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ブラックニッカ日々 2019-05-20

昼、「福寿」に行ってみようと思う。
この前の記事の御礼を店長の小林さんに言おう、突然取材させてもらって色々聞いて、それをたくさん記事に書いてしまったのでもしかしたらご迷惑だったかもしれない。野暮だったかもと思う。

浜町から笹塚まで出て、この間ぶりの商店街を歩き、のれんが出ていてホッとして店内へ。
窓も開けっぱなし。今日は涼しいのでそうしているのだろう。
カウンターに座る。大将に気づかれることもなく、一瞬怖いおじさんかなと思うあの感じ。
「面倒なんだよなー!」とこの前おっしゃっていた上五目ラーメンを頼む。
上五目ラーメンにすると一気に食べ応えがある。麺の量も増えたような気がする。
しかし旨い。これよこれこれ。

食べ終えて会計をしてもらい、お釣りをもらったところで「あの、この前の」と挨拶をしたら
「ああー!あのスマホで見るやつの、大阪のスズキさん?」と聞かれ、「あれ評判よかったみたいだよ。流れるような文章だったね、いや、お礼を言いたかったから会えてよかったよ」と言われてホッとする。
「卓球さんがリツイートしてたよね?」
「そうみたいですね。すごく私もファンなので、光栄でした」
「スズキさんはあれ?音楽をやってるの?クラーク内藤さんと知り合いだって?」
「え!クラーク内藤さん、はい!知ってます!イベントに一緒に出たり」
「スズキさんはテクノなの?」
「そうですね、電気グルーヴも大好きです」
「あーそうなんだ、卓球さんはテクノだもんね。クラーク内藤さんはパンクでしょ?そうかそうか音楽もやってるんだね」
「いや、趣味というか」
「この人はね、プロのカメラマン。TBSの」
と、テーブル席にミニ三脚にカメラを立てていた男性のことを大将が指差す。
「そうなんですよ。今、福寿を撮らせてもらっていて」と言う。
色々聞くと、「郷愁の街角ラーメン」の「福寿」の回も撮影したりしたカメラマンの鈴木さんという方で、今、福寿に定期的に来ては長い時間カメラを固定してまわし、ゆくゆくは映画を作りたいのだという。
「鈴木さんと鈴木さんだね」と大将。
名刺を交換する。

カメラマンの鈴木さんが「あ、ちょうど今日、福寿の映像のダイジェスト版を大将に見てもらってたんですよ。よかったら見てもらえませんか?」と、アップルのノートブックで5分ほどの映像を見せてもらう。
音はあまり聞こえなかったけど、「これはね、大将が女性の話をしてるところなんです。そんな話ばっかりしてるんですよいつも」というから、昔モテた話なんかなのかも。綺麗な映像で、福寿に流れるのんびりした空気を大事にしたようなものだった。

いい映像ですねー!と言うと、「今まだこれから色々考えるところなので、よかったら色々アドバイスをもらえませんか」と言われ、まあ自分が役に立てることはないにしても、そんなことを口実にまた福寿に来れるのは嬉しいなと思う。

また来ますー!と店を出て、笹塚駅前の本屋で少し立ち読みして新宿へ。
今日は19時にひなこさんと新宿で待ち合わせをしていて、
まだ時間は14時ぐらい。全然時間があるけどせっかく新宿だし、このままいようと思う。

映画館でポップコーンが食べたいと思って、何か面白そうなのやってないかと金券ショップをジロジロチェック。
しかしなんか名探偵ピカチュウみたいなのしかない。これといってピンと来るのがなくて、単館の映画館を検索したら、シネマカリテでやっている「ある少年の告白」という映画が面白そうだった。

で、改めて金券ショップを見たら、シネマカリテ割引券みたいなのがあって、500円引きで見れるらしい。
「これください」と言うと、「これはチケットがつながっていて、切り離すと無効なんです。とりあえず今、4枚分2000円をお支払いいただいて、見終わったらここにお返しいただき、その際に残り3枚分の代金1500円をお返しいたします」という。そんな仕組みの券が売られているのか。

