ブラックニッカ日々 2016-7-3

暑い。

いましろたかしの「ぼくトンちゃん」を読む。最初の方はなんだかわからんちょっと面白い話っていう感じなのだが、「最後の章」がいきなり良い。相変わらずストーリーを展開させようとしては飽きたり力尽きたりしている様は見えるが。

大阪市の図書館のサイトでこの前、「SEALDs選書」として紹介されてた本を片っ端から予約していたのが一気に届く。中野晃一「右傾化する日本政治」から読み始める。少し読んでは眠くなっての繰り返し。

昼下がりに飲みに行く予定が、ふいに無くなってしまった。とにかく冷えたビール(嘘、発泡酒)が飲みたい。そう思って白玉温泉へ。湯船にはずっと入ってられずさっと上がって生発泡酒を飲む。いつ来ても憩いの場。しかし今日はやけに混んでたな。

帰りに豆腐とブラックニッカを買って帰る。湯葉をわさび醤油で食べるっていうのが無性にやりたくなったが売ってなかった。なのでいつもより少し良い豆腐で我慢。

ああ、明日の胃カメラ嫌だな。21時より絶食、と言われるとやけに腹が減ってくる。酒は21時過ぎてもいいのかな。たぶん。

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# by chi-midoro | 2016-07-03 20:42 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-7-2

昨日に引き続き暑くてしんどいが、今日は風があるので、窓際に寝転んでいると気持ちよかった。

図書館で借りた滝口悠生の「死んでいない者」を読む。ところどころ鳥肌が立ってなんか色んな感情が沸いてくる。

葬式に集まる何十人もの親戚たちを書いた小説なのだが、一個の建物の中や外で同時に色々なこと(といっても大した事件ではない)が起きたり、ずっと前から繰り返されてきたようないつもの話がまた交わされては消えて行く感じなど、自分が山形の親戚たちと過ごすあの時間の良さがずっと続いていてひたすら最高だ。全編通じてやたら未成年が酒を飲む。大人たちに混じって高校生や小6の子までが飲酒する場面があるのだが、それ一つとったって、それまでうまくやっていてもワンミスしたら集中砲火を浴びて一瞬で引きずり降ろされるような、コロシアムの真ん中で悪戦苦闘している誰かをうすら笑いを浮かべながら不特定多数の群衆が見ているような今の息苦しい世の中の雰囲気とは全然違い、なんか、善悪に回収されない描かれ方になっている。子供が飲酒する場面をこんなにさらっと描けるのはひょっとして小説だけなんじゃないかと思った。ドラマや映画だったら生身の人間が演じるわけで、その子役や監督に何か嫌なイメージがつく、とかリスクが生じたりさ。もしかしたらこれから小説の中だけが唯一の風通しのいい場所になっていくんじゃないだろうか。

まあそれは細かい話だけど、滝口悠生はやはり素晴らしい。保坂和志のように時間や空間を越えて誰かの意志がどこかで響き合うみたいな、世界が自分だけの人生に完結しない豊かさもあるし、笑いもある。可愛げもある。気難しいところがあってプレハブ小屋から出てこずに葬儀に参加しない美之っていう兄と、その妹の知花が携帯電話でやり取りして、「お通夜のふるまいの料理を少し持って来てくれ」と頼まれたりしてそれを妹が幸せの形であるように感じているところとか、いいなあ。故人と幼なじみの「はっちゃん」が普通に突然会話し出すところもいい、四歳だった寛が祖母に預けられ、布団の中で心細くなって泣いてしまい、それを祖母が困ったような悲しいような嬉しいような複雑な顔をしながら撫でたり抱き寄せたりしているところもいい。

つって少しずつメモりながら結局中断せずに読み終えた。後半もすごい良い。時々読み返したい。

前に書いたかもしれないし、書いていてもいいのだが、山形の祖母が亡くなった時に葬式で、老人会の代表という方が弔辞を読んでくれて、その中で「トシ子さんは手先は不器用だったですが、それでも一生懸命折り紙を折っている姿が印象に残っております」と、老人会でのエピソードを語っていたのを聞いて、祖母がそういう会に顔を出していたのも知らなかったのだが、自分が今まで想像したことのなかった祖母の像が与えられたような気がして、当然なのだが、俺が知っている祖母は、俺が見た一面だけで、一緒に暮らしていた俺の母の兄夫婦や、俺なんかより比べものにならないほどたくさんの時間を祖母と過ごしてきたであろう山形の親戚たち、厳しい母親だった祖母を知る俺の母などなど、色々な人が色々な形で祖母の断片を記憶している。

それこそ、祖母が裏の神社へ歩いていく後姿をぼーっと眺めていた偶然そこにいた通行人だとか、神社でたまたま立ち話をした人だとかも祖母の断片を持っていて(もちろんそんなこと忘れているだろうけど)、人以外の、祖母の定番の散歩道に咲いていて、祖母が綺麗だなと感じた花だとか、その横を通った犬とか猫だとか、そういうカケラが人の記憶だとか空間だとかにまだ残っている感じ。拡散していくというか。

何が言いたいのか分からなくなってきたけど、生きているといことはそういう断片を色々な場所に残して、最後は空気に溶けていくように漂って消えていくものだというイメージがあって、この小説を読んでいるとそういうことを思い出した。

原稿ひとつ書く。

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# by chi-midoro | 2016-07-03 00:16 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-7-1

