キンケシ、ゾイドとか、 そういうプラスチックっぽい美しさや過剰な怪獣の造型などが、土着っぽいタッチで描かれているのが面白い。 カニ型のグミが何個か並んでる絵が欲しい。 会場の芳名帳に石山さやかという名前があり、「あっこの人すごい良いマンガを描く人ですよ!」とパリッコさんと話していたらご本人がいて、少しお話。パリッコさんのことも自分のことも知ってくれていてぜひ今度飲みましょう!と話す。気さくな人だった。 パリッコさんが新橋で飲み取材をするとのことでそれに同行。 同行といっても二人で楽しく酒を飲むだけである。 何軒かハシゴし、「あ!新橋といえばつちもちさんが働いてるはずです!」とLINEしてみると、 少し時間かかるけど行けます!というお返事。 しばらくして合流し、新橋ビルの立ち飲み屋へ向かう。 しかし、そこは満席で、隣の日本酒酒場みたいな店の、ビルの廊下にテーブルを出した席で飲む。 ツルツルした床の、ただのビルの通路で飲んでるみたいな感じが面白い。 パリッコさんもお子さんのために早めに帰らねばということで早め解散。 二人と別れた後、新橋と言えば絶対食べたい博多天神できくらげラーメン食べて帰る。 帰りがまた、23時頃の金曜の新橋の電車だったのでめちゃくちゃ満員。 辛い。 ■
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| 2017-05-28 11:51
| 脱力
今日もちゃんぽん食べる仕事。
阪神電車で杭瀬に行く。 おととしぐらい夢中になって角田美代子のルポ本を読んでいたがその舞台の町が杭瀬だった。 どんな町かと想像するだけだったが、例えば千林大宮ぐらいの、もう少し小規模か、 商店街が長く広がっていて、活気があり、生活感もあるような住みやすそうな町。 今回はちゃんぽん食べて少し散策するぐらいの時間しかなかったのでゆっくり飲みに来たい。 帰宅しゴロゴロ。 夜のバスで東京に行くのでその準備など。 夕飯にミートソーススパゲティを食べて、近所の「太閤閣」の庭に放されているホタルを見に行く。 去年は6月の中頃ぐらいに見に行ってポツポツとしか見れなかったが、 早い時期の方がいいのか、雨上がりだったからか、すごい数のホタルがいて、 タダで良いものみたなーとはしゃぐ。 ボーイズの持っていたフリスビーに1匹ホタルが止まったのをゆっくり見た。 そんなこんなで遅い時間となり、諸々すませて慌てて家を出る。 今日は久々にVIPライナーのバス。 3400円。 VIPライナーはリクライニングを全倒しするようにアナウンスが流れるバスで、 気兼ねなく思いっきり倒せる。他のバスでもそうして欲しい。 自分は一番前の席で、隣が空席。 やったぜ!と思ったけど、とにかく前が狭い。 自分だからまだいいが、身長の高い人は本当に大変だろう。 バスの運転手さんに「いやー、ふだんもっといいバスに乗ってるんだけどケチるとダメだね。狭い狭い」というようなことを言っている人が二人いた。
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| 2017-05-28 11:36
| 脱力
昼前に出発。
今日は尼崎でちゃんぽん食べる仕事。 尼崎を通過したことは何度もあるが降りたのは初めてだ。 阪神尼崎駅前。でかい町。 昨日の徳島と比べると身近な雰囲気に感じる。 天遊で美味しいちゃんぽんを食べ、 近くのファミマで一休み。 その後、尼崎商工会議所を取材して、 終わり次第、極楽湯という銭湯へ向かおうと思ってケータイで調べたら歩いたら30分ぐらいかかるみたいで、 雨もポツポツ降ってきたので、1時間に1本の無料送迎バスを待つことに。 公園の木の下にいたら雨が当たらないのでそこにいる。 駅前の中央公園という公園の。 自分と同じように木の下でぼーっとしてる老人がちらほらいた。 送迎バスで向かった極楽湯は最高だった。 440円で入れるのに露天風呂がたくさんあって、テレビが備え付けられていてみんな相撲を見てた。 食堂でまたちゃんぽんを食べる。 そういう仕事。 しかしうまいし、ダラダラお酒を飲んでもいい雰囲気でとても気に入った。 帰りはJRの尼崎駅から帰ることにする。 極楽湯から徒歩10分ぐらいか。 保坂和志の「試行錯誤に漂う」を読んでいる。 心に力がみなぎる。 強い共感ではなく、遠く弱い響き合いを信じる、というようなことが書いてある。 共謀罪法案を支持する人はなぜ、それが自分たちに向かう刃になる可能性は感じないで、 国の側に立てるんだろうか。 自分のサイズを超えた、何かの代表、みたいな気分になれるのはなんでなんだ。 自分が今、何かのサークルの中にいるとしたら、 ライター仕事してる人たちや、音楽の仲間とか、そこら辺になると思うけど、 みんなそれぞれバラバラで、それが良いと思う。 「我々○○は!」という連帯はないと思う。 その連帯を怖がり、何かに一心不乱に所属することを嫌うからこういう形でバラバラにいるんだと思う。 でもそれだと力が集まらないから、いきなり何かの代表みたいになれる人たちを説得することもできない。 それが難しい。 しかしとにかく、保坂和志を読んでいる時だけは少なくとも、 弱いもの、声が小さいものの方を向いていることを忘れずにいれば、 いつの間にか自分が誰かを排除しようとするような思考に陥ることはないんじゃないかと思えるのだった。 帰宅後、一度眠り、夜中に起きる。 仕事進めなきゃいけないのになかなか腰が重い。