あと5分ぐらいで上映時間で、走りまくってシネマカリテへ。
金券出して追加で800円払って映画を見る。これで1300円。
トイレにも行きたくて飛び込み、トイレ出てポップコーン探すも、無し。
ポップコーンが食べたくて来たのに!まあ仕方ない。

「ある少年の告白」は、厳格なクリスチャンの間に生まれた青年が自分が同性に惹かれるということを知り、それが親に知られて、同性愛者の更正施設に連れていかれる。「同性愛は悪で、欠陥なので、それでは神の道を歩くことはできない。ただ、神はそんな人間にも更生の機会を与えてくださる。自分の中の欠陥と向き合い、それを乗り越えて正しい人間になるのだ」というようなことを教え込まれる。

まず、でっかい紙に自分の家系図を書かされる。
両親、祖父母、親戚とか。そしてその一人一人に自分を同性愛者にするような要因を持った人間がいないか書かされる。
誰々おじさんはアルコールに溺れていた、とか、誰々は精神的な病を抱えていた、とか。

その施設の職員ももともとは同じく同性を愛していて、しかしプログラムを経てそれを乗り越えた者たちだという。

滑稽なほど人間性を無視したプログラムばかりで、例えば、10人ぐらいいる入所者を庭に連れ出し、代表者を一人選ぶ。
「腰に手を当てている逆三角形の形が男らしい姿だ」みたいに教官が言って、代表者に「男らしい順にメンバーを並べてみろ」と、腰に手を当てたメンバーに「男らしい順位」をつけさせる。

自己啓発セミナーみたいに「自分がなぜこんな人間になってしまったか」を文章にまとめさせられ、みんなの前で懺悔させられる。
それでも同性愛の欲望に勝てなかったメンバーは聖書で叩かれる。というように、なんか、自分の中にまるで悪魔が棲んでいるかのように扱われ、それを追い出すように迫られるのだ。

主人公は最終的に教官に「父への恨みを吐き出せ」みたいなことを言われ、「自分は父を憎んでなんかいない」「いや、嘘をつけ!」と叱責され、ついに施設を飛び出すことにする。管理されていたケータイ電話を取り返し、母に迎えに来てもらって施設を出ていく(その際に逃走を手助けしたメンバーは後に自殺してしまう)。

母は「お父さんに言われてあなたをこんな施設に入れたけど、それは自分の判断ではなかった、何も言い返せなかった」と後悔し、ありのままの息子を受け入れようとする。そこから一気に年月が流れ、主人公は同性愛だのなんだの関係なくそれぞれの違いが違いとして受けいれられるような環境にいるらしい。そこで主人公は更正施設で経験したことを書き、それがメディアに取り上げられ、今度本になるらしいことが描かれる。

で、主人公はこれから親元から遠い場所に引っ越していくところで、最後に父に会いに行く。父は大勢のクリスチャンの前で説教もしているような人で、息子のことを受け入れることがどうしてもできないでいる。主人公が父に「僕は何度も変わる努力をしたけど無理だった。その僕を失いたくないと父さんが思うなら、変わらなきゃいけないのは父さんだよ」と言う。父は「(変われるよう)努力をする」と言って、二人が歩み寄るようなところで映画は終わる。

スタッフロールが出る前、実際の主人公の写真がダーンと出て来て、彼はパートナーと結婚して平和に暮らしている、みたいなのがコメントが出てきて、その後に、施設の教官がその後、同性と結婚したということも知らされる。

でも施設のその教官も、キリスト教の教えの上で同性愛を否定しなきゃいけなかったわけで、根っからの差別主義者では全然なくて、見ていて、腹が立つような存在というより、むしろ最も可哀想な人というような気がした。

同性愛に対する、「常識」とか「普通」を振りかざすヘイトの目と戦うのとはまた違って、自分が信じる教えの中で自分が否定されるという複雑な悲しさが映画に出てくる人に共通してあって、そこが物悲しい。みんな敬虔な信徒で、敬虔ゆえに困っている。キリスト教の中での同性愛の位置づけは宗派・教会によってかなり違うようで、そこはまったく不勉強である。ここ10年ぐらいの中の変化だってありそうだ。なんか本読んで勉強してみたい。

