ブラックニッカ日々 2019-01-06

午前中、表参道の岡本太郎記念館に行ってみることに。
っていう話を昨夜していて、下の妹と旦那さんも一緒に行くことになった。
館内で合流する。
昔何回か来たことがあったけど、ずいぶん久々で、こんな感じだったっけ、とすっかり忘れている。
展示スペースはそれほど広くないんだけど「岡本太郎とジャズ」っていうテーマで、2階の1室が岡本太郎の絵を見ながらジャズが流れているのを良い音響で椅子に座って聴ける部屋になっていて、俺は今流れているのが誰の何なのか分からないけど、この場所最高だなと思った。

隣の展示室の岡本太郎のデザインしたスピーカーも、壁にかかっていた絵も、全部、まさに岡本太郎の絵といってイメージしたそのままっていう感じだったけどしかしこれが全部いい。抽選で1枚絵がもらえるとして、どれが当たっても嬉しい。ハズレなし、という感じ。グッズも色々売っていて欲しくなったけど、おとなしくガチャガチャだけやる。本当は「午後の日」というオブジェのミニチュア版が欲しかった。3500円ぐらいしたのでやめた。

庭で写真を撮って、表参道駅へと歩く。コムデギャルソンのセールをやっていて、モードな服装の人たちがたくさんいる。ピーコともすれ違う。ああ表参道。

この辺で軽く食事でもしたいけど、入りやすいような店あったっけなーと思ってふと路地の奥をみたら「ふーちん」という中華料理が見えた。近寄ってみると外に貼られているメニューがやけに安い。じゃあここにしようと入って、500円のラーメンを注文したのだが、ランチタイムはゆで卵食べ放題、杏仁豆腐もついてきてコーヒーも飲み放題、それで500円なんだという。メニューをもう一度見直したらやけに酒類が安く充実していて、店の造りといい、あれ?これは…?と、徐々に気づいたのだが、「すみれ」とか「竹ちゃん」とかの系列っぽいのだ。あそこが始めた中華料理店らしい。味がめちゃくちゃいいってわけじゃないけど、こんな値段で食事できる場所はなかなかない。これを表参道でやるっていうところにあのチェーンの謎さというか、戦略なのか、何かを感じる。

自分一人だけそのまま表参道から千代田線に乗って下北沢へ。

今日はオバヒロさん主催のイベントがTHREEであって、チミドロも呼んでもらっていて、ライブの時間が14時10分から14時40分までっていう、早めだったのでそれならその時間だけなんとか顔出せる!と思って行くことにした。ライブ久々。駅を降りて若い人がたくさんいる通りを歩いて、これからライブハウスに行くのかーと思うとどんどん緊張してきて吐きそうになる。

コンビニで焼酎を買って飲んでみたらそれでまたオエ~となって、どうしたものかと思ってたら、THREEの前にオレンジのパーカーを着たメテオさんがいて手を振っていて、そのまま外で少し立ち話。いつもと変わらぬメテオさんとしゃべっていたら気持ちが落ち着いた。ZOZOTOWNの社長が100人に100万円当たるっていう企画をツイッターでやっていて、その話や百田尚樹の話とか、嫌ーねーっていう話。

ライブの時間が迫り、THREEに入っていったら黄倉未来さんがライブしていて、それが、落語の芝浜の一場面が延々繰り返されているところに武田真治が急にサックスを吹いたり、ドリカムが出て来たり、みたいな、特定のパートパートが繰り返されたり、急に終わって、また後でふいに出て来たりするような一人劇で、ジュンヤさんが後で「テクノだ!」と言っていたのだが、なるほど複数のトラックが並行して走っているのをオンオフしているような感じが確かにあった。すげーななんだこれー!と思ってるうちにまた緊張してきて、カウンターでハナイさんがおごってくれたお酒を飲んでごまかす。

その後が自分たちの番で、今日はクスモがいないので自分が歌うことになり、歌詞おぼえてるだろうかと不安だったのだが、始まったらなんとかなって、すぐ終わる。大声で歌って楽しかった。急いでみんなにどうもどうもと挨拶して、今度は筆頭さんがごちそうしてくれたお酒をグッと飲んで去る。