アンパンマンの歌にまったくオリジナルの振り付けをつける夢をみた。

最近朝起きた時のじんましんがひどい。なぜだか分からない。
踏んだり蹴ったりである。

録画してあった「松本家の休日」を見たらラーメン特集で、ラーメン欲が刺激された。なので近所のスーパーで袋めんと「凛」の720mlボトルを買う。

引き続きいましろたかし読み返し期。今日は「デメキング」を読んだ。ストーリーは取っ散らかっていて、巻末で本人が話してる通りどう贔屓目にみても失敗してるのだが、物語と関係のない細部が面白い。「なんでわざわざこのあまり必要とも思えない場面に数ページも使っているのだろう」みたいなところが。最近の作品と違って背景の書き込みも細かくて、前半の瀬戸内の町を描いてるところに力の抜ける田舎の空気感が溢れかえっていて良い。ちなみに俺のこの「デメキング」はサイン入りで、「2009年3月16日 渋谷」と日付がついている。緊張して話しかけたいましろさんは物腰の柔らかい方だった。懐かしい。

図書館から予約していた本が届いたと連絡あり。
受け取りついでに近所の中華屋でまた味噌ラーメン。今日は天気が良く、気温が上がって暑くて仕方ない。

コンビニで銀行のカードの残高照会するも入金なし。家に帰って確認してみたら7月末入金の間違いだった。
まったく生活できない収入。生きてるだけで赤字。

ついに追い詰められた。
しかしこうなることがずっと前からわかっていたような気もする。

今週ずっと書けてなかった原稿をようやく書く。
眠れなかったのでYoutubeのラジオ聴きながら麻雀ゲームして過ごした。

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# by chi-midoro | 2016-07-02 01:51 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-6-30

もうだめだ。「死に方 楽」とかで検索してもうさっさと消え去りたいと思いつつ起き出す。

朝からブラックニッカを飲んでは眠る、を繰り返す。

昼頃、先日取材に行ったドムドムハンバーガーの水無瀬店へ仮の原稿を確認してもらうべく電車に乗る。
桜ノ宮から水無瀬が徒歩圏内の島本までおおよそ50分ぐらいかかる。
車窓から見える景色はかなり田舎っぽくなってきて、田んぼが目立つ。こういう風景の中に溶けてしまえればと思いながらぼーっと電車に揺られる。
駅についてあ!と思ったのだが、財布をリュックに入れ忘れてきた。ICカードのチャージ残高は60円ほど。
桜ノ宮から島本までは460円かかる。

駅員さんに「あの、どうしたらいいですか?」と、今考えたら「知るかよ!」という質問を投げかける。
駅員さんによれば、ここから桜ノ宮まで引き返し、財布をとってきて往復料金を支払えばそれで良いとのこと。
往復料金を払うからにはここで一度外へ出てもいいわけである。
なので、30分の猶予をもらい、水無瀬駅前のドムドムまで歩いて原稿を渡してすぐ引き返す。
一応任務は完了。

桜ノ宮まで引き返して財布とって往復料金を精算。これでやっと真人間だ。

水無瀬から阪急にのってシカクのある中津へいくつもりだったのだが仕方ない。もううんざり。
ドムドムの店長から電話があり、「原稿確認しました何点か修正を」となって、「今度からはファックスでいいのでー」と言われる。
ファックスあったんだな。つまり今日のあれこれ全てが虚無。

遅めのシカク出勤となりへろへろ状態で発送作業を進める。
今日はお客さんがひっきりなしにやってきて忙しかった。

帰り、どうしてもこのまま帰りたくなくて飲みに行く。
初めて入る天満の「もりもり」という居酒屋。先客はおらず、入るといきなりお店のお母さんがかかっていたCDを止めにきたが、それがゆらゆら帝国のCDだった。

聞いてみると「どうしてだか、好きなんです。変態かなと思って不安になるけど」というので「僕も好きですよ!」と言って続けてもらう。

割烹着のお母さんがつくる抜群にうまくて安いお通しを食べながら、「できない」とかを聴くのは最高だった。

話をしているうちに少し元気が出てきた。23時ごろ帰る。

6月終わりかもう。

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# by chi-midoro | 2016-07-01 00:26 | 脱力

ブラックニッカ日々 2016-6-29

夢から覚めた。

おそるおそるパソコンを開いて昨日までに来ていた仕事メールを確認。
修正等がんばる。

少し眠る。

録画がたまっていたお笑い番組をみてへらへら笑ってカップ麺食べた。

最近また読み返したい欲が高まっているいましろたかしの「盆堀さん」を再読。これはやはり相当な名作だ。歳とっていくこと、色々なことが全然思うようにならないこと、でも何かくすぶるものはあり、「どうでもええわ」と吐き捨てつつダラダラ生きていく感。盆堀さんが50代ぐらいの女性を見て「おっマブい…」と心の中でつぶやくシーンが最高だ。

部屋の電気が切れ、電球を買いに夕方、小雨の町を自転車で走っていて言いようのないなんかどんよりとした気持ちになって立ち止まった。
思わずスーパーで発泡酒買う。

なんか良いことあるまでやり過ごすしかない。

酒場人のイベントが終わってしばらくは大きな催しもないので今はひたすら隠遁したい。

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# by chi-midoro | 2016-06-29 23:31 | 脱力