映画が終わり、金券ショップに残りのチケットを渡して返金してもらう。
ようやく肩の荷が下りた気がする。

紀伊国屋書店で立ち読みしていたらひなこさんから仕事が終わったと連絡あり。
本屋の前で合流。ベルグでも、と思ったが「この人ごみ疲れるね」ということになり、ふと「中井」を思い出した。
西武戦ですぐだしなんか今日にちょうどいい、と思って中井へ向かい、錦山へ行ったけど休みで、前から行ってみたかった「権八」へ。赤塚不二夫のお気に入りメニューが表示されていたり、タモリの写真があったり、久住昌之さんのサインもあった。

広々とした座敷席。
付きだしが皿うどん。こういうの大好き。
茄子焼いたのとか、刺身とか、セロリとか、どれも美味しかった。
酒はいつも通り、ゆっくりちびちび飲む。

ひなこさんの仕事の話とか、最近のことなどなんだか色々話し、外に出ると雨。
今日は朝から天気予報で夜から雨だと言っていて家を出るときからビニール傘を持っていた。
ようやく雨だ。
錦山に行こうとして開いてなかったその時に、高速道路の下の雨の降らない広場を見つけていて、そこで缶チューハイを飲んで帰ることに。誰もいなくて静かでいい場所だった。

23時頃解散して帰路につく。

# by chi-midoro | 2019-06-03 16:48 | 脱力

ブラックニッカ日々 2019-05-19

午前中仕事。
昼過ぎに空腹となり、外に出てみる。
生駒軒の前を通ってみるが、まあやってない、わかっている。
それで水天宮の方まで歩いて、西北拉麺みたいな、アジア麺の店に行ってみるもあいてない。
「いなせ」は開いてるけどなんかいやで、牛丼もなーと思いつつ、小舟町の方まで歩いていく。
「うさぎ」というつけ麺屋に行列ができているけど、並びたくない。
「ひるがお」は休み。「火の豚」も休み。
引き返して「あづま軒」も休み。日曜休みの店ばかりだ。
「しばらく」は開いているけど、なんか最近豚骨ラーメン食べるとお腹壊すという自分の中の迷信じみたものがあり、浜町の方まで歩いてきた。一回も食べたことのない「ハッスルラーメン」っていうラーメン屋へ入ってみる。
「ハッスル野菜ラーメン」という、野菜がたっぷりらしきものを注文。
旨い!っていう感じでもないが、こういうものだよな、と思いつつむしゃむしゃ食べる。

食べ疲れて部屋に戻って寝る。

19時前、実家に行き、肉食べたり味噌汁食べたり。
缶ビール飲んでウイスキー水割り飲んでダラダラ過ごす。
23時過ぎに部屋に戻り、泊のCDを聴きながら寝る。

# by chi-midoro | 2019-06-03 15:14 | 脱力

ブラックニッカ日々 2019-05-18

ぷらっとこだまのチケットで東京へ向かう。
眠りに眠る。
クーポン券で氷結ロング缶を買ったけど、飲み切れず半分捨てる。

14時過ぎに東京駅に着き、ラーメンストリートの中の味噌ラーメン専門店に入る。
いつもこの一角でラーメン食べてもなぜかあんまり記憶に残らないのだが、この味噌はうまかった。

今日のチミドロのライブ会場「ひかりのうま」がある大久保駅へ向かう。
他のみんなよりだいぶ先に着いてしまい、コンビニでトイレ行ったり、また同じコンビニに入り、雑誌読もうとしたらテープ貼ってあって、一度出て、また入ってミンティアと焼酎プラボトル買って外で飲んで、みたいにして時間を過ごす。
大久保駅ってあまり来たことない気がする。
駅前からしてネパール、タイ、韓国料理、日本式酒場、スナックなどなど混ざり合っていて面白い。
こうやって混ざり合って行く方が絶対面白いと思う。
路地に立っているとスパイスの香りダシの香り、めちゃくちゃに漂っている。
ナショナリストは外国料理の店が増えていくのも嫌なのだろうか。