そのまま水天宮前まで戻り、父の事務所でボーイズと再度合流。上の妹が子供を連れてきていて、夕方には父母も含めみんなで、箱崎エアシティターミナルの中にある龍鳳という中華に行くことに。有名なお店らしい。自分は初めて行く。

開店時間までターミナル内の100円ショップとかを見て過ごし、開店と同時に入る。円卓にたくさん並んで上の妹がガンガン注文して、「えっ!全部頼んだわけじゃないよね?」みたいにどんどん出てくる皿を少しずつ食べる。それがまた全部旨い。父母がご馳走してくれるということなのだろうが、すごい額にならないか不安だ。ホタテ旨かった。餃子も、ラーメンも美味しかったな…。紹興酒飲む。

結局会計はそれほどの額にはならずにすんだようで、「ここは美味しい割りにそんなには高くないのよ」とのこと。

事務所に戻ってもう少し飲んで、今日は早めに解散。ボーイズに「世界湯行ってみる?」と聞いてみる。「いやー」と言うかと思ったら「行く」という。世界湯のお湯はめっちゃ熱くて、それを知っているので嫌がるかと思ったが案外のり気だったのでひとっ風呂浴びていくことに。

肩まで60秒つかったらもうしばらくは寒さをまったく感じないほどの熱さ。ビリビリくる。サッと入りサッと出る。
すっかりあたたまって部屋に戻り就寝。

# by chi-midoro | 2019-01-12 01:49 | 脱力

ブラックニッカ日々 2019-01-05

神保町のジャニスに行く夢。
もう閉店したはずのジャニスだが、行ってみるとまだやっていて、店長らしき人が「こういうこともやっていかないといけないです」と弁当を作って売っていることを教えてくれる。中国の方が働いていて、中華系の弁当が安いようだ。
自分は唐揚げと麻婆豆腐の入った弁当をオーダー。
CD棚が並ぶ中央に厨房があり、そこで女性スタッフが調理してくれるが、最後盛り付けようとしたところで、麻婆豆腐が地面に落ちてしまった。女性スタッフは床に落ちたものをおたまですくって弁当に詰めようとする(悪いとは思って上の方だけすくいとろうとしている)自分はそれを見てしまっていて、あれを食べるの嫌だなーと憂鬱になってくる。

なんで連日、食べ物が床に落っこちる夢ばかり見るのだろうか。

上の妹から、今日休みだからどこか行くかと連絡がくる。
昨日、戸籍抄本をもらいにいった役所に築地の明石タイムドームっていう小さなプラネタリウムのチラシがあって、
そこではどうかと提案してみたら、果たしてそこに行くことになった。
混んでいるかなと思ったけどそんなこともなく、13時からの、ドラえもんが太陽系のことを解説するみたいなプログラムを見る。
30席ぐらいのこじんまりとしたプラネタリウムで、小学校の時に来たよねと妹が言う。覚えてない。

のび太が冬休みの宿題で宇宙のことを調べなきゃいけなくて、
ドラえもんの力を借りて、「流れ星ってなんで見えるんだろう」と、それは隕石のかけらが地球の大気圏に突入して燃え落ちるからで、だから月の上では流れ星は見えないのだ、というようなことが説明される。天井に流れ星がいくつも流れると妹の子どもが「ばーばのガンが治りますように」とお祈りしている声が聞こえた。

のび太たちがどこでもドアで太陽系の色々な星に行くのだが、遠い星から地球を眺めて、
ジャイアンが「うそだろ!あれが俺たちのいる地球!あんなにちいせーのかよ!」と驚くところがあって、
天井いっぱいに星が輝く中で、本当にそれがほんの小さな点で、その小ささを見ていたら涙がこぼれて止まらなくなった。
見てると泣きそうになるのでそのままもう寝ることにして、30分ちょっとでプログラム終了。
入場料は300円と安くて、なんで今までこなかったんだろうと思う。
そこを出て築地本願寺にでも行ってみようと歩いていたら、途中に「あかつき公園」という小さな公園が見えて、
タイヤがたくさん積み上げてあるのが見え、あれ、ちょっと面白そうだなと思って近づいてみたら、
廃タイヤを使った遊具や、山のような形の滑り台がある、子どもにとっては最高に遊べる公園で、
ボーイズや妹の子たちが延々はしゃぎまわっていた。