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| 2017-05-25 02:23
| 脱力
5時半に起きて6時前に出発。
地下鉄でなんば駅まで。 そこで徳島行きのキップを買い、和歌山港まで電車。和歌山港からフェリーという経路で徳島へ行く。 という取材の仕事。 フェリーはちょうどいい大きさ。 ごろ寝スペースもあり最高に寝心地よし。 徳島には何か月か前にハセガワさんと高松に行った時に祖谷の方へ立ち寄ったぐらいだった。 なので駅前の辺りは全然知らない。 ダーンと開けた駅前で、ビルや飲食店が立ち並ぶ賑やかな町並みなのだが、 なぜか人があまりいない。 みんな仕事してるのか。 駅前のポッポ街というところを歩く。 どこかでカメラのレンズのキャップを無くしてしまい、それを買えたらと思っていたらちょうど古びたカメラ屋さんが。 「このカメラなんですけどキャップってあるでしょうか」と聞くと、 段ボールに古いキャップがいっぱい入った中からガサゴソ探ってくれて、 結果、俺の持っているニコンのカメラのキャップはなくて、 「これでも合うから、これでいける」とキャノンの古いキャップをすすめられた。 値段を聞くと300円。思ったより100円高い印象。でも昔のロゴで可愛いのでいい。 ポッポ街をさらに歩いてたら、自転車に乗った男性が警察とすれ違い、 警察が「自転車降りないと。降りて押して通って」と注意。 すると男性が「うっさい!ポリ」と言い捨てて走っていった。 それを「おい!誰がポリじゃ!おい!止まれ!降りろいうとんじゃ!」と追いかけていく警察。 徳島につくなりエキサイティングな人と人のぶつかりを見て、 なんかそれ以降ずっと気持ちが小心になって、 女子高生が「キャー!マジで!?」とか大声で言うだけで飛び上がるほど驚いたりするようになった。 それはそうと、電車で徳島の隣の佐古という駅に行こうとキップを買ったら1時間しないと電車が来ないことがわかった。 隣駅だしと思って歩いていくことに。 天気が良い。人がいない。下校中の高校生しかいない。 みんな自転車か車だ。 春陽軒でラーメン。 ここは混んでた。 引き返して、あわおどり会館に行ってみる。 ロープウェーにも乗ってみる。 景色がいい。淡路島が見える。 栄町のあたりをウロウロ。 その辺が歓楽街。 ファッションヘルスの前で客引きに合う。 スナックの味わい深い看板がたくさんあったが、 撮ってたら怒られそうなのでやめた。 安兵衛という居酒屋で食事。 何食べてもうまい。もう一人いないと色々食べれない。 18時55分のフェリーで和歌山港に戻らないと大阪に帰れないので、 そこまで長居できない。 駅ビルで自分にお土産等買い、バスでフェリー乗り場へ。 結構酔って、フェリーで日が沈んだあとの青い景色を見ながら大声で歌を歌いまくる。 フェリーはエンジン音がでかく波音も大きいので歌い放題である。 徳島の町を歩いている間は柴田聡子の「後悔」や平賀さち枝「江の島」とか、遊佐春菜「五月の雨」とかそんな歌が口をついて出てふんふん歌いながら歩いていたのだが、フェリーの上ではそういう歌はグッとこなくて、ゆうきの「あたえられたもの」が歌いたい。 歌詞わかんなくて適当にボエボエ歌ってたら最高の気分となった。 フェリーは本当に最高だ。 この和歌山から徳島の航路がまた、生活感があっていいのだ。 関西方面と徳島を行き来する人はほとんど高速バスか車なのだろう。 行きも帰りも空いていた。 いつの間にかまたごろ寝スペースで寝ており、もう和歌山。 そこから1時間ぐらい電車に乗るともう家。不思議だ。 図書館で予約した本ばかり読んで後回しになっていた 保坂和志「地鳴き、小鳥みたいな」を読む。 素晴らしすぎる。 「キース・リチャーズはすごい」という短編の中に何回もサザンオールスターズのことが出てきて、 それが「叶わなかった恋」みたいな気持ちを思い起こさせるのがたまらないんだけど、 それは自分にとっては情報量が大きすぎる音楽で、 もっとただ、風が起こって消えていくような影響を与えるような音楽を聴きたいみたいな、 (全然こんな内容じゃなかったかもしれない) そういうことがとにかく書いてあった、 音楽というと感情を掻き立てるものが、そうでないものより良いみたいに考えがちだけど、 音楽の機能はそれだけじゃないと思う と思いつつ、自分も普段は放っておけばすぐに感傷に向かう。 涙が出ればそれですっきり。 しかしこの恋しい気持ちとか、切ない気持ちばっかりを刺激されたがってる状態はなんか変だとも思う。 もっとすごい形の石がある!とかデカい樹だなあ!みたいな気持ちになる音楽も聴きたい。 もしかしてテクノか? 家に帰ってネットみたらイギリスのコンサート会場でテロがあったこととか、 北朝鮮の飛しょう体(ってなんだ?)に韓国が威嚇射撃したとか、 共謀罪のことは調べれば調べるほどうんざりしてくるし一気に疲れた。