そろそろか、と思って会場へ入るとまだマスターが一人。
俺一人でセッティングできることもないので、立って誰か来るのを待つ。
イッチーが来た。ついでトミータが来た。
ジュンヤ、ハナイさん、そうしてセッティングをして、リハーサルをさせてもらい、
それが終わるころ、泊の武村さんがきて「おう!なおさんー!ご無沙汰ー!!」とめっちゃ話しかけてくれる。

泊のリハを見る。
参助さんに会うのは初めて。歌声を生で聞くのも初めて。
すごい。目の前にいるのにラジオから出てくるみたいな。
色んな声色を使える。
さっきまでインドネシアの音源をディグっていたという武村さんのギターを聞いていて、それこそ最初に泊を聞いたとき、ノスタルジー志向をめちゃくちゃに極めた音楽で、かつての日本とかを強烈に好きでやってるのかしらと思ったが、こうしてリハを聞いていると、かつての日本へと収束していこうとするような感覚というよりはむしろ、今民謡のレコードを掘り返して、世界中の土着サウンドと並列に日本の土着を並べてみようとする方向性があるみたいに、泊は世界中の土着歌謡と日本の戦前歌謡の間に風を通そうとしているかのようだと思えた。
だから聞いていて、日本の音楽を聴いているなー!とか、日本の古き旋律が再現されているなー!とか思わなくて、まだちゃんと聞いたことのない知らない国の音楽を聴いているかのように思える。例えば武村さんが急にトルコの民謡とかを弾きだしても全然違和感なくつながる。

すっかり泊のリハで痺れて、そろそろとみんなで地上へ出て、コンビニで買った酒を駅近くの極力邪魔にならなそうな隅っこで立って飲む。
イッチーは豆腐買ってきて立って食う。
そこにはっとりあつしさんも来て、ひなこさんも来て、賑やかに。
リハを終えた武村さんも現れ、みんなで立って色々話した。
それがなんかすごくよかった。
過剰にワハハハハハ!みたいな風でもなく、ちょうどいいのだ。

会場はそんなに広くないから、お客さんが中で、出演者はむしろ外にいた方がいいかぐらいの感じになり、気づけばかなりの時間、外にいた。
場違い感のあるチミドロも、緊張しつつなんとか進み、「ただの錯覚」に武村さんがギターで参加してくれるという思い出シーンも
(途中、武村さんがドンドンアンプの音をあげていくのがよかった。最後爆音)。

そして、泊の演奏の最後の方だけ聴くことができた。
すごく良い。

イベント終了後、CD買って参助さんにサインをいただく。
手塚治虫賞の授賞式がもうすぐで、はっとりあつしさんと古い付き合いの参助さんは、はっとりさんも授賞式に一緒に来てもらうらしい。面白いつながり。

ヨシコさん、ESVのはじめさんも終わり際に来てみんなで乾杯。
気付けば酒が進んでだいぶ酩酊しているミヤマッチとちゃんと終電で帰ろうと、飯田橋で東西線乗り換えだーと、改札を出た目の前に屋台が。
「郷愁の街角ラーメン」っていうBSの番組でも映ってた屋台だ!と思ってミヤマッチに「いいねーああいうの」と言うと、「食うでしょ!」と言う。「でも今日はダメだな。終電がもうすぐ」「いやタクシー代出すから食おう」と屋台に寄ることに。
ラーメンすごく旨かった。

そこで屋台の大将にミヤマッチが色々なことを聞くのだがことごとく刺さらないというか、まあ、こっちが酔っ払いの雰囲気丸出しなのでそうあしらわれたのかも。
「大将、こんなところで屋台やっててなんか言われないんですか?」とか、またミヤマッチがよく聞くよなってこと聞くんだよな。
「大将、この味噌ラーメン、味噌こだわってるんですか?麹とか?」「……そんなこと聞いたってしょうがないじゃない」、
「ゆで卵はその都度カラをむくんですね、あらかじめむいてあるんじゃなくて?」「……うん」みたいな。
笑えた。