1時間ぐらい遊んで本願寺へ。
焼香してお祈りするのが本願寺のスタイルなのか、お香のいい香りが漂っていた。
参拝の記念に、と、本願寺の今年の一字だという「光」という字を書いたしおりを配っていた。
なるほど「光」。
光って新しい元号になりそうな気がする。Kから始まるので他ともかぶらないし。
「光正」とか。なんか。

築地の市場も見てみるかと歩く。
マグロの刺身の安いパックとか売ってないかと思ったけど、そういうのは見当たらず、妹が玉子焼きを買う。
すしざんまいの前に人だかりができていて、テレビ局のカメラが何台も来ている。
店の中に社長がいるのが見えた。

どうやら、社長が3億何千万円かでマグロを競り落としたというのがニュースになったそうで、それを食べにきた人が列を作っていたらしかった。

築地駅から日比谷線で人形町駅へ戻り、父の事務所で今日もダラダラと飲み会。
タイミングを逃して朝から何も食べておらず、母の肉じゃがをガブガブ食べる。

夜には下の妹夫婦もきて、また割と遅くまで飲み食いした。

# by chi-midoro | 2019-01-07 18:00 | 脱力

ブラックニッカ日々 2019-01-04

6畳が8畳か、そんな広くない部屋にいる夢。
カエさんと一緒で、部屋の端から端まで何秒で走れるか計ってみようという話になる。
カエさんがジャンプするように部屋を走って、1秒ちょっとぐらいの記録。
今度はチャーハンと競争しようということになり、
フライパンの中に作ってあったチャーハンをぶわーっとぶちまけるのと人とで、どっちが部屋の端まで先に行けるかで勝負する。
当然のことながら床にチャーハンが散らばり、どうしようか…と思う。

朝、日本橋の出張所で戸籍抄本をもらう。
今度パスポートをもらうための、まずそのために戸籍抄本が必要で、
それを取りに来た。5分ぐらいで受け取ることができ、
これが大阪からだと郵送で手間もかかったのですぐ済んでよかった。

天気が良い。
せっかくだしと出かける先を探し、弥生美術館に行ってみることに。
11時ごろに部屋を出て根津駅へ。
バロン吉元展をみた。
昔の劇画調の絵もいいけど、ここ最近の巨大な作品のめちゃくちゃ書き込みが細かくて、
世界観も全然よくわかんないような、胎児らしきものと、刀を持った美女が繰り返し出てくる大作がすごい。
例え安く売られていたとしてもまったく買いたくはないのだが、ここまで行ったら何も言えないというすごみがある。
サガノヘルマーの世界が神の域まで達したような感じ。
ボーイズは怖がっている。
お色気的な絵もたくさんあったのでまだ早かった感あり。
ポストカード買って出て、東大の学食で昼ご飯。
味噌ラーメン380円。かけそば240円など。
そのまま本郷側へ出て、ジェットコースターのレールを目印に後楽園まで歩く。

東京ドームシティのギャラリーAaMo(こんなとこにギャラリーがあったのを初めて知った)で、
バッドアート美術館展、というのをやっているとアーバンのママから教わって、行きたいと思っていたのだった。
リサイクルショップなどで二束三文的に売られていた、誰が描いたのかもはっきりしない素人アートの美術館がボストンにあって、その収蔵品を集めた展覧会。
入ってみると、例えば、風景を一生懸命描いてはいるがどうにもパースがおかしかったり、笑顔の犬らしいけど気味が悪かったりするような、確かにこれはひどい、と思うような絵ばかりが並んでいる。ボーイズは「なんやこれ!」と、こっちの方が楽しそうだ。
しかしホント、中にはちょっと上手な絵もあるのに、決定的に何かが足りない。この足りなさはなんなんだろう。良いものとどうでもいいもののがあって、それを分けているのは何なのか。やっぱりどうしても、土産物屋で売っている、微笑んでいるおばあちゃんの人形とか、絶対にいらないものがある。こんなに割と何でも欲しい自分でも全然いらないもの。それはなんでいらないんだろうか。理由を考えてみても明確な答えが見つからない。これらがバッドなのかも実はよくわからないし、もうダメだ。
見ているうちにどんどん自分の美意識が崩壊していくようなヤバい展示だった。
犬のポストカード買って帰る。