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by chi-midoro
| 2017-05-25 01:58
| 脱力
体が重い。重すぎる。起きられねえ。
ウーウー言いながらゴロゴロして昼過ぎに立ち上がる。 でもまた横に。 横になったままスマホ見てたら手が滑ってみぞおちあたりに落ちてウッと言う。 こんなどうしようもないことが起きては過ぎ去っていく人生の時間。 レトルトカレーを2分で食べ終わる。 自転車漕いで郵便局にお金を振り込みにいったり、 取材用の買い出しをしたり。 お金が底を尽き、口座に残っている小銭を引き出す。 明日は取材で遠出をするため、使わないと決めた封筒に手を出す。 夕飯はもやしや鶏肉を煮込んだ鍋。 仕事少し進める。 明日の朝が早いので早めに寝る。 ■
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| 2017-05-23 02:18
| 脱力
甥っ子たちが遊びに来て、昨日河原でバーベキューした話をしたらやりたいという。
なので今日も河原でバーベキュー。 同じように食材買って行く。 日曜だからか、昨日よりだいぶ河川敷が混んでいて、 木陰があんまり空いてない。 なんとか隙間に潜り込んでイモだのエリンギだの肉だの切って焼く。 すぐ近くの若者集団が最初はエモコアみたいなのかけてみんなで合唱して 「オイ!オイ!」つって元気まんまんだったのが、 しばらくしてみんな横になって吐いたりしてて怖かった。 しかしまあそんな飲み方をして学ぶこともある。 16時頃帰る。 疲れてうたた寝。 夕飯はカップ麺。 今日は下北沢でチミドロのライブがあり、自分は仕事の予定で行けなかった。 ライブ自体はまあいつも通りとりあえずできたらしい。 ライブの合間のMCバトルにハナイさんが参加して、 前回同じイベントに呼んでもらったときは優勝したけど今回は一回選敗退。 でもジュンヤさんが撮った動画を見せてもらったら負けたけどすごいいいバトルだった。 フリースタイルバトルが盛り上がり、そればっかりに偏るのはいかがなものかみたいな話が最近の日本語ラップシーンでは囁かれているようだ。 が、その本流のバトルのシーンはおいておいて、このハナイさんのバトルを見ていて、 フリースタイルブームに影響を受けた商店街の青年部とかが、 町のお祭りでバトルの席を設け、そこに町内のお調子者のおっさんが参加して、 お前の店の魚は新鮮だけどもうちょっと負けてくれ! とか言い合ったら面白いなと思った。 そういうイナタい方向に進んでいくのがいいかもしれない。 メテオさんに動画を見せたら喜んでくれて一気に20回ぐらい見たというので笑えた。
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by chi-midoro
| 2017-05-23 02:12
| 脱力
昼頃起きる。
こんな天気の良い日は公園に行くしかない。 ずっと前に買ったけど1回しか使ったことのない「炉ばた大将」を持ってバーベキューすることにする。 スーパーで肉とジャガイモ、ピーマン、キャベツ、エリンギなどを買う。 毛馬の土手の火を使っていいエリアに行ってみると、もっと混んでるかと思ったが、 いつも通りぽつぽつと人がいるだけだった。 シート敷いて地面に炉ば大将を置き、着火。 焼いて、塩をかけて食う。それだけ。しかし最高。 案外すぐお腹いっぱいになり、寝転がる。 たまに持ってきたブレイブボードに乗ってグネグネ走って疲れてまた寝る。 夕方までそうしていた。 夕飯はボーイズのリクエストでガスト。 近所の本屋に入って立ち読み。 ミュージックマガジンの特集が日本語ラップで、「ベストアルバム100選」の中にメテオさんのアルバムが選ばれていた。 めでたい。 それにしても、「ベストアルバム100」を見ていると7割ぐらいは聴いたことがあるものだった。 同じ「ベストアルバム100選」でも例えば日本のロック100選だったら聴いたことがないアルバムがたくさんきっとあると思うので、 案外自分はずっと日本語ラップを聴いてたんだなーと思った。 帰って深夜まで眠る。 朝まで一気に寝る体力は無く、起きてしまう。 来週のスケジュールを立ててみたら仕事をこなすために必要な時間がすでに足りない気がする。 サボり過ぎた。
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by chi-midoro
| 2017-05-21 03:33
| 脱力
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