タクシーで人形町まで乗って行って解散。
ハナイさんが何度も「今日は完璧な一日だなー」と言っていたけど、なんか自分の心と体にフィットするようないい一日だった。

# by chi-midoro | 2019-06-03 11:12 | 脱力

ブラックニッカ日々 2019-05-17

午前中がんばって仕事。
昼は冷蔵庫の生麺に野菜乗っけた自作ラーメン。
最近スープ(といっても醤油とみりんと中華ダシみたいな)のバランスがわかってきた。

15時に一度シカクへ向かい、物販用の荷物運びを手伝いつつ日本橋へ。
今日はロフトプラスワンウエストでラズウェル細木×久住昌之の対談イベントがあり、
自分は進行役として呼んでもらったのだ。

17時にラズ先生と合流して飲む予定だったが、荷物の搬入で少し遅れてしまう。
有給休暇をとってのぞんでいたヤマコさんが正宗屋のカウンター席をとっておいてくれて、
ラズさん、ヤマコさん、シブメグさん、みゆきさん、俺の5人でしばし歓談。
先日のたこ焼きツアーの振り返りなど。
1時間ちょっと飲んで会場へ向かい、ラズ先生の持ってきたスライドの順番を並べたりして準備する。
準備っていうほどでもないけど。

しばらくして久住さんも到着し、楽屋で少しお話し。
イベントがスタートすると進行役として自分も壇上にいて、なんか申し訳ない。
見に来た人が写真撮る時に邪魔な気がする。トリミングしやすいようにできるだけ端にいる。

久住さんもラズさんも酒や食べ物に対してあーだこーだ言ってみることをエンタメに昇華していると思うけど、スタイルが結構違って、久住さんが割とストイックというか、ポリシーがあって、なんでそんなポリシーを持つに至ったかっていう話とかポリシー的に「これが許せないんですよ!」っていうのが全部面白いような感じ(考えてみれば「新さん」も「ダンドリくん」も、全部こだわりの話だもんな)で、ラズさんもこだわりはもちろんあるんだけど、ラズさんの場合はそのこだわりが揺らぐことを結構楽しんでいて、「ああ、これもこれでいいですね」とすぐ受け入れてしまったりする。その揺れ揺れが好きで、だからこそ自分のようなものとも気軽にお話しして下さるんだと思うのだが、どちらもどちらのやり方があり、お互いに尊敬しあっているような雰囲気でよかった。

それにしても食の分野では久住さんのやってきたことはかなり大きいんじゃないかと思う。
大衆食堂、大衆酒場、銭湯、家で作る適当なメシ、そういう雑なものに価値を見出した。
その最初期の人という感じがする。

イベント終了後、本棚にあったのを持ってきていた「かっこいいスキモノ」と「新さん」にサインをもらう。

久住さんが会場での打ち上げで、「おすすめの店」とか「店の点数、順位」みたいなものを聞かれたり、みんなが知りたがることにすごく反発を感じると言っていた。それぞれがそれぞれのやり方でたどり着くから意味があるんだというようなことだった。
確かに、その美味しいとこだけをかすめ取るような、名作文学を1分で読む、みたいな意味のなさってある、でも好きな人の好きな店を聞いて行ってみるのも俺は好きだ。自分しか好きじゃないかもなこれ、っていうのも、みんなが好きなのも両方興味あって、ずるいのかもしれないけど。

ラズ先生が京都へ帰る電車の時間が迫っていて、「大阪にビジネスホテルをとればよかったですよー」と言っていて、ロフトの松井さんに伝えたら、「近くのホテル聞いてみますよ!」といって、部屋をとってくれた。で、ラズ先生はもう電車を気にせずいられるようになって、久住さんも「よし、せっかくなんだし飲みましょうよゆっくり」と喜んでいて、そんな中、俺は明日の朝が早いため終電で帰ろうと思い、「なんだよー帰るのかー」みたいな感じになって、後から「失礼だったかな、ああいう時は先輩に付き合わなければいかんよな」と思った。