ボーイズが遊園地行きたいと言い出したので、入園料のかからないゾーンの、三方が壁になってボタンがたくさん並んでいて、ランダムに光るボタンを叩く、みたいなゲームを並んでやる。一人一回420円。1分間で終わり。なんというボロい商売。かなり高いところまで登ってシューッと落ちる、後楽園に昔からある落下傘に乗ろうよと誘ったが拒否される。あっちの方が怖くて面白い。

ドームの方へ歩き、バッティングセンターへ行ってみるが、昔みたいに子供が遊べるコーナーがあるような場所じゃなくなっていて、キレイになっていた。せっかく来たしと思って400円払って一回バッティングした。110Kmのバッターボックスしか空いてなくて、打てないかも、と思っていたが案外打てた。前には全然飛ばず、当たりはする、という感じ。ボーイズに褒められる。

そのまま水道橋から神保町まで歩き、三省堂でマンガを買い与えたり、東京堂を少しのぞいたりした後、神保町から新宿線で森下まで行き、下の妹の家にお邪魔する。数か月前から旦那さんと住んでいる部屋で、初めてお邪魔した。古い建物をオシャレにして暮らしていた。たこ焼き焼いたり、雑煮を食べたり。

20時半頃解散して、部屋まで歩いて帰る。今日はやけによく歩いた。
父の会社をのぞいたら今日から仕事始めで、お得意さんたちと飲んでいたようで、寄っていけと言われて一杯飲む。
昨日に引き続き内藤さんにも会う。
みんなだいぶ酔っ払っている。
何言ってるんだかよくわからないけどみんなめちゃくちゃ話しかけてくる!みたいな感じ。

部屋に戻って熱いお風呂に入って寝る。

# by chi-midoro | 2019-01-07 15:49 | 脱力

ブラックニッカ日々 2019-01-03

9時15分に家を出て新大阪駅へ。
ボーイズと東京へ帰省する。
起きた時から絶不調。
一応、コンビニで缶チューハイを買ったものの結局飲むことができず、
とにかく波のように去ってはまた近づいてくる不快な感じを目をつぶってやり過ごす。
ウトウトしながら、そろそろ富士山かなと思ったら富士山が見えた。
それだけ見てまた寝る。

11時半に東京着。
水天宮前駅に向かい、父の事務所で妹たちと合流。
こういう時は母が色々と惣菜を用意するのが習わしなのだが、
抗がん剤の副作用かやはり少しダルさがあるようで、なので、一切いらないとみんな言ったのだが、結局、肉じゃがだの納豆汁だの作って持ってきた。
それに加えて近くのオリジン弁当で買ってきた惣菜、ピザーラのピザなど、食い切れるのかという量の食べ物をテーブルに並べ、飲み食い。
夕方頃には妹の同級生だの、内藤さんだのも加わり、ガヤガヤして賑やかな宴となった。
母は少し早めに一人で帰宅。
子宮頸がんの疑いありと診断された上の妹も、近々病院に行って数か月先には手術しなきゃいけないらしいのだが、
いつも通りガブガブ飲んで食べている。
まだ今のところは一見、いつも通りの新年会だ。
父は母の病気もあり、例年より「自分がしっかりしなくては」と思っているのか、最後までしゃんと飲んでいた。
いや、かなり酔ってはいたが、最後まで務め上げるぞという気概を感じた。
俺はちびちびとしか飲まずにいたので特に酔うこともなく、片付け係に。
下の妹の旦那さんが急に酔って眠り込んでしまい、なんだか妹もヘロヘロで二人で丸まっていたが、
お互い励まし合って帰って行った。
皿洗って鍵をしめて部屋へ戻る。
いつもより早く寝る。