しかし外に飛び出し、なんとか天六までの終電に間に合って歩いて帰った。

# by chi-midoro | 2019-06-03 10:43 | 脱力

ブラックニッカ日々 2019-05-16

ずっと寝てる。
起きてまた寝る。

昨日、「明日大阪でパスコアールのコンサートいかない?」と声をかけてもらい、急きょ行くことに。
ボーイズにご飯作って急いで出る。
会場は「大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)」っていう聞いたことのない場所で、調べてみたら大阪城公園に近いみたい。
チャリで行ける距離なのでそうする。

ガキさんから連絡がきて今日の21時頃から飲まないかという。
「あ、ちょうどその時間に大阪城あたりにいて」と返すと、ガキさんもまさにそのパスコアールのライブを見に行く予定らしかった。
会場で合流しようということにして、会場に着いてガキさんを見つけた瞬間、
「お!ナオ君」と声をかけられて、振り向くと山口二大さんだった。
二大さんはもう10数年前、渋谷の会社で働いている時の俺のチームのリーダーで、
その会社は今思えば強烈なパワハラ&モラハラワンマン社長がやっていた会社で、
幼稚だが執拗な社長のイビリによって次々ひとが辞めていくような場だった。
自分もそれの対象になって最後はやめたのだが、二大さんはリーダーゆえにめちゃくちゃ大変で、かなりタフで柔軟な人なのにそれでも辞めていった。
その二大さんは、近年京都に住んでいるとFacebookでフレンドになって知ってる、ぐらいの感じではありつつ、会ったことはなかった。
いつか飲もうなんて言いつつ。

それがこうしていきなり会ってみて思ったのが、まるで先週も会ったかのような感じなのである。
見た目が全然変わってないということもあるし、二大さんの柔軟な雰囲気もそのままで、今は左官屋をして、山奥で畑を耕しているそうだった。そうだ、昔からスペクテイターに文章を書いたりしていたといっていて、ちょっとそんな、アウトローな雰囲気がある。
会場脇で売っているコロナビールで乾杯して記念写真撮る。
今度京都で飲もうと話す。「村屋が最近新しくなって良いんだよー!」とのこと。

なんか二大さんを見ているとハナイさんを思い出す。
自分の中ではどちらも会社で出会った面白先輩という感じだ。

パスコアールの演奏は、2時間弱ぐらいで、すごかった。
どこかで読んだ文章の受け売りみたいだが、すごい単純で適当な即興(おもちゃの楽器なども使いながらの)が繰り返され、そこにまた別の楽器があいの手のように加わって、ある時それがスパークするようにビタッと融合し、カチッとしたフレーズになる。そしてまたバラバラになったり、パスコアールの右手か両手か、上から下へ半円か円をシュッと描くような動きにより指示でフレーズが切り替わったり終わったりする。ある曲では、一回みんながあわさって同じフレーズを奏でているのをパスコアールが一度やめさせて、別の展開にし直していた。それを演奏中にやっていく。
パスコアールはコロッとした体でもう80何歳だというから立っていて大変じゃないかと思うのだが、ステージをうろうろしたり、とにかくずっと立っていて、ピアノを弾くときだけ座っていた。そのピアノがすごいよかった。あと、なんかスキャットみたいなのもかっこよかったな。
ステージ上に4人いる演奏者たちと目で合図したり直接耳打ちしに行ったり、笑ったりハイタッチしたり握手したりを演奏中にダラダラやっていて、最高だった。
椅子のあるちゃんとしたホールだったんだが、気づけば通路に人が立って踊っていて、ちょっとそうしてみたかったけど、立ち上がるタイミングがつかめなくてずっと座ってみていた。

一回だけアンコールがあって、2回目はなくて会場が明るくなり、二大さんはベロベロによって呂律がまわらなくて、とにかく挨拶だけして外へ。ガキさんと京橋駅の方面へ向かいつつ、コンビニで酒とつまみを買ってそこら辺に座って話す。
最近の話など。
大阪はこれから堺が面白くなるんじゃないか、とガキさんが言っていた。
23時前に解散。


# by chi-midoro | 2019-06-03 10:18 | 脱力