# by chi-midoro | 2019-01-07 14:27 | 脱力

ブラックニッカ日々 2019-01-02

13時半頃に家を出て大阪駅へ。
大阪に帰省してきているひなこさんと改札前で合流し、合流したが目的地は全然決まっていなくて、
そのだ競馬にでも行ってみようかとふと思い、調べたら今日からやっていて、
でももうレースが全部終わってしまう時間かもしれないと思ってやめ、アテはないが十三に行ってみることに。
最近どうですかというような話をしながら十三駅前を歩く。
町は静かだが駅前の飲み屋はチラホラやっている。
とりあえず七藝側に出て、お正月らしいBGMが流れている商店街をずっと真っ直ぐ歩き、
引き返して駅前の路地の串カツ屋で瓶ビールを2本飲む。
「ごめんね!バタバタしてまして」と、店は人手が足りないのだろう、
厨房に食べ終えた皿がまだ山積みになっているような状況で、楽に出してもらえそうなおでんを少し注文した。
その店を出て、線路をくぐった反対側へ出ると、そっちの方が賑やかである。
なんでだろうと思って進んでいったら、今まで気づかなかったけど商店街の先に神津神社という神社があって、
そこに初詣に行く人で賑わっているのだった。屋台も数軒出ている。
ゲソ焼いてる匂い。
初詣をしている人を後ろから眺め、たまに夏祭りなんかで見かける、十二星座とか生年月日占いの紙がラックにずらっと並んでいて、お金を払って好きにとる、おみくじみたいなものの自分の生年月日のを一つ買う。買うというか引く。100円。
中を開くと2枚の紙が入っていて1枚には「あなたの性格」と書いてある。
あなたは人に雇われるよりも自分で事業をする方が向いている、というようなことが書いてある。
もう1枚は運勢で、今週いっぱいはツイています、というようなことが書いてある。
なんともありがたみが薄くて面白い。

そのまま歩いて淀川を渡る。
長い橋を渡っている途中でちょうど日が沈み、川がオレンジだった。

中津から中崎町、天満へと歩き、天五の「かどっこ」があいていたので入る。
キムチ鍋とビーフシチュー春巻き。
ここは東京の大衆酒場の良い部分を引っこ抜いて煮詰めたような店で、ホッピーも三冷、下町チューハイなんかもある。
料理も安く、凝っていて旨い。
日本酒のふるまいがあって得した。

しばらくいてまた歩き出し、天満宮へ行ってみたけどもう閉門していて、
引き返して商店街沿いの鳥貴族に入る。
23時頃までしゃべって環状線に乗って帰る。
ずいぶん長く歩いて色々しゃべったが、話の中で料理のことがでてきて、
自分は鍋料理が好きで、余った汁に、それまでに入れた色々な具材のダシが出ていて、その汁にすべての旨さが詰まってると思うからもったいなくて捨てられない。食べきれなかったら小鍋にとっておいて翌日スープにして食べる。というような話になった。
ダシを信奉している、“ダシ信仰”だ、という話になって、鶏ガラを買ってきて何時間も煮詰めるのが楽しいのもそれだし、ラーメン屋さんを志すような人はみんなダシは神、みたいに思っているんじゃないかという。
ダシ最高。と話しているうちに、自分のダシ信仰は料理に限ったことじゃなくて、だいたい自分は本読もうが映画みようが記憶力がボロすぎてほとんど忘れてしまう。経験したこともどんどん忘れていくのだが、それらからダシが出て、旨みが増していってるんじゃないかという、ぼんやりとした思いがあった。
昔読んだ田口賢司という人の小説に、あらゆるものが自分の中でミキサーにかけられて、その上澄みが自分を作るんだ、みたいなことが書いてあった覚えがあり、そこが好きだった。
それみたいに、形に残っていない、自分を通過していったものが自分の中にかすかにでも残っているはずだと信じたい気持ち、それがダシ信仰なのだ。
この考えはすごく楽だ。がんばって覚えている必要もない。それにどんな些細なことにも意味があったと思える。

# by chi-midoro | 2019-01-07 14:11 | 脱力